レゴ ヒドゥンサイド ゴーストハントスクールバス 3000 70423をレビュー! 幽霊退治のスウィートサリーに乗ろう
レゴ ヒドゥンサイド ゴーストハントスクールバス 3000 70423をレビューする。スウィートサリーことゴーストハントスクールバス3000はレゴ ヒドゥンサイドの世界に登場するミニフィグ5体が付属し、幽霊退治のスクールバスを組み立てられるセットだ。
ミニフィグはヒドゥンサイドの主人公であるジャック・デイビッドやパーカー・L・ジャクソンなど。ゴースト犬の動物フィグも付属する。そしてゴーストハントスクールバスには4体のミニフィグを乗せることも可能だ。
目次
- ゴーストハントスクールバスを組み立てる! 呪われたトイレも
- 人間が幽霊に変身!? ゴースト犬のスペンサーのミニフィグも登場
- 大砲にベッドも! スウィートサリーことスクールバスでゴーストハントだ
- レゴ ヒドゥンサイド ゴーストハントスクールバス 3000 70423の総評
レゴ(LEGO) ヒドゥンサイド ゴーストハントスクールバス 3000 70423
ゴーストハントスクールバスを組み立てる! 呪われたトイレも
パッケージの表。パッケージの半分をヒドゥンサイドの暗い世界が覆う演出の中、ヒドゥンサイドのヒーローたちがゴーストたちと戦う様子がプリントされている。
パッケージの裏。LEGO Hidden Sideの公式アプリを使ったAR(拡張現実)の楽しみ方や、ゴーストハントスクールバス 3000の複数のギミックなどが紹介されている。
パッケージの側面。6体のフィギュアの名前と画像が紹介されている。
箱を開封すると中からはパーツ袋やシール、組立説明書が出てくる。パーツ類は5つの袋に分割して同梱。ピース数は全689だ。
最初のパック1では、ミニフィグ2体や呪われたトイレモンスター、ゴーストハントスクールバス 3000の座席部分および引き出し式コマンドセンターを組み立てる。
袋1のミニフィグは労働者2体。
このセットにおいて真っ先に組み立てるのは呪いの仮設トイレだ。やはりトイレの心配なく、ゴーストハントスクールバスを安心して製造するための配慮だろうか。それとも、ブロックを呪いで満たすため・・・
パック2では、ミニフィグ1体とゴーストハントスクールバス 3000の下部を組み立て。
パック3では、ミニフィグ1体とゴーストハントスクールバス 3000のフロントガラスや窓ガラス、ルーフなどを組み立て。
パック4では、ミニフィグ1体とゴーストハントスクールバス 3000のフロント回りの組み立てを進める。
最後のパック5では、主にゴーストハントスクールバス 3000のルーフに乗せるフリップ大砲と屋上スキャナを追加。人型のミニフィグは入っていないが、ゴースト犬のスペンサーも登場する。
人間が幽霊に変身!? ゴースト犬のスペンサーのミニフィグも登場
ミニフィギュアは5体が付属。ジャック・デイビッド、パーカー・L・ジャクソン、J.B.、労働者ビルとナンナ、そしてゴーストドッグのスペンサーだ。
労働者ナンナのミニフィグ。一見すると、どこにでもいるドリルを持ったパワフルな女性だ。
ナンナはリバーシブルヘッドであり、切削作業によって跳ね返ったと思われるフェイスペイントのような汚れが付いた顔と、さっぱりした顔のふたつを持つ。このふたつの顔を見る限りにおいては、彼女は工事現場の普通の作業員だが・・・
しかし、ナンナにはもうひとつの顔があった。髪の毛と顔が透けた、まるで別人のような顔だ。
実は彼女はゴーストに取り憑かれており、凄まじい表情をして緑色の妖気を放つ姿に変化する。これがヒドゥンサイドの世界で起こる幽霊化だ。まさにもう一つの顔、顔を回して表情を変えるどころか、頭部自体を別の頭に入れ替えてしまうのだ。
労働者ビルのミニフィグ。彼は前述のナンナと同じ工事現場で作業をする仲間である。ということは・・・嫌な予感しかしない。。。
ビルは一見するとそこらじゅうにいるヒゲをたっぷり蓄えたシャベルおじさんだが・・・案の定、顔が透けてしまう。
ビルがゴースト化すると、既に充分たっぷりだと思えていたヒゲがさらにボリュームを増す。そのタコ足のようにくねくねとした髭の形からは、まるでヒゲが独立した意思を持っているようにすら見える。
