暴れ柳の動きがすごい! レゴ ハリー・ポッター 空飛ぶフォード・アングリア 75953をレビュー

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豊富な画像を交えたレビュー。LEGO ハリー・ポッター 75953 空飛ぶフォード・アングリアはハリー、ロン、ハーマイオニー、スネイプ先生、フィルチのミニフィグや白ふくろうのフィグなどが付属し、ホグワーツの教室や門、暴れ柳、車を組み立てることができるセットだ。ファンタジー小説のハリポタシリーズ第2巻および映画第2作目「ハリー・ポッターと秘密の部屋」の一幕を再現している。レビューには原作のネタバレを含むため、未読および未視聴の方は注意。

ダンブルドア軍団とスネイプ先生が登場! 本格的なボールドヘッドも

ミニフィギュアは6体が付属。ハリーポッター、ロンウィーズリー、ハーマイオニー、シェーマスフィネガンというダンブルドア軍団の学生4人、セブルススネイプ先生、アーガスフィルチの教職員2名だ。ハーマイオニーに関しては同時期に発売されたホグワーツの大広間 75954においては女性2人だったが、今回は紅一点となっている。ロンはパッケージ側面に印刷されたミニフィグリストの等身大キャラに抜擢された。

レゴ(LEGO) ハリー・ポッター ホグワーツの大広間 75954

ハリー・ポッターのミニフィグ。昭和55年7月31日、父プロングスと母リリーの間に誕生。イギリス出身。同学年には松坂世代の松坂大輔投手や元横綱の朝青龍明徳、芥川賞作家の又吉直樹などがいる。バースデーが近いのは7月18日生まれの広末亮子だろうか。呼び名はザ・ボーイ・フー・ライブド(The boy who lived)。これはヴォルデモートから生き残ったことに由来している。平成3年9月1日、11才の時にホグワーツ魔法魔術学校に入学。このセット時点においては2年生の12歳。学生時はグリフィンドール寮生として活躍し、成人後は魔法省の闇祓い局局長や闇の魔術に対する防衛術の講師などの役職を歴任した。

ハリーの服装は学生服ではなく私服姿である。これはホグワーツ通学時、フォード・アングリアに乗り込んだときの格好だ。劇中と同じく襟がついた長袖のチェック柄の赤い上着を再現。パンツは劇中では緑色だったが、ここではグレーで表現している。

アイテムは白いフクロウ、茶色の学生鞄、焦げ茶色の杖だ。魔法の杖はおそらくヴォルデモートの兄弟杖だろう。通学時はペットであるシロフクロウのヘドウィグを連れ、茶色の学生鞄を持ち、授業や戦闘時には杖を構える。

ヘアパーツは黒髪で、ヘッドパーツには太い眉毛、サヴィル・ロウの丸メガネ、そして最大の特徴である稲妻型の傷がプリントされている。額の傷は髪を分けることによってヘアパーツを被っても隠れないよう工夫がなされている。

顔はリバーシブルヘッド。一方は穏やかな表情、一方は眉を吊り上げ、口を台形に開いて驚いた表情だ。

ロンのミニフィグ。フルネームはロナルド・ビリウス・ウィーズリー。1980年3月1日、ビルとモリーの間に生まれる。ハリーの親友で同級生。誕生日は4月1日生まれの竹内結子と近い。愛称はロン。ロニーちゃんやロニー坊とも呼ばれる。イギリス出身。1991年、ホグワーツに入学。在学中にホグワーツ特別功労賞授与の活躍を見せ、日本円で数千万円のくじを当て、卒業後は魔法省の闇祓いに就任。

