赤いスパイダーウェブが新登場! レゴ マーベル マイルズ・モラレス:スパイダーマンのスーパートライク 10781をレビュー

レゴ マーベル スパイディとすごいなかまたち マイルズ・モラレス:スパイダーマンのスーパートライク 10781をレビューする。

マイルズ・モラレス:スパイダーマンのスーパートライク 10781は、2022年から展開されているLEGO MARVEL SPIDEY AMAZING FRIENDSシリーズのひとつ。ディズニー・チャンネルで放送中のCGアニメシリーズ『スパイディとすごいなかまたち』を再現したセットだ。

黒いスパイダーマンとグリーンゴブリンのミニフィグや赤いスパイダーウェブが付属し、スーパートライクおよびスパイダーカーやグライダーを組み立てることができる。

レゴ(LEGO) (R)マーベル スパイディとすごいなかまたち マイルズ・モラレス:スパイダーマンのスーパートライク 10781

目次

赤いスパイダーウェブで捕まえよう! マイルズ・モラレスの黒いスパイダーマンが登場

パッケージの表

スーパートライクのパッケージの表。スーパートライクに乗った黒いスパイダーマンがスパイダーウェブを構えながら横断歩道のあたりでスーパーヴィランを追いかけ回したり、グライダーに乗ったグリーンゴブリンがスパイダーウェブを交わすような動きを取っている様子がプリント。

スーパートライクの後部から噴き出した炎にはエフェクトが追加されており、スパイダーカーが猛スピードで走行している感が高まっている。どうやらここが勝負どころとみて、グリーンゴブリン捕獲作戦にラストスパートを掛けたようだ。

パッケージの裏面

パッケージの裏面。MILES MORALES:SPIDER-MANやGREEN GOBLIN、SUPER TRIKE、WEB SHOOTER、GLIDERといったミニフィグや乗り物やアイテムなどを紹介。グライダーへのスパイダーウェブの掛け方やスーパートライクを組み立てるイメージが湧くような“LEARN TO BUILD”も掲載している。

パッケージの側面

パッケージの側面。アニメ『スパイディとすごいなかまたち』に登場するグウェン・ステイシー:ゴースト・スパイダー、ピーター・パーカー:スパイダーマン、マイルズ・モラレス:スパイダーマンという主要キャラクター3人が黒い三連星のジェットストリームアタックのようなフォーメーションでプリント。マイルズ・モラレス:スパイダーマンはこのフォーメーションの中で一番手前にいて、黒い三連星で言えばガイアポジションとなる。

パッケージのもう一方の側面

パッケージのもう一方の側面。ここには1:1および実物大のマイルズ・モラレス:スパイダーマンのミニフィグがサイズ感の参考として印刷されている。

また、そのミニフィグの周りからパッケージの両面にかけてグウェン・ステイシー:ゴースト・スパイダー、トニー・スターク、マイティ・ソーおよびその眼帯版、猫のブッチー、キャプテン・マーベルおよびその盾、キャプテン・アメリカ、アイアンマン、サノスといったマーベル・コミックの登場人物たちが映画フィルムや写真の切り抜きのように掲載。レゴのミニフィグ風スーパーヒーローたちがスパイディとすごいなかまたちの世界を彩っている。

なお、前述のキャラクターたちのうち猫のブッチーはYouTubeのディズニー公式チャンネルがアップロードしたよろしく!スパイディとすごいなかまたち|第1話|ネコ きゅうしゅつさくせんに登場。3分の短編動画が無料で視聴が可能だ。動画内ではスパイダーマンのスパイダーウェブアクションを楽しむこともできるぞ。

開封

外箱を開封すると、中からはパーツが入ったミニパックと大袋、むき出しのフレーム、組立説明書1冊が出てくる。小袋には主にグライダー、大袋にはスーパートライクとミニフィギュアを組み立てるパーツ入りだ。

ピース数

スーパートライクのピース数は59。マイルズ・モラレス:スパイダーマンのスーツを連想させる赤と黒のパーツが多い。これらのパーツを組み立てれば、黒いスパイダーマンにふさわしいボディカラーのスーパートライクが完成だ。

ミニフィグ

スパイダーマンのスーパートライクにはミニフィグが2体付属。マイルズ・モラレス:スパイダーマンとグリーン・ゴブリンの二人だ。スパイダーマンとゴブリンという組み合わせはレゴ スーパーヒーローズ マイティマイクロ:スパイダーマン vs グリーン・ゴブリン 76064によく似ている。76064のほうは青いスパイダーマンではあるが、価格帯や乗り物のボリューム的にもかなり近い。スパイダーマンのスーパートライクは2016年に発売された76064のリメイクバージョンともいえるだろうか。