ナンナとビル・・・彼らはオバケ化するということだけでもおっかないが、手に持っている武器がそのおっかなさを増幅させる。ナンナは変身とともにドリルをつるはしに、そしてビルはシャベルをツインドリルに持ち替えるのだ。
中でも一番おっかなさそうなのはビルのツインドリルだろう。ちゅわーっと高速回転しそうなドリルは、掘られたらとても痛そうである。
パーカー・L・ジャクソンのミニフィグ。パーカーは、ヒドゥンサイドの舞台であるニューベリーに住む13才の少女だ。
彼女はニューベリーの異変に気付き、広がる幽霊の世界“ヒドゥンサイド”の謎を解き明かそうとしている。そして親友のジャックとともにゴースト退治の冒険へ繰り出すことになるのだ。
ときにはゴーストに遭遇し、困惑の表情を見せることもあるけれど・・・
スマホに映るゴーストを見ながら、どうするべきか頭を働かせるだろう。パーカーはまだ13才ではあるが、幽霊退治アドベンチャーに魅了されている。困難な状況も楽しみながら解決していくはずだ。
ジャック・デイビッドのミニフィグ。ジャックはヒドゥンサイドのヒーローであり、オンラインビデオチャンネルのブーチューブおよびブーチューバーに夢中の13才の少年だ。
ニューベリーに転校してきてからは、親友のパーカーらとともにゴーストハンターのメンバーとして怪奇現象に立ち向かう。
彼は時折、かなり動揺したような表情になるが・・・人を見かけで判断してはいけない。こう見えて、ゴーストハンターとしてはパーカーに次ぐ2番手の腕前を持っているのだ。
J.B.ワットのミニフィグ。
J.B.は22才の優秀な科学者だ。
彼女の科学者としての腕前は折り紙付き。なんといっても、このセットの商品名となっているスクールバスを生み出した張本人だからだ。古いスクールバスを改造して、スウィートサリーとも呼ばれるゴーストハントスクールバス 3000を作り上げたのである。
さらにそれだけでなく、ゴーストハンターたちが使う道具を開発したのも彼女。研究室での実験に失敗したり、行き詰るとやや不機嫌な顔をするときもあるが、そういうトライを繰り返しながら様々なアイテムが生み出されていくのだろう。
そしてJ.B.が持っているキラキラした武器もまた、自らが編み出した幽霊退治特化のアイテムである。
スペンサーのミニフィグ。スペンサーはベーコン好きのゴースト犬だ。ジャックの大親友であり、彼のゴーストハントに同行する。
スペンサーは一見すると普通の犬に見えるが、一度死を経験。ヒドゥンサイドの出現により、幽霊として復活した。彼の足が透けているのは幽霊の証しだ。だが、ナンナやビルと違ってジャックたちを襲うことはない。生前のようにかわいらしくて少しお調子者の愉快な犬である。
大砲にベッドも! スウィートサリーことスクールバスでゴーストハントだ
ゴーストハントスクールバス 3000は、ジャックやパーカーたちが乗って幽霊退治を行うための強力な改造マシンだ。先述のJ.B.が改造を施し、スウィートサリーと呼ぶ。海外ではパラノーマルインターセプトバス3000とも。高さは約15センチ、幅10センチ、長さ約29センチと施設モデル並みのサイズを誇り、高い居住性も備える。
スクールバスのフロント部分。5つのライト、4つのランプ、2つのスタッドシューター、1本の角、サイドミラー、GG 4940と書かれたナンバープレート、SCHOOL BUSと書かれたプレートなどがある。
レゴ スターウォーズシリーズにおいてよく登場するスタッドシューターには、もちろん実際に発射できるギミックを搭載。普通のバスではあまり見かけることがないシューターと角が取り付けられていることにより、このスクールバスが一般人向けではないオーラを放っている。
サイドミラーの真下にはフロントタイヤがある。このスクールバスは装甲車のような迫力があるが、タイヤは以前レビューしたレゴ ニンジャゴー カイのカタナタンカー 70675ほど大きくはない。そのことから、飛び道具を駆使するタイプの車であり、車体をぶつけていくスタイルではないことが分かる。
スクールバスのリアタイヤも前輪と同じ大きさ。ただリアフェンダーはフロントフェンダーとは異なっている。リアフェンダーのほうがとても大きくて印象的だ。スクールバスは車体がゴツくて細長いが、このリアフェンダーが丸みを帯び、そして目立っていることにより、適度にやわらかい印象をもたらしているといえる。
