レゴ バットマンムービー リドラーのなぞなぞレーサー 70903をレビュー! カレンダーマンのミニフィグも
レゴ バットマンムービー リドラーのなぞなぞレーサー 70903は、レゴ バットマンやリドラー、カイトマン、マグパイ、カレンダーマンのミニフィグが付属し、レゴ リドラーのなぞなぞレーサーを組み立てることが出来るセットだ。
レゴ バットマン ザ・ムービーのミニフィグたちは戦隊モノのようにカラフル。そしてレゴ リドラーのなぞなぞレーサーは車高が低く、そのスポーティな外観はとてもクールだ。
ここからは個性豊かなレゴ バットマンムービーのキャラクターたちや、攻撃ギミックが豊富なリドラーのなぞなぞレーサーをレビューしていこう。
レゴ(LEGO) バットマンムービー リドラーのなぞなぞレーサー 70903
目次
- バットラングが飛び、ダイナマイトは火花を散らす! アメコミ大乱戦
- カレンダーマンのマントが芸術的! カイトマンの大凧も迫力
- ギミック豊富なリドラーのなぞなぞレーサー! あちこち動く
- レゴ バットマンムービー リドラーのなぞなぞレーサー 70903の総評
バットラングが飛び、ダイナマイトは火花を散らす! アメコミ大乱戦
パッケージの表。レゴ なぞなぞレーサーからビームを発射したり、バットマンがバットラングを投げたり、マグパイがダイナマイトに点火したり・・・いたるところで攻撃を繰り出す乱戦模様がプリントされている。このようにカオスな状況では、常人はとても生き残れそうにない。
パッケージの裏。こちらも乱戦が続いている模様だ。彼らの継戦能力はまさに賞賛に値する。なお、箱の側面にはいくつかのギミックが紹介。
外箱を開封したところ。組立説明書1冊と袋2つが入っている。ピース数は254。
1と書かれた袋からパーツを取り出したところ。1の袋には、なぞなぞレーサーの車体の下半分を組み立てる分のパーツが入っている。また、ミニフィグ3体やバットマンのマントが封入されたミニパック、なぞなぞレーサー用のシールもこの1に含まれる。
1のミニフィグはレゴ バットマンとカレンダーマンとカイトマン。黒、赤、黄とカラフルな3人衆だ。
1のパーツを組み上げ、2と印刷された袋から追加パーツを取り出したところ。2の袋には車体の上半分のパーツやタイヤ、ミニフィグ2体が入っている。
2のミニフィグはレゴ リドラーとマグパイ。レゴ バットマンムービー リドラーのなぞなぞレーサー 70903の主役であるリドラーのミニフィグは2から登場する。やはり主人公は後から現れるようだ。
カレンダーマンのマントが芸術的! カイトマンの大凧も迫力
ミニフィギュアは5体が付属。バットマン、リドラー、マグパイ、カレンダーマン、カイトマンの5人だ。マントや翼、ごついアーマーなど、豪華な装備のミニフィグが多い。
ミニフィグたちの後ろ姿。後ろ姿に最も迫力があるのは・・・単純に物理的な大きさならカイトマンだろう。幅を取る大凧は存在感バツグン。だが、カレンダーマンのマントも優劣つけがたい。カレンダーの数字が付いたマントは存在感とともに芸術性も兼ね備える。
レゴ リドラーおよびエドワード・ニグマのミニフィグ。リドラーはアメコミ『バットマン』シリーズに登場するキャラクターだ。このセットにおいてはバットマンの最大のライバルとして付属。
レゴ リドラーのミニフィギュアにおいては山高帽を被り、緑色のスーツを着て、手には杖を持っている。山高帽は髪の毛と一体化。髪と帽子の2つをはめるという手間はない。
また、山高帽の前面にはクエスチョンマークがプリント。このクェスチョンマークはリドラーのトレードマークだ。1+1の答えを聞かれて悩んでいるわけではない。
手に握っている杖はリドラーのファッションアイテム。握りがクエスチョンマークになっており、前述の山高帽とともにシンボルマークを示している。ステッキの握りおよびグリップとシャフトおよび棒は分離することができるため、棒部分の色を変更したり、例えばライトセーバーのようなクリアパーツに差し替えるのも面白い。
レゴ リドラー ミニフィグのヘッドパーツはリバーシブル仕様。不敵に笑った表情と、口を歪めて不機嫌そうな表情の2種類がある。