その76064と決定的に違う特筆すべき点は、二人に動くミディアムレッグが導入されていること。2019年のレゴ ミニフィギュア「ハリー・ポッター」&「ファンタスティック・ビースト」シリーズ 71022あたりから投入された、ミディアムサイズの動かせるレッグパーツ。時が経つにつれて以前レビューしたヴォルデモートの復活 75965ホグワーツの時計塔 75948、ハグリッドの小屋バックビークの救出 75947など、主にハリポタシリーズを中心に採用が拡大されていった。

その子供用ミディアムレッグがマーベルの一員として加わることに。レゴ スーパー・ヒーローズ マイティマイクロ : バットマン vs. ハーレイ・クイン 76092やナイトウィング vs. ジョーカー 76093、スーパーガール vs. プレイニアック 76094など、今回のようなミニフィグ2体と乗り物という従来の構成においては動かせないショートレッグが多かったけれど・・・ポージングが制限されるその少し残念なデメリットが取り除かれ、待望の可動性を得たのだ。

レゴ(LEGO) ミニフィギュア「ハリー・ポッター」&「ファンタスティック・ビースト」 シリーズ60個入 71022

レゴ グリーン・ゴブリンのミニフィグ

レゴ グリーン・ゴブリンのミニフィグ。グリーン・ゴブリンはマーベル・コミックのアメコミに登場するスーパーヴィランだ。2002年に劇場公開されたトビー・マグワイア版映画『スパイダーマン』やアンドリュー・ガーフィールド版『アメスパ2』といった映像作品においてもスパイダーマンの強力なライバルとして活躍。今回のセットではニューヨーク上空に出現し、黒いスパイダーマンの敵として立ちはだかる。

その他のレゴにおいては同じ日に発売された最新セットであるデイリー・ビューグル 76178やウェブ・ウォーリアーズ 橋の上の大決戦 76057などにも付属。表情やコスチュームの色合いは少しずつ異なっており、今回のグリーン・ゴブリンとはダブらない。コレクション性は損なわれないだろう。

ダブルフェイス仕様

グリーン・ゴブリンのミニフィグはダブルフェイス仕様。A面は自信に満ちた顔をしている。この過剰なほど自信満々に見える表情はワルだったときや強気なときのベジータにそっくり。いや、表情だけでなく耳の形やM字の頭巾や背丈に至るまでクリソツだ。

弱気の表情

しかしB面は打って変わって弱気の表情。黒いスパイダーマンのスパイダーウェブに捕らわれたときに現れそうな顔だ。A面の表情からクセの強さが消え、なんとなく愛嬌のある雰囲気になっている。

立体的な耳

グリーンゴブリンのミニフィグは立体的な耳が特徴的。レゴ ミニフィギュア シリーズ13 71008やホビット ゴブリン王の戦い 79010、ドル・グルドゥアでのアンブッシュ 79011、ワーグの攻撃 79002といったレゴセットだけでなく、ゴブリンスレイヤーや灰と幻想のグリムガルなど多くの創作物に登場するゴブリンおよびオーク。それらに共通して見受けられる、ゴブリン特有の大きくて尖った耳の形状をグリーンゴブリンのミニフィグにおいても再現している。

ただ、この耳は紫色のヘアパーツと一体化されていることや緑色であることなどから、他のミニフィグへの流用性という意味ではやや落ちるかもしれない。

レゴ マイルズ・モラレス:スパイダーマンのミニフィグ

レゴ マイルズ・モラレス:スパイダーマンのミニフィグ。マイルズ・モラレスはマーベル・コミックスの『スパイダーマン』シリーズに登場するスーパーヒーローだ。初登場は2011年8月に出版された『アルティメット・フォールアウト』第4号。テレビアニメ『アルティメット・スパイダーマン ウェブ・ウォーリアーズ』や、このセットの商品名の一部にもなっているCGアニメ『スパイディとすごいなかまたち』などの映像作品でも活躍する。

マイルズ・モラレス:スパイダーマンはスパイダーマンとなっているが、見慣れた青と赤のスーツではなく黒と赤のスーツを着た“黒いスパイダーマン”として活動。だが黒いスパイダーマンといってもピーター・パーカーのブラックスパイダーマンとは別の存在だ。

マイルズ・モラレスの黒いスパイダーマンはレゴ スーパー・ヒーローズ マイルズ・モラレス・メカスーツ 76171やレゴ デュプロ スパイダーマンの ひみつきち 10940といったその他のレゴセットにも登場。しかし先述のようにミディアムレッグver.は初めてだ。76171のパーカー姿とも違っていて、レゴのミニフィグにおいては新規性のある仕上がりとなっている。

