レゴ ハリー・ポッター ホグワーツ 天文台の塔 75969をレビュー! 天体望遠鏡や天球儀も再現

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レゴ ハリー・ポッター ホグワーツ 天文台の塔 75969をレビューする。レゴ ハリポタ 天文台の塔は、ネビルやルーナやヘドウィグを含む9体のミニフィグが付属し、5階建ての天文台の塔を組み立てることができるセットだ。

ミニフィグはルーナ・ラブグッドやラベンダー・ブラウンなど、女性陣のミニフィグが充実している。羽根を広げた珍しいヘドウィグも必見だ。そしてホグワーツの天文台の塔には天体望遠鏡や天球儀を完備。天文台の塔らしい要素をしっかり楽しめる。

レゴ(LEGO) ハリーポッター ホグワーツ(TM) 天文台の塔 75969

目次

ホグワーツ 天文台の塔を組み立てよう! 971ピースでシールもある

パッケージの表

パッケージの表。以前レビューしたホグワーツの大広間ホグワーツの時計塔が建ち並ぶ夜の魔法世界を背景に、今回のホグワーツ 天文台の塔がプリント。そのそばをヘドウィグが飛行していて、羽を広げた新しいヘドウィグが登場したことをさりげなくアピールしている。

パッケージの裏

パッケージの裏。ここではホグワーツ 天文台の塔を裏から見た様子が印刷。幾つもの部屋や施設があることや、追加されたイメージによって内装とアイテムが充実していることを知ることができる。また、ここでもヘドウィグがちゃっかり飛んでいて、これまでとは羽根が違うことをもう一押しする感じでかわいらしく強調している。

ホグワーツ 天文台の塔のピース数

ホグワーツ 天文台の塔のピース数は全971。箱を開封すると中からは6つの袋に分かれて封入された971ピースと組立説明書1冊とシールが出てくる。説明書は表紙を含めると172ページ。1000ピース前後の大型モデルであるため、結構分厚い。また、シールは17枚。大半が外壁のレンガ感を表現するためのものだ。

マンドレイクの温室から組み立て

ホグワーツ 天文台の塔においてはまずマンドレイクの温室から組み立てる。パック1には温室の壁を表現するためにオレンジ色のパーツが多く登場。さらにマンドレイクの植木鉢やそれを載せる板といったこげ茶色のパーツも他のパックより豊富である。

組み合わせが面白い

また袋1ではミニフィグ3体も登場。ハリーとペットのヘドウィグとスラグホーン教授だ。グリフィンドール生の主人公とこのセット最年長となるスリザリンの先生、そして動物という組み合わせが面白い。6つの中においてミニフィグが最も多く登場するパックでもあり、フィグが開幕から充実するのもグッドだ。

ベージュのパーツ率

温室を組み立てた後は正門と魔法薬学の教室に取りかかる。このパック2からはホグワーツ城特有の丸みを帯びた柱用のパーツが登場。壁の大部分を構成するベージュのパーツ率が一気に高まってくる。

パック2

パック2ではミニフィグ2体も登場。ロンとラベンダー・ブラウンだ。原作本や劇中における2人の関係を反映した、興味深いカップリングである。

パック3

パック3では魔法薬学教室の上部分や屋根を組み立て。このパック3からホグワーツ 天文台の塔およびホグワーツ城全体において特徴的なとんがり屋根のグレーパーツが初めて登場する。また、とんがり屋根の土台部分に使われる緑色の円形パーツも印象的だ。

パック4

パック4からはパーティーのテーブルと天文台の塔などの組み立てに取りかかる。パーティーを彩るスイーツやお菓子のアクセサリーパーツが多く登場するのが特徴だ。

無難な組み合わせ

パック4のミニフィグは2体。ハーミーとネビルだ。グリフィンドール寮のふたりが無難な組み合わせとして登場する。

パック5

パック5ではレイブンクロー寮の寝室を組み立て。ベッドや本棚、本、雑誌、ロウソク、手紙など、内装を充実させるパーツが多く登場するのが特徴だ。

理にかなった組み合わせ

ミニフィグは1体。レイブンクロー寮の寝室で生活するルーナ・ラブグッドだ。寝室を組み立てるパックに寝室を使うキャラが登場するという理にかなった組み合わせである。

パック6

パック6ではスラグーン先生の書斎や天球儀や天体望遠鏡などを組み立て。最後のパックにしてホグワーツ 天文台の塔を象徴するユニットを多く作るのが特徴だ。まさにトリを飾るにふさわしい内容である。