スクールバスの前輪と後輪のちょうど間にある横っ腹には、水色のパネルが取り付けれた部分がある。この部分には実は開閉ギミックが搭載されていて・・・
下に向けて開くと、サイドキャノンが展開される。この展開ギミックはスクールバスにおける最大のギミックのひとつであり、格納された唯一の武装だ。
このサイドキャノンには前面にあるスタッドシューターのような発射ギミックこそないが、スクールバスの豊富な武装とギミックのひとつとして面白みを加えてくれている。
サイドキャノンの少し後ろにはサイドラダーがある。このサイドラダーは、メインキャノンと走査装置があるルーフにアクセスするためのものだ。ルーフにあるこれらの装備を使いたいときは、ミニフィグにこの梯子を登らせよう。
スクールバスの後部には8枚の窓ガラスがある。この窓ガラスは1枚1枚を開閉することが可能。現実ではマネすべきではないが、レゴの世界でだけは窓から身を乗り出して楽しむのもいい。
スクールバスの右側には運転席にアクセスするための透明なドアがある。このドアはレゴにおいて建物によく活用されいてるパーツとなっており、定番の開閉ギミックを実装。ドアを入ってすぐ段差があるため、バリアフリーに対応しているとはいえないが、出入り口の広さは充分だ。
スクールバスのリア部分。ここには2基のブースターが備えられている。このブースターを使えば、スクールバスはさらに速く走ることが可能になるだろう。
また、リアにはバックドアにあたる部分にこのセット最大級のギミックを搭載。それはコマンドステーションを抜き取ることができる豪快なギミックだ。
この引き出し式のコマンドセンターを抜き取ったスクールバスは、すっきりと空洞になる。まるでカニ爪の身を食べた後の殻のようだ。
引き抜いたコマンドステーションは、スクールバスに搭載されている装備やギミックをコントロールする設定の重要な場所。そのためスクリーン、キーボード、潜望鏡、ふたつの座席、そしてベッドがあり、充実した設備を備える。
2つの座席に2体、ベッドに1体と少なくとも3体のミニフィグを乗せることができ、レゴによると4体のミニフィグを搭乗させられるという収容力も確保。コマンドステーションには仕事と休息を両立できる高い居住性があるのだ。
コマステにはさらに、ノートパソコンも置かれている。J.B.が手に持っているのがそれだ。
そのノートパソコンのアクセサリーパーツは本のように開くことが可能。開いたノートPCのディスプレイには幽霊が映し出されており、様々な情報収集に役立ちそうだ。
スクールバスはコマステだけでなく、ルーフも重要な場所として活用する。ゴースト退治用のフリップ大砲と屋上スキャナが配備されているのだ。
ジャックがそばに立っているのがスクールバスの主砲、ゴースト退治用のフリップ大砲である。写真ではジャックが陣取っているが、ニューベリーで世紀のゴーストハンターおよび最強のシューターとの呼び声が高いパーカーを配置すれば、より効果的かもしれない。
そしてルーフの後方にあるのがスキャナ。このスキャナによってゴーストたちの姿をあぶり出す。
ルーフの前方、運転席の真上の部分は取り外しが可能。この部分を取り除ければ、運転席の様子がよく見えるようになる。
このセットにはスクールバスの他にも組み立てたものがある。それが一番最初に組み立てた仮設トイレモンスターだ。
このトイレモンスターは一般的なトイレの機能を備えており、普段は普通のトイレに見える。しかしひとたび本性を現せば、オレンジ色のコーンを足にしてオバケの目を立たせ、茶色のタイルを飛ばす攻撃的なトイレモンスターに変貌。
茶色のタイルはトイレの裏側から押すことによって発射されるギミックを搭載しており、何も知らずにトイレを使用している人々を無情にも吹き飛ばすだろう。
レゴ ヒドゥンサイド ゴーストハントスクールバス 3000 70423の総評
このセットはヒドゥンサイドに登場する主要キャラクターを多く含み、ミニフィグのコレクション性がある。そしてメインのスクールバスはキャンピングカーのような充実した内部を持ち、武装やギミックも豊富。トリッキーで遊べる要素がとても多い。もちろん外観デザインもいいから、コアな車好きにも魅力的だろう。
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