バイヤーズハウスを2287ピースで再現! LEGO Stranger Things The Upside Down 75810を購入したので開封と組み立て
建物が宙に浮いていることや両面仕立てになっている斬新さに魅力を感じ、ずっと気になっていたLEGO Stranger Things The Upside Down 75810。今回それをついに購入したのでパッケージを見たり開封や組み立てを行っていく。なお、ここでは組み立てまでだが、近日中にレビューのほうもアップする予定だ。
レゴ(LEGO) ストレンジャーシングス 裏側の世界 75810
表と裏がアップサイドダウン!? 忠実に再現されたバイヤーズハウスを組み立てよう
LEGO Stranger Things The Upside Down 75810は令和が始まって間もない6月1日の土曜日に発売。ビデオストリーミングサービスであるNetflixがプレミアオリジナルTVシリーズとして提供している『Stranger Things』に登場するバイヤーズハウスおよびキャラクターをLEGOブロックによって再現したものだ。バイヤーズハウスの宙に浮いたデザインやアップサイドダウンのギミックが最大の特徴。
LEGO Stranger Things The Upside Downのパッケージの表。LEGOによって再現されたバイヤーズハウスやそこに集合したStranger Thingsに登場するキャラクターたちのミニフィギュアがプリントされている。また、背景の色をオレンジとブルーに分けることにより、バイヤーズハウスのアップサイドダウンの特徴を分かりやすく表現。表と裏の世界の移り変わりがとても印象的だ。
パッケージの裏ではバイヤーズハウスを後ろから見た様子を印刷。バイヤーズハウスのサイズや各部屋、発光ギミックなどを紹介している。また、バイヤーズハウスの最大の特徴であるアップサイドダウンの仕掛けも合わせて掲載。ここを見れば充実した内部やギミック、そして二つの世界への期待が大きく高まることだろう。
LEGO Stranger Things The Upside Downを開封すると、1から11までナンバリングされたパックや組立説明書2冊、シール2枚が出てくる。組立説明書は第一部が表紙を含めて140ページ、第二部が160ページだ。木を組み立てる分、第二部のほうがページ数が多くなっている。
二冊のインストラクションはアップサイドダウンを反映した明るい色と暗い色の二色構成。明るいほうではバイヤーズハウスの表側、暗いほうでは裏側を組み立てるという内容的にもマッチした色分けになっている。パッケージの背景でもマニュアルでも二つの世界の存在を意識させ、雰囲気を高め続ける素晴らしい演出だ。
このセットにおけるインストラクションは組み立ての手順や全パーツの一覧を掲載するだけではない。他にも魅力的なコンテンツを提供する。それはStranger Thingsの世界観をたっぷりと見せてくれることだ。
二冊の説明書にはそれぞれ最初の数ページでStranger Thingsの世界を映像の切り抜きを交えながら紹介。その内容は例えば詳細な人物紹介であったり、劇中のシーンだったりする。この数ページを見ればこのセットに付属するキャラクターの名前を簡単に知ることができるし、Stranger Thingsがどういう作品なのか雰囲気を感じることも可能だ。
さらにその雰囲気の見せ方も凝っている。実際の映像を切り抜いた写真がクリップによってとめられている様子はとてもおしゃれだ。本物のクリップが使われているわけではなく、プリントによる演出ではあるもののセンスがある。このようにまるで映画のパンフレットのようなレイアウトと充実した内容により、マニュアルとしてだけでなく読み物としても楽しませてくれるのだ。
LEGO Stranger Things The Upside Downの対象年齢は16歳以上。この16歳以上というのは以前購入したレゴ 21322 アイデア 赤ひげ船長の海賊島と同じ難易度である。その対象年齢の高さからも分かる通り、このセットはかなり大人向けだ。完成するバイヤーズハウスはピース数から連想するほど大きなサイズにはならないが、細かい作りであることからこの対象年齢が設定される。
バイヤーズハウスを支える2本の木はとても複雑な作りだし、表裏のバイヤーズハウスをテクニックパーツによって接続するときにも力が必要だ。四ヶ所にびっしりと取り付けられた植物のポロリや持つ場所や破損に注意しながら組み立てていく作業もなかなか気を使う。さすが大人のレゴモデルといった感じだ。