最後を飾るミニフィグ

また、パック6には最後を飾るミニフィグも登場。それはマルフォイだ。まるでユーミンクラスのように堂々とトリを務めるその姿は、マルフォイがハリポタシリーズにおいて重要人物であると再確認させてくれる。映画シリーズ全7作を合わせた総出演時間が31分だけだったことなど、彼の評価を下げるものではない。

天文台の塔には9体のミニフィグ! 羽を広げたヘドウィグも登場

ミニフィグ

ホグワーツ 天文台の塔にはミニフィグ9体が付属。ハリー、ロン、ハーミー、ネビル、ルーナ、ラベンダー・ブラウン、スラグーン、マルフォイ、ヘドウィグの9体だ。

このセットはレイブンクロー寮を主な舞台としているが、付属するミニフィグたちが所属する寮は様々である。グリフィンドール5人、スリザリン2人、レイブンクロー1人という具合に3つの寮生が混在しているのだ。むしろレイブンクロー生が少数派、というか一人だけである。なお、動物フィグのヘドウィグを除く8体のミニフィグには“もうひとつの顔が用意。バリエーション豊かな16種類の表情を楽しむことが可能だ。

おなじみの3人

まず紹介するのはおなじみの3人。左からハーマイオニー・グレンジャー、ロン・ウィーズリー、ハリー・ポッターだ。3人ともグリフィンドール寮に組分け。ホグワーツ魔法魔術学校の生徒として魔法を学ぶ。レゴにおいても登場回数が豊富な主要人物たちだ。

ハーミーは以前レビューしたホグワーツの時計塔のときのようなピンク色の服を着用。ネックレスをしていることやフリフリの服を着ていることから、クリスマスパーティー用の装いだと思われる。このセットにはハーミーを含めてラベンダー・ブラウンやルーナのようにピンク色に近い服を着た女性キャラクターのミニフィグが多いが、その中でもハーミーが最もピンク感が強い。

ロンは凝ったストライプ風の服を着用する。水色の服を着たロンは目新しく、最近のレゴ ハリポタシリーズにおいては初登場。水色の中に際立つ茶色い襟が上質なアクセントだ。胸ポケットや服のシワなどもプリント。歴代のロンのミニフィグにおいて最も爽やかなファッションだといえる。

ハリーは前述の二人とは対照的に重厚な色合いの服を着用。黒いタキシードによってビシッと洒落込み、ダークレッドのシャツやネクタイを効果的に見せることでより深みを増している。ホグワーツの時計塔においてもタキシード姿だったが、より大人びて洗練されたイメージ。3人の中ではハリーの本気度が最も高そうだ。

ダブルフェイス

ハリー、ロン、ハーミーの3人はダブルフェイス仕様。ヘッドパーツを180度回転すると、もう一つの表情が現れる。3人ともA面の笑顔からB面の怒った顔にチェンジ可能だ。頭を半回転したら、激おこ顔を3つ並べてみよう。まるで見られているこちらが何か悪いことをして、遺憾の意を露骨に示されているような微妙な空気を体験できるだろう。

ネビル・ロングボトム

グリフィンドールに所属する4人目のミニフィグは、ネビル・ロングボトム。彼の装いは他のメンバーとはタイプが異なる。パーティーの参加者としてオシャレをしているのではなく、接客側としてウェイターの制服を着ているのだ。金ボタンと胸ポケットに金模様のユニフォームは、ネビルの弱々しい表情を除けばプロフェッショナル感満載。付属の銀色のトレイにウェルカムドリンクのグラスを載せて持たせれば、サービス業の従業員として彼は立派に接客してくれるはずだ。

リバーシブルヘッド

ネビルの接客においてのマイナスポイントは、そのひ弱な表情にある。しかしネビルもリバーシブルヘッドだ。ヘッドパーツを回せば表情を変えることができる。便りなさそうな不安げな顔から、不敵な営業スマイルに。凛々しい表情に切り替えたネビルの接客術は向かうところ敵なしだ。

ルーナ・ラブグッド

女性のミニフィグ2人目はルーナ・ラブグッド。誕生日は1981年2月13日で、『ワールドトリガー』の作者として有名な漫画家の葦原大介さんや声優の鍋井まき子さんと同じ日に生まれた。彼女は前述までの4人とは異なり、グリフィンドールではなくレイブンクローに所属。小説や映画においては作品数が進むにつれて活躍の場を増やし、存在感を高めた。レイブンクロー寮の寝室が組み込まれたホグワーツ天文台の塔にふさわしい唯一のレイブンクロー生として、このセットにおいても存在感のあるミニフィグだ。