スパイダースーツ

マイルズ・モラレス:スパイダーマンのミニフィグはスパイダースーツのクモマークや蜘蛛の巣、印象的なV字のラインのデザインを再現。黒いスーツに赤色のディティールという組み合わせはとても映えていてかっこいい。

背中

黒いスパイダーマンは背中にも前述のようなデザインが施されている。V字ラインの続きとクモの巣、そしてスパイダーウェブから糸を垂らして降下する蜘蛛の絵柄だ。スーツの前側は蜘蛛の巣に張り付いていて、後ろ側では降りてくるクモ。前後で動きが違って面白みがある。

シングルフェイス

マイルズ・モラレス:スパイダーマンの顔はシングルフェイス。グリーンゴブリンのようなダブルフェイスではない。マスクには白い目に赤い縁取りがある鋭い目がプリントされ、黒い縁取りのピーター・パーカーとは異なるマイルズ・モラレス特有のカラーリングを再現。さらに蜘蛛の巣デザインも前述のスーツのように張り巡らしている。蜘蛛の巣の中心がまるで鼻のように見えるところはかわいらしい雰囲気だ。

赤いスパイダーウェブ

スパイダーマンのスーパートライクにはスパイダーウェブ(6369938)が付属。しかも初登場となる赤色のスパイダーウェブだ。また、同日に発売されたスパイダーマン ドクター・オクトパスのラボしゅうげき 10783のほうではグウェン・ステイシー:ゴースト・スパイダーのピンク色のスパイダーウェブが新登場しており、これまでホワイトのみだったスパイダーウェブのカラーバリエーションが一気に増えた。劇中のように多彩な蜘蛛の巣が飛び交う光景はどこか楽しげ。レゴの世界をさらに魅力的にしてくれる。

ただ、もし3色のスパイダーウェブをコンプリートする場合は、赤と白が付属するスパイダーマンのたのしいウェブクォーター 10784とピンクが付属するスパイダーマン ドクター・オクトパスのラボしゅうげき 10783という2つのセットを購入する必要がある。ひとつのセットで全色揃わず、複数のセットに分散させる手法・・・やはりレゴは商売上手だ。

ニューカラー

赤いスパイダーウェブはスパイダーマンの手首に仕込まれたウェブシューターから発射されるクモ糸を表現したもの。マイルズ・モラレス:スパイダーマンのスーパートライクにおける最大の目玉のひとつである。その価値はもちろん希少な蜘蛛の巣型のアクセサリーパーツだという形状的な魅力もあるが、やはり一番はニューカラーの赤色だという点だ。

この赤色というのはモチーフになっている『スパイディとすごいなかまたち』のスパイダーウェブを再現したもの。劇中においてピーター・パーカーのスパイダーマンは白い糸を出すが、マイルズ・モラレスのスパイダーマンは赤い糸を出す。ただこれはCGアニメのカラーリングを反映したものであるため、他作品のマイルズにはあてはまらない。実写版やゲームにおけるマイルズはピーターのように白い糸を発射するからだ。

捕獲

この真っ赤なスパイダーウェブはボリューム満点。ミディアムレッグのミニフィグをすっぽりと包み込めるほどのサイズがある。宿敵であるグリーンゴブリンを縛り上げるため、スパイダーウェブの大きさと糸の強度が最適化されているのだ。

このふっくらとしたスパイダーウェブでパサっとグリーンゴブリンに被せれば捕獲は完了。こうなればグリーンゴブリンはまるで虫取り網に捕まえられたセミや巻き網の中のサバも同然だ。一度蜘蛛の巣に張り付けられれば、もうにっちもさっちもいかない。お手上げ状態になるはずだ。

ウェブシューター

ピーターパーカーの跡継ぎともいえるマイルズ・モラレスの能力の高さは折り紙付き。ウェブシューターの発射精度は正確で、敵を逃すことはない。もし捕まりたくないなら、ウェブシューターの射程距離に入らないようにするしか助かる道はないだろう。

スパイダーマンのスーパートライクでゴブリンを追跡! ジェット噴射でフルスピードだ

スパイダーカー

スーパートライクは三輪の乗り物。マイルズ・モラレス:スパイダーマンが乗るスパイダーカーだ。マイルズ・モラレスにとってはバットマンのバットモービルのような愛車である。スーパートライクのサイズは高さ5センチ、長さ13センチ。“カバンに入れて持ち運べるコンパクトサイズ”がスーパートライクのコンセプトだ。