このようにバイヤーズハウスを細かい作りによって忠実に再現するため、ピース数も膨大になる。ピース数は全2287。パックに分けるとナンバー11までいく。そのパックの多さからか、半分ほどのパックがさらに箱の中に入っている。この箱は結構丈夫そうなダンボールによってできており、色は真っ白。箱には7桁の数字が印刷されているのみでとてもシンプルなデザインだ。
17ページからの袋1ではまずバイヤーズハウス・・・ではなくLOGO付きスタンドと車から組み立てる。STRANGER THINGSの赤いロゴ付きのミニフィギュアスタンドと、Chief Jim Hopperが乗るCHEVROLET K5 BLAZERだ。このようにメインモデルからではなくアクセサリー的なモデルから組み立てることもある。以前レビューしたレゴ ゴーストバスターズ エクト 1 & 2 75828のトイレモンスターのようにだ。
パック1ではミニフィギュア1体も登場。ホーキンスのポリスチーフであるJim Hopperだ。Jim Hopperが自身が乗るCHEVROLET K5 BLAZERと同じパックに同封されていることはとても合理的である。
36ページからの袋2からいよいよバイヤーズハウスを組み立て。バイヤーズハウスの土台部分から取りかかる。単に土台といっても作りはさすが高級モデル。タイルパーツや地面や部屋の床用のパーツが組み合わされており、しっかりと組み立ての面白さを味わえる。
パック2でもミニフィギュアが1体。このセットに登場する子どものミニフィギュアの先陣を切るMike Wheelerだ。
55ページからの袋3ではバイヤーズハウスの部屋や壁を組み立てていく。ひとつひとつの部屋はコンパクトながらも内装が凝っており、バイヤーズハウスの内部が少しずつ充実していく光景を見るのはとても満足感がある。
パック3のミニフィギュアは1体。バイヤーズハウスの住人最初のミニフィギュア、Joyce Byersだ。
89ページからの袋4では主にバイヤーズハウスの外壁とデッキの家具を組み立て。レゴ アイデア つり具屋 21310のように外壁にたくさんのタイルパーツを張っていく。壁の全面をタイルパーツによってコーティングしていくこの作業は、バイヤーズハウスがどんどんスタイリッシュになっていくことが実感できる。デッキに家具やプレイグラウンドが充実していくのも楽しい要素だ。
袋4のミニフィギュアは1体。Slingshotを持っているのが印象的なLucas Sinclairだ。
113ページからの袋5ではバイヤーズハウスの屋根を組み立て。軽く傾斜が付いたこのグレーの屋根を載せれば、表のバイヤーズハウスは完成だ。このパック5で1冊目の説明書は終了となる。
そして前半最後のミニフィギュアも1体登場。このセット3人目の子供となるDustin Hendersonだ。
8ページの袋6から2冊目の説明書に移る。ここからは裏のバイヤーズハウスの組み立て作業だ。袋6では表のバイヤーズハウスにおける袋2に相当する部分を組み立てる。バイヤーズハウスの土台部分だ。土台としてここでも多くのタイルパーツやプレートを貼り付けていくが、前半と同じ作業だからもう慣れたものだろう。
後半最初のパックであるパック6でもミニフィギュアが1体登場。物語の展開上、裏のバイヤーズハウスに最もふさわしい人物のひとりであり、バイヤーズハウスの一員でもあるWill Byersだ。
28ページからの袋7では袋3に相当する部分、バイヤーズハウスの壁やルームを組み立てる。ただ、ミニフィギュアはこのパック7にして初めて未登場。残りの2体はもっと後半に参戦するようだ。
62ページからの袋8では袋4と同等の部分を組み立て。ここでもタイルをどんどん貼り付けていく。しかし少し違うところといえば、ちらほらと植物が加わっている点。表のバイヤーズハウスにはなかった新たな要素だ。
86ページからの袋9では袋5に相当する屋根を組み立て。発光ユニットを組み込まないことや、植物を多く配置することなど少しずつ異なる点が存在する。
115ページからの袋10では木を組み立て。バイヤーズハウスを支える2本の木のうちの1本だ。木という特性にふさわしく、このパックから葉のパーツが豊富に登場。パックを空けた途端に空気の濃度が濃くなるような雰囲気だ。
また袋10では久しぶりにミニフィギュアが登場する。LEGO Stranger Things The Upside Downにおいて最も印象的なDemogorgonだ。
最後の袋11ではもう片方の木を組み立て。この2本目は1本目と全く同じ組み方であるため、かなりサクサクと組み立てられるだろう。これが完成して木が2本になれば、バイヤーズハウスを宙に浮かせる準備は万端だ。それと同時にアップサイドダウンも可能にする。
この最終パックには最後のミニフィグも登場。最後を飾るのはこのセットに登場する二人目の女性であるElevenだ。
以上、開封と組み立て編。後日のレビューに続く。
スポンサーリンク
関連記事