ルーナのもうひとつの顔

ルーナのもうひとつの顔は驚いたような表情。口は少し潰れたちくわのように丸い。まるで誰かの驚異的な跳躍力を目撃して、“えっ、もしかしてあの人飛びすぎ!?・・・”という具合に凍りついた表情を浮かべているようにも見える。怒った顔に変わる他のキャラとは一味違った面白みのある表情だ。この変化は、変わり者とも呼ばれるルーナの個性を反映したものかもしれない。

ラベンダー・ブラウン

グリフィンドール寮生5人目はラベンダー・ブラウン。ロンがハーミーと付き合う前の彼女であり、ダンブルドア軍団の一員だ。イベントにおいては星型や動物型の飾りが付いたネックレスをして、ハートマークがいっぱい入った服を着用する。

ピンク色のリボン

そしてなんといってもラベンダー・ブラウンにおいて最も印象的なのが、ピンク色のリボンだ。これはヘアパーツと一体化しておらず、独立したアクセサリーパーツ。ヘアパーツの後頭部付近に開いた穴に取り付けるアイテムだ。

ヘアパーツに穴が開いたミニフィグは少ないかもしれないが、もし規格に当てはまる穴があればこのリボンを流用することも可能。このようにチャーミングなファッションアイテムは希少だから、ラベンダー・ブラウンが持ってきてくれたことはとても嬉しい。

柔らかい素材

ラベンダー・ブラウンのリボンを取り付けられるヘアパーツは柔らかい素材によってできている。同じロングヘアでもハーミーやルーナとは違って、硬いプラスチックではなく弾力があるゴムのような素材が採用されているのだ。これがリボンの保持力や吸着性を高めるための技なのか、髪の毛のやわらかさを表現してリアリティを高めたものかは分からない。しかしプラスチックのようにテカらないマットな髪の質感は、リボンとともにラベンダー・ブラウンの特別感を高めていることは確かだ。

ドラコ・マルフォイ

ドラコ・マルフォイはスリザリン寮に所属する。劇中においては1作目から登場。ハリーおよびスリザリン生以外の生徒たちと事あるごとに対立する。映画においての出演頻度こそ少なかったが、激動のハリポタ世界において状況に振り回されながらも生き残った主要キャラクターだ。暗黒面寄りであるものの、完全な悪ではない。誇り高き彼が置かれた複雑な立ち位置を考えれば、どこか憎めない人物である。

しかしそんなナイスキャラなマルフォイだが、社交的なパーティーにあまり関心がないようだ。マルフォイ以外の生徒たちが各々私服を着ているのに対し、彼は学生服姿のままである。パッケージにおいても天球儀や天体望遠鏡がある4階以上の部屋に詰めており、まるで彼が天体男かのような扱いだ。学問に対しての熱心さや勤勉さが伺い知れるその姿勢は、優秀な魔法使いを多く輩出するスリザリン生らしい。

デュアルフェイス

そしてそのマルフォイもデュアルフェイス仕様。あまりご機嫌とは言えない神妙な顔をひねると、笑顔になるどころかさらに不機嫌そうな表情になる。それこそまるでタラ100%のちくわの穴にタチウオのすり身を詰めているのを目撃して、“いや、そこはタラのすり身を詰めろよ・・・”と感じている顔つきだ。このあたりの表情の硬さは、皮肉な笑みを浮かべる以外に純粋に笑うことがあまりないマルフォイらしさが反映された感がある。

ホラス・スラグーン

ホラス・スラグーンは、ホグワーツ魔法魔術学校において魔法薬学の授業を受け持つ教授。このセットでは唯一の大人であり、スリザリンの寮監も務める。

渋い顔

スラグーン教授は魔法薬学の材料となるマンドレイクの温室も管理。時折笑顔から渋い顔に切り替えながら、マンドレイクの世話を行う。マンドレイクを鉢植から引き抜いて顔色を確かめたり、ハサミでカットしたりと品質管理には余念がない。