レゴ バットマンのミニフィグ。バットマンはDCコミックス『バットマン』シリーズの主人公だ。このセットにおいては、敵であるスーパーヴィランのリドラーを取り締まる立場。
レゴ バットマンのミニフィギュアにおいてはバットマンマスクを被り、黒いマントを見にまとい、ユーティリティベルトを腰に巻き、両手にはバットラングを持っている。
手のバットラングはコウモリの羽の形をしたブーメラン武器。パッケージの表に印刷されているように、相手に投げつけて攻撃する。
レゴ バットマン ミニフィグのヘッドパーツは両面仕様。口を開いた顔と閉じた顔の2種類がある。
レゴ マグパイのミニフィグ。本名はマーガレット・パイで、レゴの商品説明においてはマグパイではなくマグピーと呼ばれる。マグパイはアメリカンコミックス『バットマン』シリーズに登場するヴィランだ。リドラーと同じく、バットマンと敵対。このセットのマグパイはゴッサム・シティの発電所に爆弾を仕掛けようとしている。
レゴ マグパイのミニフィグにおいては髪が白く、胸部から肩にかけてアーマーを身につけ、腕出しドレスを着て、ドレスの続きのスカートを穿き、手にはダイナマイトを持つ。
アーマーはサイヤ人の戦闘ジャケットよりもゴツく、レゴ ムービー バットマンとロボヒゲのアポカリプスブルグの救出 70836のバットマンと同程度という、かなりの存在感。すごく重そうだし、防御力も高そうだ。胸部や背中にはポッチが備えられているから、何かパーツを付け足せばもっと豪華にすることもできるだろう。
ドレスは腕出しスタイル。ウエスト部分はかなり細く引き締まっており、そのウエストには赤いプレーンベルトを締めている。どうやらマグパイはとてもスタイルのいい人物で、ゴージャスなファッションを好むようだ。
ドレスのスカートは、足を動かすことはできないが背が高くなるスカートタイプのレッグパーツによって再現。シワというかスカートの流れもプリントによって表現されている。
レゴ マグパイのヘッドパーツはデュアルフェイス仕様。やや笑った顔とキッとした感じの顔の2パターンがある。しかし、アーマーのボリュームがありすぎて顔の周囲が塞がれているため、指を入れて顔を回しにくい。その欠点から、一度顔をはめてしまえば、どちらかの顔は封印することになってしまうかもしれない。
レゴ(LEGO) レゴムービー バットマンとロボヒゲのアポカリプスブルグの救出 70836
レゴ カレンダーマンのミニフィグ。カレンダーマンはDC Comics『Batman』シリーズのヴィランだ。カレンダーマンもまたバットマンの敵として登場。
レゴ カレンダーマンのミニフィグにおいては赤い体や全身のカレンダー要素、そして2枚のマントが印象的だ。
カレンダー要素は、おでこの部分のマス目、マントとベルトおよび帯の日付の数字など全身に散りばめられており、カレンダーマンの芸術性を高めている。
マントについては形状や枚数が個性的だ。マス目があり、空欄の部分もあれば日付が書かれている箇所もある。またマントには切り込みが入っていて、マントがタコ足のように広がる仕組みだ。
さらに、マントは一枚ではなく二枚ある。背中に垂れる普通のマントと、後頭部に持ち上がる特殊なマントで構成されているのだ。その広がりのある形状や数字のデザインはとてもスタイリッシュ。これほど凝ったマントはレゴ史上、他にはないだろう。
なお、カレンダーマンにはリバーシブルヘッドが採用されていない。ジト目の顔の裏は何もペイントされていない赤い顔しかないのだ。このセットにおいてリバーシブルヘッドでないのは、このカレンダーマンだけである。おそらく、マントのデザインに力が入っている分、第二の顔は割愛されたのだろう。
レゴ カイトマンのミニフィグ。カイトマンはコミックブック『バットマン』シリーズに登場するヴィランだ。先述のように背中に大きな“凧”をつけているのが特徴的。
レゴ カレンダーマンのミニフィグにおいてはジェットヘルメットを被り、背中に大凧を装備している。ジェットヘルメットはクリアパーツのシールド部分のフリップアップが可能。大凧で飛行中はシールドを下げ、地上ではシールドを上げよう。