そのスパイダーマンのスーパートライクは赤い骨格に主に黒いパーツを盛り付けていく作り。この赤いビークルベースにはレゴ ニンジャゴー カイのブレード・サイクル 71734と同じ6320082のパーツが流用されている。だが同じパーツといっても完成後のデザインは全く異なっているから、スーパートライクの個性はしっかりと出ている。

スーパートライクはフレームを含めて全体的に大きなパーツが使用されており、全てシールなしのプリントパーツであったり、テクニックパーツも最小限の数。だからレゴ ジュニアシリーズのように組み立てがとても簡単だ。4歳以上の小さな子どもやレゴの初心者にうってつけの乗り物といえる。

三輪車

スーパートライクは三輪車であるため、車輪の数は全部で三輪。フロントタイヤが2、リアタイヤが1だ。フロントタイヤはゴムタイヤと赤いホイールによって構成。前述のビークルベースに黄色いテクニックパーツおよびコネクターペグで接続している。

フロントタイヤ

フロントタイヤはスーパートライクのサイズ感でいえばまるでモンスタートラックのように大きい。とても迫力のあるサイズだ。こんな大きなタイヤを持つ車が突進してきたらこわい。グリーンゴブリンの身になって考えるとぞっとする。もしこのタイヤに押しつぶされたら、大事なスマホがぺったんこになってしまうだろう。

グリーンゴブリンにしてもスマホゲームやニュースアプリやSNSアプリが使えなくなる心配がまず頭によぎるはずだ。これからスーパートライクを相手にするときは、スマホデータのバックアップを済ませて安心保証プランにも加入してからにしよう。

ボンネット

スーパートライクのボンネット部分にはスパイダーマンの目がプリント。白目に赤い縁取りというマイルズ・モラレスのマスクと同じ配色だ。このスパイダーマンの目があることによってスーパートライクは普及車や一般車ではなく、マイルズ・モラレスの専用車両のオーラを大いに高めている。

蜘蛛の糸を模したデザイン

またボンネットの目の周りには黒いスパイダーマンのスーツと同様に蜘蛛の糸を模したデザインも。もちろんこのスパイダーウェブもプリントによるものであり、目とともにスーパートライクのスパイダー感を高めるセンスのいい要素だ。

スーパートライクの運転席

スーパートライクの運転席はポッチ6つのスペース。ミニフィグを座らせたときにレギュラーレッグならばポッチ4つを必要とするところだが、黒いスパイダーマンのようなミディアムレッグであればポッチ2つ分しか使わない。だからポッチ4つが余る状態になり、運転席にはとてもゆとりがある。腕の位置や座らせ方を工夫すれば、運転席に二人乗りすることも可能だろう。

ハンドル

運転席の付近にはハンドルがある。前回レビューしたスタントバイクと同じく、ミニフィグが両手もしくは片手で握ることができるハンドルパーツだ。このハンドルは多少前後に動かすことが可能。ミニフィグの体勢に合わせて握りやすい角度に調節できる。

色数

スーパートライクは黒と赤が多いが、そんな中でも車体の後部は色数が比較的豊富。ブラックとレッドだけでなく、ブルーやグレーやオレンジ色などが使用されている。

爽やかな部分

その後部において最も明るい色が使われているのはブースターの前面だ。この前面には水色のクリアパーツが使用され、ソース顔なスーパートライクにおいて1番爽やかな部分。重厚な黒や暖色とバランスを取る寒色として、いいアクセントになっている。

ブースター

前述のブースターは左右2基。テクニックパーツによって本体のエンジンに接続されている。

噴射炎のエフェクト

メインエンジンの噴射口からは噴射炎のエフェクト。スーパートライクが強い推力を得ている様子を炎のクリアパーツによって表現している。ゴツいフロントタイヤとこの炎の噴出が合わされば、スーパートライクはまるで飛ぶように走ることができるだろう。

リアタイヤ

スーパートライクのリアタイヤはフロントタイヤよりも小さいサイズ。他にもタイヤの厚みやトレッドパターンの彫り込み具合、ホイールの色が赤ではなくグレーになっているなど、多くの違いが見られる。

特にタイヤのサイズと厚さの違いはスーパートライク全体に影響。フロントホイールが高くリアホイールが低いことで車体に傾斜がつき、さらなるスポーティー感が生まれた。少しの変化ではあるが、リアリティや力強さや存在感といった要素が複合的に高まっているのだ。