ヘドウィグ

最後にレビューするミニフィグはヘドウィグ。ヘドウィグはハリーのペットだ。伝書フクロウやハリーを助ける友人としても活躍。今回はバットマンのように羽を広げた珍しいポーズでの登場となった。これまでは翼を畳んだシュッとした姿で付属することがほとんどだったヘドウィグ。その彼がついに羽ばたいたのだ。この新ポーズを披露したヘドウィグは、ホグワーツ天文台の塔における最も大きな目玉の一つである。

魔法薬学教室で授業を受けよう! パーティーの豪華なテーブルも

建物をレビュー

第一部のミニフィグ編を終え、ここからは第二部としてホグワーツ天文台の塔の建物をレビューしていく。ホグワーツ天文台の塔は2018年から展開されているホグワーツ城の一部だ。順次発売される複数のレゴセットをつなげていくことにより、大規模なホグワーツ城を構築していくシリーズの一角を成すレゴモデルである。

マニュアルの例では前回レビューした空飛ぶフォードアングリアの建物に接続。ホグワーツ城において最大の高さを誇るこの高層天文台を組み込めば、ホグワーツ城の存在感がさらに高まること間違いなしだ。

魔法薬学の教室

ホグワーツ天文台の塔でまずレビューするのは魔法薬学の教室。この教室は扉付きの正門からすぐアクセスでき、天文台の塔において最も広いスペースを備える。収容人数は3人。教壇に立つ教師1人とレッスンを受ける生徒2人を配置できる。

魔法薬学の講師を務めるのはスラグーン先生。ホグワーツ天文台の塔においてはスネイプ先生ではなく彼が魔法薬学の担任だ。生徒用の座席が完備されているから、生徒たちは座りながらスラグーン教授の講座を受講することが可能。

トンボ

魔法薬学教室にはシートだけでなく、専門的な授業を行うための道具も揃っている。教室の右側にある机の上を見てみよう。赤い液体が入った瓶、紫色の物体が載ったすり鉢、トンボのような虫が入った水色の容器が置いてあるだろう。それらがその道具だ。

赤い瓶はイチゴやイチジクを絞ったような色合いだが、果汁かどうかは分からない。魔法薬を作るとなると何か動物のブラッド的なものかもしれない。

紫色の物体は・・・紫芋のアイスクリームか、それとも特殊な合成素材かと尋ねられれば、紫芋のアイスクリームと答える。しかし実際は合成材料だ。

トンボの容器は本当に虫が入っているわけではない。虫の姿をプリントパーツによって表現したものだ。しかし水色の透明容器に合わせて青みがかった虫のイラストはとてもリアル。まるで虫が本当に入っているかのようだ。クリスタルによって生物が逃げないように栓がされた表現も、その真実味をさらに高めている。

魔法薬を生み出す

魔法薬学教室の左側も右側と同じ構図。ただ口が塞がれた赤い容器は青色に、すり鉢の上の物体は緑色に、トンボの容器は黄色になった。苺ジュースがソーダに、紫芋のアイスがラ・フランスのアイスに、トンボがハチミツに置き換わった感じだろうか。トンボのような絵が消えたのは残念だが洋梨は悪くない。いや、最高だ。

まあともかく、生徒たちは座席に腰を下ろしながら机に並んだ道具類を駆使して魔法薬を調合していく。そう、理科や化学の授業のようにである。そうやって実験を積みながらとんでもない魔法薬を生み出すのだ。

専門書

魔法薬学教室、英語ではポーションクラスルームと呼ばれる授業では教科書も用いられる。魔法薬のレシピやヒントや注意事項などが書かれていると思われる分厚い専門書だ。

この専門書は以前レビューしたアドベントカレンダー2019にも付属する本のアクセサリーパーツが使用されており、おなじみの開閉ギミックを搭載。本らしく表紙を開くことができる。

本を開くとプリントパーツによって文章が表現されたページも現れるが、その文字を読み取ることは困難。テキストがまるで模様のようにあまりにも流れすぎているからだ。これはおそらく魔法を使えないマグル的な私たちに魔法薬の秘密を知られないためのレゴ社の配慮だろう。

キャンドル

魔法薬学教室の天井近くには照明設備がある。だが照明といってもLEDシーリングライトのような現代的かつ普及型の光源ではない。キャンドルによって部屋を照らすという、お城らしいレトロな光源だ。

このキャンドルにより教室は電球色のようなオレンジ色の灯りによって優しく照らし出される。しかもロウソクは3本使用されているが、3本とも長さが異なるという凝りようも魅力的。ロウソクの溶け具合の違いを繊細に表現しているのだ。火によるぬくもりのある自然な灯りと不揃いのキャンドル。シャンデリアほどゴージャスではないが、実に上品な雰囲気である。