ヘアは赤毛が表現され、ヘッドは茶色い眉毛とそばかすが印刷。トネリコと一角獣のたてがみの杖や学生カバンを所持する。

ハーマイオニー・グレンジャーのミニフィグ。昭和54年9月19日、マグルのデンティストの間に生まれる。イギリス出身。同年9月18日生まれのプロサッカー選手、稲本潤一と一日違いだ。愛称はハーミー。皇紀2639年、ホグワーツに入学。在学中にグリフィンドール寮の監督生や屋敷しもべ妖精福祉振興協会会長を務め、卒業後は魔法省魔法生物規制管理部に入省、魔法大臣も歴任した。

髪の毛の縮れ毛がツタンカーメンの黄金のマスクのようなボリュームで再現。髪の量が多いという設定のハーマイオニーだが、劇中よりもさらにボリュームアップしている。レゴのハリポタシリーズでは他に髪の長い女子生徒が登場するが、この髪を見れば一目で分かるだろう。

顔は自信に満ちた表情と困ったような悲しいような表情のふたつ。アイテムはブドウとドラゴンの心臓の琴線で出来た杖を所持し、時にはロウソクをかざして指名手配のような紙を読む。

シェーマス・フィネガンのミニフィグ。ハリー、ロン、ディーン・トーマス、ネビル・ロングボトムのルームメイト。アイルランド出身。このセットにも登場のハリー、ロン、ハーマイオニーらが所属するダンブルドア軍団にも参加した。

ヘアスタイルとふたつの表情はくるくる回せるギミックも! 金髪の男の子と回転遊具の子供と同じ。違うのは髪と肌の色だけだ。ベージュの杖を持ち、杖の使い方が書かれた紙を読む。

1960年1月9日、イギリスで生まれる。このセット時は32歳。自称、半純血のプリンス。学生時代はスニベルスやスニベリーと呼ばれていたが、それらは蔑称である。もし今、スニベルスと呼ぼうものなら減点されるだけでは済まないかもしれない。閉心術を得意とし、ハリーにも閉心術を伝授した。死喰い人およびヴォルデモートの腹心、魔法薬学の教授、闇の魔術に対する防衛術の教授、スリザリンの寮監などを経て、ホグワーツ校長も歴任。ハリーとダンブルドアに最も勇敢な魔法使いと言わしめた、影の主人公でもある。享年38。

服装は黒いローブ姿。杖は黒く、33歳にしては顔に多くのシワが刻まれている。ふたつの陣営を行き来する二重スパイ活動に疲れたのだろうか。彼は一方でヴォルデモートのご機嫌をとり、もう一方ではハリーを守らなくてはならないのだ。リリーに誓った最終目的を果たすため、スネイプは自己犠牲を厭わない。

アーガス・フィルチのミニフィグ。魔法使いの血を受け継ぎながら、魔力を持たないスクイブである。ホグワーツのケアテイカー。いつもランタンを持ち、管理人としてホグワーツを見回っている。ペットのメス猫のミセス・ノリスを飼っているがこのセットには付属しない。ハリーのヘドウィグ以外はハーマイオニーのネコのクルックシャンクスも登場していないため、そこは少し残念なところだ。

顔にはシワが何本も刻まれる。皺はスネイプ先生よりも倍増しているだろう。そして頭には・・・前代未聞のAGAが乗っている。しかも縦バーコードというおしゃれなヘアスタイルだ。横バーコードはよく見るが縦は少ない。レゴにおいても、これまでボールドヘッドはひとつふたつ登場したかもしれないが、希少価値があるのは確かだ。彼がもし発毛効果が認められた成分ミノキシジルが入った発毛剤を使ったり、皮膚科や薄毛専門クリニックへ行っていたら、この奇跡のヘアパーツは登場しなかったかもしれない。

呪文や魔法薬の授業! 立派な魔法使いを目指そう

呪文学の授業が行われる教室。スネイプ先生が講師を務める。手には杖と羽根ペンを持っていて、杖を使って実演したり、紙に書きながら分かりやすく指導してくれるのだろう。ハリーやロンなどの生徒たちはスネイプ先生の優しい手ほどきのもと、呪文の技術を上達させていくに違いない。