パンプキン爆弾に気をつけろ! グリーンゴブリンがグライダーに乗ってNY上空に襲来

グライダー

このセットにはスーパートライクの他にも乗り物がある。グリーンゴブリンが乗るグライダーだ。

軽やかなグライダー

グリーンゴブリンはこの軽やかなグライダーに乗ってニューヨークの上空に襲来。NYの平和を守るマイルズ・モラレスのスパイダーマンと戦う。グライダーは小型でとても機動力がありそうだから、スパイダーマンといえどもウェブシューターで動く相手に狙いを定めるのは困難を極めるだろう。

動く翼

グライダーはグリーンゴブリンを乗せることができるスペースや動く翼やスパイダーウェブを取り付けられるクリップを備える。翼はグライダーの両側にあり、上下に可動。両翼を広げれば風を切って飛べそうだし、折りたためばコンパクトになって建物の隙間を通り抜けるときに役立ちそうだ。

機体の末尾にあるクリップは、スパイダーウェブのミニフィグが掴める部分を取り付けてクモの網がかけられたシーンを表現するときに使う。記事の前半にレビューしたパッケージ裏面の左下に載っているイメージのような感じだ。

パンプキン爆弾

グライダーには以前レビューしたレゴ スター・ウォーズ バトルパック 反乱者たち 75133のスタッドシューターのような武器は備え付けられていない。だからグリーンゴブリンの攻撃手段は、持参したお手製のパンプキン爆弾だ。このパンプキン・ボムは手榴弾のように相手に投げつけるカボチャ型の爆弾。グリーンゴブリンが手に持っているオレンジ色の物体がそれである。

パンプキン爆弾は手榴弾よりとても大きく、相当の破壊力がありそう。さすがのマイルズ・モラレスでも被弾すればかなりのダメージを受けるだろう。少なくともスマホはバキバキになってしまうはずだ。もしかぼちゃを持ったゴブリンと対峙する際は、事前にスマホデータのバックアッ・・・

レゴ マーベル マイルズ・モラレス:スパイダーマンのスーパートライク 10781の総評

総評

レゴ マーベル マイルズ・モラレス:スパイダーマンのスーパートライク 10781は、現在放送中のアニメがモチーフというタイムリーなセット。主人公のマイルズ・モラレス扮する黒いスパイダーマンのミニフィグや、それほど多くのセットに付属するわけではない蜘蛛の糸のアクセサリーパーツ、それも珍しい赤バージョンなどを手頃な値段で入手できるのが嬉しい。

スパイダーマンのスーパートライクは特徴的なギミックが搭載されているわけではないものの、この価格帯の乗り物にしては存在感があるような気がする。グリーンゴブリンのほうにも小さな飛行機が付いてくるし、複数体のミニフィグやアクセサリーや乗り物類を考えればコストパフォーマンスもいい。内容的に子どもだけでなくマーベルファンの大人も楽しめるセットだ。

ただ、このセットのミニフィグとグライダーはスパイダーマンのたのしいウェブクォーター 10784と被る。ミニフィグのデザインが同じだし、スパイダーウェブも付属する。グライダーも全く同じ形状だ。

スパイダーマンやゴースト・スパイダーやミズ・マーベルといったアニメの主要キャラクターたちも勢揃いしているため、ミニフィグとスパイダーウェブを収集する目的ならば10784のほうが効率的だろう。ただ10784は6600円前後とミニフィグ1体あたりのコスパは悪いから、黒いスパイダーマンとスーパートライクが欲しいなら今回の10781が断然おすすめだ。

コストを気にせずミニフィグとユニットの多彩さを重視するなら10784、ミニフィグやスパイダーウェブをピンポイントでコスパよく集める場合は10781という買い分けになるだろう。

レゴ(LEGO) (R)マーベル スパイディとすごいなかまたち マイルズ・モラレス:スパイダーマンのスーパートライク 10781

レゴ(LEGO) (R)マーベル スパイディとすごいなかまたち スパイダーマンのたのしいウェブクォーター 10784

次の記事
前の記事

スポンサーリンク

関連記事

レゴ画像「チューバッカと帝国の雪合戦! クリーンヒット篇」

チューバッカと銀河帝国軍はとある雪原で遭遇、もちろん...記事を読む

究極武装のロビン! レゴ 70333 ネックスナイツをレビュー

レゴ 70333 ネックスナイツ アルティメット・ロ...記事を読む


コメント

  1. armlock says: 2022年2月15日 6:21 PM

    はじめまして。人気ブログランキングをみて訪問したarmlockと申します。素敵な趣味ですね。めちゃめちゃ楽しそうです。うらやましいです。

    返信

※HTMLタグは使えません。

内容をご確認の上、「送信」ボタンを押してください。