用心する

しかしそんな雰囲気のいい教室でも、作戦会議のような重要な話し合いは声高にしないほうが賢明だろう。なぜなら頭上にいる何者かに盗み聞きされてしまう可能性があるからだ。

前述のキャンドルを固定する3本の腕木は、ミニフィグが潜伏するのに充分な足場になる。この腕木を足場として、人々を上から見下ろす目や会話を聞く耳がないとも限らない。それが愉快なクラスメイトやフレンドや忍者ならいいが、もしヴォルデモートの一味なら・・・用心するに越したことはないだろう。

クリスマスパーティー

ホグワーツ天文台の塔ではミニフィグたちのおめかしからも分かる通り、クリスマスパーティーもテーマのひとつ。そのXmasパーティーはアイスクリームやキャンドルのある魔法薬学教室とその周辺にて開催される。

テーブル

パーティーといえばやはりご馳走・・・だけではない。甘いものだって注目の的だ。ホグワーツ城の天文台の塔においては甘いものに特に力が入っている。赤いテーブルクロスがかけられた華やかなテーブルを見てみよう。

チョコレートファウンテン

テーブルの中央にはチョコを噴水が湧き出るように流すチョコレートファウンテンが設置。圧倒的な存在感を放つ。パーティーを華やかに彩る効果的な仕掛けだ。

しかしまだそれだけじゃない。その周囲にはチョコレートクリームを絞ったパイやアップルパイ、プレーンワッフルがいくつも並んでいる。それこそデザートが満載といった感じだ。チョコレートファウンテンとパイがこれでもかと並ぶ光景は、まさに豪華としか言いようがない。この食べるのがもったいないくらい見事に盛り付けられたテーブルがあれば、パーティーの成功は約束されたも同然である。

いよいよホグワーツ 天文台の塔へ! 2階にはスラグーン先生の書斎

塔部分

ここからは天文台を象徴する天体望遠鏡を有する塔部分を1階からレビューしていこう。

吹き抜け

天文台の塔の1階は四方が吹き抜けになっている。四方から風が吹き込み、冬は寒そうなフロアだ。ここには教室のような細かい内装はなく、とてもシンプルな作り。部屋というより、教室や塔や外を行き来する通路としての役割が強い。現に外出時に天文台の塔からすぐに飛び立てるよう、壁に黒いホウキ1本がクリップパーツによって取り付けられている。

魔法の箒

この魔法の箒を使って空中を移動すれば、目的地に速やかに到着できるだろう。ただ、ホグワーツの大広間のように複数本の箒は付属しないため、競争率や貸し出し率が高いかもしれない。

パーティーの飾り

上記のように要素が少ない1階だが、教室に最も近い接続部のあたりにパーティーの飾りが設置。以前レビューしたアジアンフェスティバルに出きそうな提灯タイプの飾りだ。提灯は木に飾り付けられているため、クリスマスツリーと言えなくもない。天文台の塔において唯一の飾りが吹き抜けに置かれているのはやや唐突な印象を受けるが、最も人の出入りが多くて目につきやすい場所に配置したのは理にかなっているともいえる。

ホラス・スラグーン教授の部屋

吹き抜けを上ると、天文台の塔の2階はホラス・スラグーン教授の部屋。ここにはデスクや椅子、キャンドルスタンド、手紙、本棚、ワインボトル、ワイングラスなどがある。教授の部屋はホグワーツ天文台の塔において最も狭いものの、非常に凝縮かつ充実したレイアウトだ。

座椅子スタイル

椅子にはミニフィグ1体を座らせることが可能。椅子に脚はなく、ベタ置きの座椅子スタイルだ。教室の席と違って背もたれもあるから、よりラクな姿勢もとれる。このあたりは教授の席だけあって、生徒の席よりグレードアップされているようだ。教授はこのイスに腰掛けて机に向かいながら手紙を書いたり、手紙を封筒に入れてシーリングスタンプを押したり・・・いろいろな職務を遂行する。

部屋の壁や壁際

教授の部屋の壁や壁際には2つの本棚やワイングラス、ワインボトル、砂時計がある。本棚は壁に寄せられ、棚の中には3つの本が並ぶ。

本はアクセサリーパーツではなく平面的なシールによって表現。3つともデザインが異なっていたり、ナンバリングから本が上下逆さまに入っている様子を表現するなど芸が細かい。しかしその細かさがスラグーン先生の几帳面さに疑問を抱かせる結果を招いているのはご愛嬌だ。