教室には机や椅子、蝋燭、薬品、銀のカップ、樽などが置かれ、壁には窓ひとつと絵画ふたつがある。イスは登壇する教授が座る席だ。机には大小の紙と羽ペン立てと灯りが載る。樽には手斧とトンカチが入っている。絵はおそらく歴代の教職員や関係者が描かれた肖像画か写真だろう。流石にレゴでは絵画や写真の中の人物が動いたり話したりすることはないが、原作においては活発に動き回っていた。なお、この絵はプリントパーツではなくシールによって表現されているため、貼るときは集中しなければならない。

スネイプ先生は2つのランプによって照らされた部屋で指導を行う。

ハリーとロンの寝室。壁には真紅と金を基調に赤の獅子が描かれた旗が掛けられている。これはグリフィンドールのシンボルであり、寝室がグリフィンドール寮であることを示している。本来、ライオンは赤色ではなく金色なのだが、レゴの世界では少し異なるようだ。

寝室には窓とシングルベッドがふたつある。ベッドはハリーとロンの分だ。ルームメイトには他に同セットにも登場するシェーマスがいるが、彼の分のベッドは省かれた。

ベッドは茶色いベッドフレームの上に赤いマットレスが敷かれ、白い枕が置かれている。足元にはベッドガードが取り付けられているので、ミニフィグを固定することが可能だ。ただガードはミニフィグの足に挟むことによって固定されるのだが、そのガードが太いため、寝かせるときも起こすときも結構力がいるのが難点。

魔法薬学の教室。おそらくスネイプ先生が授業を担当する。ここでは生徒たちが様々な材料を調合して、眠り薬や愛の妙薬などを完成させる。教室には壺と練り棒が用意されているので、調合する場面を再現できるだろう。

おそらく魔法薬の保管室。透明や赤、黄、緑、青などクリアパーツで表現された宝石のような硝子が並べられている。透明が生ける屍の水薬と真実薬、赤が魅惑万能薬、黄色がフェリックス・フェリシスと陶酔薬、緑色がハナハッカエキス、水色が強化薬だろう。これらがサイダーやイチゴジュース、バナナジュース、メロンソーダ、ブルーソーダだったらおいしそうだ。

最上階のとんがり屋根の内部は屋根裏部屋になっている。部屋には止まり木が備えられていて、伝書フクロウの休息の場所となっているようだ。

城壁の上にはのこぎり型の狭間がある。ヨーロッパのお城では定番の狭間だ。昔のレゴのキャッスルシリーズにおいてもよく見かけた。狭間は相手の弓矢や投石による攻撃を防ぐ目的があるようだが、魔法攻撃を防げるかどうかは分からない。

ドアとトランクが開く! 空飛ぶフォードアングリア

空飛ぶフォード・アングリア。イギリスのフォード・モーター・カンパニー・リミテッド製のフォード・アングリア 105E デラックスだ。フロントドア、ルーフ、トランクカバー、ボンネット、バックミラー、ゴムで出来たタイヤ、ヘッドライト、バックライト、ブレーキライト、ナンバープレートで構成。ナンバープレートには7990 TDというナンバーが示されている。

アングリアは一人または二人乗り。二人の場合、横並びはできないが、縦には乗れる。ミニフィグを乗せるときは車の上から入れよう。ルーフがリアガラスと共に簡単に外れるようになっているのだ。

アングリアのフロントドアは開くようになっている。車専用のセットではないため小さめの車だが、抜かりなく開閉するのだ。

開くのはドアだけではない。なんとトランクまでオープンできる。このトランクにはハリーとロンのカバンを入れておこう。トランクの中は結構広く、容量があるため、杖やホグワーツの魔法薬なども入りそうだ。