大凧はネックパーツのポッチによって背中に固定。体の前にあるゴムのハンドルを掴むことでハンググライダーのような格好になる。大凧の翼には前後に動かせるギミックがあるから、翼の角度を調節しながら空を思いのまま飛ぶことができるかもしれない。
カイトマンのヘッドパーツはダブルフェイス仕様。口を大きく開いて笑った表情と“いー”とした機嫌が悪そうな表情のふたつがある。
ギミック豊富なリドラーのなぞなぞレーサー! あちこち動く
ここからはレゴ リドラーのなぞなぞレーサーをレビュー。フロント部には濃緑のボンネットおよびフロントグリルやヘッドランプ、ウインカーなどがある。
ボンネットにはリドラーのミニフィグの山高帽やステッキと同じくクエスチョンマークがデザイン。このクエスチョンマークはシールによって表現されているから、シールを貼り付けるときには向きや位置に注意しよう。
ボンネットとヘッドランプには持ち上がるギミックが搭載。ボンネットを展開すると、その中からは機銃2丁が現れる。もしリドラーのなぞなぞレーサーの正面に立つようなことがあれば、この機銃によって立ち所に制圧されてしまうだろう。
フロントガラスの両脇にはバックミラーがある。バックミラーは上下に動かすことができるため、好きな角度に設定することが可能だ。
運転席にはハンドルや背もたれ、肘掛けなどがある。リドラーのなぞなぞレーサーは一人乗りであるため、この運転席にはミニフィグ一体しか乗せることができない。
ハンドルの向こうにはインパネおよびメーターパネルがある。この計器類はシールによって表現。シールを貼るときは上下に気をつけよう。
リドラーのなぞなぞレーサーはオープンスポーツカーだ。だからリドラーの頭の上にはルーフはない。
リドラーのなぞなぞレーサーのリア部には大きなマフラーやブレーキランプ、バックランプなどがある。このランプ類はクリアパーツによって表現。
リア部のエンジンカバーを外すと、迫力のあるエンジンがよく見える。これほどの気筒やマフラーを備えたエンジンならば、相当なスピードで走れることだろう。なお、このエンジン群は斜めに傾けることが可能だ。
エンジンの両脇にはシューターが内臓されている。このシューターには実際に発射することが出来るギミックが搭載。緑色の棒の先端を押すと、アローが飛び出す仕組みだ。
レゴ リドラーのなぞなぞレーサーを横から見たところ。リドラーのなぞなぞレーサーはスポーツカーだから、車高が低くて車体も薄い印象だ。
レゴ リドラーのなぞなぞレーサーのタイヤはテクニックパーツによって車体に取り付ける。ホイールとテクニックパーツは、他のセットの車のように金属の軸によって接続されているわけではないため、取り外しは比較的簡単だ。
エンジンを斜めにすると、背もたれが浮いてトランクのスペースが出来る。
背もたれの両側からはアローが発射される仕掛けで・・・
このようにスプリングシューターにスプリングシューター アローを装填することにより、発射準備が整う。このシューターはもちろん先述の機銃よりも威力があり、直撃した敵を問答無用で吹き飛ばすだろう。ただそれは人間にも言えることであるため、シューターを使うときは安全に十分配慮しよう。
レゴ バットマンムービー リドラーのなぞなぞレーサー 70903の総評
筆者はアメコミには詳しくないのだが、素人目にも個性的でデザインの凝ったミニフィグたちが揃っていると分かる。それは、このセットでしか見られないようなミニフィグのペイントやマントを見れば明らかだ。彩り豊かなキャラたちが揃って見栄えもする。まさに見ているだけで楽しいミニフィギュアたちだ。
また、リドラーのなぞなぞレーサーにしても、レゴ バットマンムービー ジョーカーのローライダー 70906のようにかっこいいデザイン。特に流れるように滑らかなボディと、こだわりを感じるエンジン部分の造形には魅了される。
あまり一般受けしないセットかもしれない。しかしながら、完成度の高いミニフィグと車の組み合わせはとても満足度が高く、コレクション性も高いセットであるといえるだろう。
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