緑色のワインボトルと銀色のワイングラスは前述の本棚の上にそれぞれひとつずつ載せられている。これらが部屋の格調を高める装飾なのか、それとも教授自身が教務の合間にワインを嗜むために準備されたものかは不明だ。ただいずれにしろ高級ブランドのワインやグラスが揃えられていることは間違いないだろう。おそらくワインの値段は750mlで少なくとも10万円以上はする代物。そしてグラスもたぶん純銀製だ。まさしく社長室にあるような豪華な品々である。

砂時計は壁にDIYによって取り付けられたような棚に置かれた様子がシールを用いて表現。中の砂は残りが中央の細くなった部分に差し掛かっており、もう少しで全てが下に落ち切りそうだ。この砂時計の砂が落ち切ったとき、一体何が起こるのだろう。次の授業が始まるのか、カップ麺が出来上がる時間なのか。そういうことを想像するのも楽しい。

キャンドルスタンド

デスクの隅には壁に張り付くほど寄せる形でキャンドルスタンドが置かれている。キャンドルスタンドは2つの蝋燭を保持できるようになっており、この小さな部屋を明るく照らすには充分な設備を提供。

取り外せる仕組み

教授の部屋には3階以上の天文台の塔を取り外せる仕組みを採用する。タイルパーツの割合を多めにしてポッチパーツとバランス良く組み合わせることにより、取り外しを容易にしたり適度な固定力を得る手法だ。このタイルとポッチのハイブリッド仕様によって教授の部屋は格段に扱いやすくなる。天井があるままだとミニフィグを椅子に座らせにくい。しかし3階以上を取っ払えば上から簡単に乗せられるからだ。その他、グラスやボトルを使うときも手を入れやすい。また、高さのある天文台の塔を分割して収納できる便利性など多くのメリットを得られる。

天文台の塔にはレイブンクロー寮のフロア! ベッドで新聞や雑誌を読もう

ルーナ・ラブグッドの部屋

教授の部屋の真上、天文台の塔の3階はルーナ・ラブグッドの部屋。ここにはツインベッドや本棚、羽ペン、ろうそくがある。下の教授の部屋よりもプライベート感があって落ち着く雰囲気の部屋だ。壁にはレイブンクローの紋章および寮旗が下げられ、ここがレイブンクロー寮であることを示している。

部屋の中央

ルーナの部屋の中央にはサイドテーブルが置かれ、その上にはレターと青い羽根ペン。手紙はすでにシーリングワックスによって封がされた状態だ。

羽根ペン

羽根ペンはグリップ部分がやや短いが、ルーナに持たせることが可能。サイドテーブルはベッドに座りながらでも手が届く位置にあるから、リラックスした姿勢で羽ペンを使って手紙を書くことができる。

本棚

サイドテーブルの隣にはグレーのボックスと青い天板の本棚。この本棚には付属の雑誌と新聞を収納することができる。

出し入れ

上の画像のように、本棚に黄緑色の雑誌とプリントパーツになっている新聞を出し入れできるのだ。ただ、本棚の入り口には雑誌と新聞を合わせた分の隙間がないため、出し入れするときには少しコツがいる。2冊を同時に入れるのではなく、1冊ずつ入れるのだ。本棚の中のスペース自体は入り口の隙間よりも広いから、入れ方を工夫すれば2冊ともしっかり収められる。

日刊預言者新聞

本棚に入っていた新聞は日刊預言者新聞。ホグワーツ特急にも付属した新聞パーツだ。ハリーのモノクロの顔写真や記事がプリントパーツによって表現されている。

ゆったりとしたひととき

ベッドに座って3階からの見晴らしのいい景色を眺めながら読む新聞。そのゆったりとしたひとときはとても魅惑的だ。

ザ・クィブラー

新聞と一緒に本棚に入っていた緑色の本は、ザ・クィブラーという雑誌。ハリーやシリウス・ブラックについてなど、魔法界の最新情報が掲載されている。

情報感度

ザ・クィブラーは魔法薬学の専門書と同じ形状と開閉ギミックを備えた色違いのブックパーツ。レゴにおいて黄緑色のブックパーツは珍しく、コレクション性が高い。表紙にはシールによって水晶が描かれ、劇中のザ・クィブラーの雰囲気を再現。ハリポタ界において有名な新聞と雑誌を2冊購読するルーナ・・・レゴにおける彼女はとても情報感度が高いようだ。