ルーフの取り外し、ドアの開け締め、トランクの開閉とすでにギミック満載なアングリアだが、さらにもう一つ、ギミックがある。それはバックミラーを左右に動かせることだ。さすが、タイトルに使用されているだけあり、デザインや作りにこだわりを感じる。

暴れ柳が初登場!? あのシーンを完全再現

フォードアングリアはロン父の魔法によって飛べるようになっている。諸々の事情によってホグワーツ特急に搭乗することができなかったハリロンコンビは、アングリアに乗って空からホグワーツへ向かおうとしたのだ。だが車が事故るというアクシデントにより・・・ あの暴れ柳に突っ込むことになった。

そして今、レゴの手によって劇中のその場面が完全再現される。小さな暴れ柳と車で簡易的に表現することだってもちろん出来ただろう。だがレゴに妥協はなかった。本格的な暴れ柳とフォードアングリアによって印象的なストーリーが主役になったのだ。

暴れ柳は太い幹と4本の枝、その枝から伸びる9本の小枝からなる。すべての枝はそれぞれ複雑に動かすことができ、多彩な表現が可能だ。例えば、4本の枝を中央に狭めて食虫植物のようなポーズをとったり、根元に向けて広げてパニック映画のような演出をしたり。また、根元近くにある丸太の様なパーツを回すことにより暴れ柳の枝が回転するギミックを備える。木であるにもかかわらず、動く前提の仕掛けが多く施されているのだ。まさに“暴れる”柳にふさわしい作りである。

暴れ柳は人の手によってホグワーツの校庭に植えられた。なぜこのような凶暴な柳を生やす必要があったのか。それは暴れ柳が希少種だからというだけでなく、観賞用のための柳の木というわけでもない。ましてや誰かのダジャレで草生えたわけでもない。何か目的があったからにほかならないのだ。そう、暴れ柳の根元には謎の穴が開いていた───。

暴れ柳の穴はルーピンが狼男になり、シリウスブラックがロンを連れて行ったり、ネズミの件やシリウスの裏切りの真相を知ることになる重要な舞台、ホグズミート村の叫びの屋敷に続いている。レゴにおいてもハイライトの一つであるその穴の出入り口が再現され、ミニフィグ1体が入れるスペースが設けられているのだ。レゴではこの穴が地下やどこかに続いているわけではない。だが暴れ柳の基礎板の下には穴が空いているため、柳の下に穴の続きを自作するのも面白いだろう。

暴れ柳にミニフィグを乗せれば、まさに漁網や食虫植物に狙われた入れ食い状態の獲物といった様子である。こうなってしまえば暴れ柳の魔の枝から逃れることは容易なことではないだろう。そう、誰かが暴れ柳の弱点を付かない限りは・・・

LEGO 75953の総評

ハリー、ロン、ハーマイオニーといった主要キャラが登場することも嬉しいが、スネイプ先生とヘドウィグが付属することでこのセットの価値をさらに高めている。2018年から展開されたレゴ ハリーポッターの新シリーズにおいて、現時点ではスネイプ先生が付属するレゴはこのセットだけだ。ハリポタシリーズの影の主役とも言われるスネイプと、かわいいヘドウィグがいれば、遊びの幅も大きく広がることだろう。

施設はホグワーツの大広間 75954よりもサイズが小さいとはいえ、多くの部屋とホグワーツ城に欠かせない授業を受ける設備が整っている。魔法薬の授業を受けたり、呪文の授業を受講したり・・・ 多くのシーンを再現して楽しむことができるのだ。

また、暴れ柳も建物に負けず劣らずの大迫力となっている。ギミックの仕込み、たくさんの枝のはめこみと組み応えたっぷりだ。枝のあちこちを動かせば複雑な表現が可能。さらに、二人乗れてドアとトランクが開くおしゃれな車も作れる。まさにひとつのセットでバラエティに富んだファンタジーを堪能できる魅力的なセットである。

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レゴ(LEGO) ハリー・ポッター 空飛ぶフォード・アングリア 75953

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