シングルベッド

ルーナの部屋にはベッドがある。青白い枕と青いシーツのシングルベッドだ。ホグワーツ魔法魔術学校の生徒たちは寮生活が基本であり、ベッドは学校に寝泊まりする寮らしさを高める効果的な要素。寮生活といえば一人暮らしでなくルームメイトがいるものだから、ベッドも一台ではない。シングルベッドが2台並べられてツインベッドに。空飛ぶフォードアングリアのグリフィンドール寮と同じく複数のベッドを並べることにより、学生寮での集団生活感を演出している。

ツインベッド

もちろんツインベッドにはそれぞれミニフィグを寝かせることが可能。二人同時にベッドに載せたときに片腕同士が重なる形にはなるが、体はベッドからはみ出すことなく綺麗に収まる。ただ、ミニフィグを固定するポッチやバーなどがないため、安定性に欠けることについては留意すべきだ。

携帯用

ルーナの本棚のそばにはキャンドルがある。キャンドルは部屋を照らすことが主な役割。だが、携帯用としても有用だ。夜の天文台の塔を探検したり城壁から外を眺めてみたりするとき、足元や壁を照らす光源として軽快に持ち運べる。

2つの輪っかで天球儀! 天文台の塔の最上階には天体望遠鏡も

天文台成分

ホグワーツ天文台の塔の3階までは通路や学校関係者の部屋および居住空間となっていて、天文台成分が薄かった。しかしこれからレビューする4階からついに天文台らしい要素が登場。見晴らしのいい場所でなければ成り立たない天文台が、4階という高所から本領を発揮しはじめる。

天球儀

ホグワーツ 天文台の塔における第一の天文台要素は4階にある天球儀だ。一見すると1階の吹き抜けに近い構造を持つフロアだが、そこには天球儀の有無という決定的な違いが存在する。

最大の目玉スポット

天球儀は銀色の球体と大きさの異なる2つの輪っかによって構成。球体の周りを金色の2つの輪がクロスするデザインだ。ドーナツ型の輪を組み合わせるという複雑さ、シルバーとゴールドによる色合いの神々しさ・・・大げさな輪により大胆に特徴を捉えたレゴの天球儀は、実に見事な出来栄え。購入する前にパッケージを眺めているときにこの神秘的な天球儀を発見し、おっ!と思ったものだが、やはり魅力的な作りだった。天球儀はその高い完成度とスタイリッシュな造形により、天文台の塔を象徴する最大の目玉スポットである。

ターンパーツ

天球儀は土台部分のターンパーツによって回転するギミックを搭載。天球儀をくるくる回して、まるで3Dサンプル動画のように様々な角度から眺めることができる。天球儀の美しさに魅了されたときは、好きなだけくるくるして気が済むまで見つめよう。

ホグワーツ天文台の塔の最上階

ホグワーツ天文台の塔の最上階となる5階には天球儀に続く天文台要素がある。それが、天体望遠鏡だ。

実用的な天体望遠鏡

天体望遠鏡は対物レンズが青いクリスタルで表現された鏡筒や赤いクリスタルレンズのファインダー、三脚を簡易化した脚、操作ハンドルなどによって構成。クリスタルのレンズと金色の筒によるゴージャスな雰囲気は天球儀のきらびやかさに勝るとも劣らない。また天体望遠鏡はハンドルを操作することで鏡筒を上下左右に動かせる。星の位置に合わせて鏡筒の向きや角度を調節できるのだ。美しさと操作性を兼ね備えた実用的な天体望遠鏡である。

図鑑

5階には天体望遠鏡の他に書物もある。かに座やふたご座といった星座の形が分かりやすく描かれた図鑑および早見表だ。天体望遠鏡で星空を見るときはこの図鑑を確認してみよう。今見えているのが何の星座がなのか、あるいはどんな星団や星雲なのか知ることができるだろう。

マンドレイクを育てよう! ホグワーツ天文台の塔には温室が附属

マンドレイクの温室

天文台の塔を終え、最後にマンドレイクの温室をレビューする。マンドレイクおよびマンドラゴラの温室とは、ホグワーツ天文台の塔に附属する魔法薬の材料を飼育するための施設だ。温室は植物を育てる施設らしく、日当たりや風通しに配慮。壁の大部分はガラス張りになっており、屋根にも天窓が多い。そしてドアも透明と、どこからでも太陽光を取り込める作り。陽当りは非常に良好だ。

3種類の植物パーツ

またこれはマンドレイクの発育には影響しないが、壁の一部を植物が覆っている。この植物は装飾的な意味合いにすぎないものの、温室のナチュラル感と雰囲気を高めることに貢献。花を含めた3種類の植物パーツが使われていることから単調さもない。

プランター

万全の日当たりや設備が整えられた温室の中には、メインのマンドレイクがプランターに植えられて並ぶ。

シワシワの顔

3枚の葉が生えたマンドレイクと植木鉢は分離することが可能。葉を摘んで引っこ抜いてびっくり! なんとシワシワの顔が現れるのだ。

マンドラゴラ

マンドレイクは別名マンドラゴラと呼ばれる、実在するナス科の植物。ハリポタにおいては魔法薬の材料として使われる。しかし魔法界のマンドレイクはただの植物ではない。実在のマンドレイクとは見た目が大きく違う。まるで生物のような・・・というより人間のような目と口のある顔を持つのだ。漫画『ベルセルク』に登場するべへリットのようなその顔は、少し不気味。魔法薬の材料として加工するのは勇気がいるオーラだ。

なお、このマンドレイクはレゴ ミニフィギュア ハリー・ポッター シリーズ2 71028のポモーナ・スプラウト教授にも付属。マンドレイク目的だけで天文台の塔を購入するケースはあまりないだろうが・・・もしマンドレイクだけ欲しいならミニフィギュアリーズにしよう。ただ、4匹以上収集したいというマンドレイクマニアならこちらがオススメだ。

5階建てのタワー感! 天文台の塔はホグワーツ城で一番高い建物

外観

ここまで天文台の塔の内部を見てきたが、最後に外観もざっくりレビューしよう。

天文台の塔のサイズ

ホグワーツ天文台の塔は、大門および教室と塔と温室という3つの施設によって構成されている。3つの施設はテクニックパーツによって接続したり、分離することが可能。すべての施設を合体した天文台の塔のサイズは高さ38センチ、幅29センチ、奥行き17センチだ。

最も高さがある

最も高さがあるのはやはり5階建ての天文台の塔。とんがり屋根を含めた約38センチという高さは、現時点のホグワーツ城において最大だ。

隠れ穴の襲撃 75980

そのひょろっとしたタワー感は、隠れ穴の襲撃 75980を連想させる雰囲気もある。

トンガリ屋根や円柱形の塔

ホグワーツ天文台の塔は、宮殿のようなトンガリ屋根や円柱形の塔が多く取り入れられているのが特徴。この傾向はこれまでのホグワーツ城のセットの中でも顕著だ。まるで塔にシャトルが横付けされているような光景は壮観である。

各部の凝ったデザイン

天文台の塔は各部の凝ったデザインも魅力的。トゲトゲやマクドナルドのM字のような装飾、屋根に規則的に配置された突起物・・・視覚的な情報量を高めてくれる、細かい部分も見どころだ。

灰色の屋根

天文台の塔に2ヶ所あるポッチ付きの灰色の屋根もホグワーツ城らしい要素。ホグワーツ城においては倉庫のように単純に被せられた屋根はない。この天文台の塔でも見られるように傾斜しているのが共通する特徴だ。このヨーロッパの建築物らしい傾斜により、天文台の塔のおしゃれ感がさらに高まっているといえる。

円形のくり抜き

そして4階の壁に開けられた円形のくり抜きもおしゃれ。くり抜きから天球儀が垣間見られ、天文台感を外からでも味わうことができる。

レゴ ハリー・ポッター ホグワーツ 天文台の塔 75969の総評

ホグワーツ 天文台の塔は、ホグワーツの大広間や時計台などと組み合わせることができるホグワーツ城の一部。しかしこのセット単体でもハリポタの世界観は存分に表現されており、必ずしも他のセットとの接続ありきではない。天文台の塔を飾るだけで、その場所はもう魔法の世界だ。模型の天球儀を眺めて星のことを考えたり、天体望遠鏡で実際に星を見たり・・・大掛かりなギミックこそないものの、天文台の雰囲気は満点。リボンや羽を広げたヘドウィグ、マンドレイクの温室など目新しい要素が豊富なのも魅力のセットだ。

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