レゴ シティのアウトドア 60202をレビュー! ワシの希少なフィギュアやテントが登場
レゴ シティのアウトドア 60202 ブロック キャンプは15体のミニフィグが付属し、ランタンやリュック、カメラ、ゴムボート、シクロクロスバイク、ボルダリング用の岩場などといったアウトドアにふさわしいレゴが豊富に登場するセット。赤ちゃんのフィギュアやワシの動物フィグ、テントなど、コレクション性の高い珍しいアイテムが含まれるのも魅力だ。
レゴ(LEGO)シティ レゴ(R)シティのアウトドア 60202 ブロック キャンプ
目次
- ゴムボートで川下り! おいしそうな目玉焼きも味わおう
- 大きなワシのフィギュアが登場! 動物カメラレディとの関係とは
- 本格的なテントを張ろう! 赤ちゃんの珍しいベビーキャリアも
- レゴ シティのアウトドア 60202の総評
ゴムボートで川下り! おいしそうな目玉焼きも味わおう
川下りのアクティビティを楽しむ父子のミニフィグと黄色いゴムボート。アウトドアといえば草むらでのキャンプやバーベキューだけでなく、川遊びをエンジョイするのも醍醐味だ。
このレゴのアウトドアスポットにおいてもエキサイティングな川下りのアウトドアスポーツが楽しめるようになっている。ヘルメットやライフジャケット、二人乗りのゴムボート、パドルが完備されているのだ。
かさばるものを持参する必要がないため、レゴ界では満足度の高い川下りスポットとして有名である。実際、旅行予約サイトのレゴトラベルの調査でも、訪れたい川下りスポットとして10年連続トップ10入りしているくらいだ。
今回、ゴムボートに乗っている父子はその評判の川下りを楽しむことを一番の目的に、この超有名スポットにやってきた。数日前に80歳の誕生日を迎えた父親の傘寿を祝うことも兼ねており、久方ぶりの親子の時間を楽しもうと言うのだ。
この川下りを企画したのは息子のタケシ21歳。父親とは孫ほどの年齢差があるが、これには事情がある。タケシは父親が6回目の結婚前に授かった13人目の子供なのだ。これまでそういった年齢差や腹違いの兄弟の多さから、確かにいろいろなことがあった。事情が複雑になり、やや困ったことも起こったのだ。
しかし現在では父子の関係はすこぶる良好。現に今も川下りを和気あいあいと楽しんでいる。父親が莫大な財産を持ち、多額の保険金が掛けられていることなど、あまり関係はない。ゴムボートやライフジャケットにちょっとばかし穴が空いているなんてもってのほかだ。
ともかくタケシはデンジャラスな川下りスポットに興奮している。何か言葉にできない期待感でワクワクが止まらない。そのせいでパドルを漕ぐ手もつい荒ぶっている。ただ、それだけのことだ。
バーベキューを楽しむ少年。黒縁メガネを掛け、探検家のような胸ポケットの服を着て、アウトドアに便利なアイテムが入っていそうなリュックを背負っている。手にはお皿とコップを持ってスタンバイ。何を待っているかというと、目の前のフライパンの上でおいしそうに焼けている目玉焼きだ。空気のおいしい空の下で食べる目玉焼き・・・アウトドア最高!って感じだ。
冒険家の少年が持ってきてくれた目玉焼きやフライパンやリュックなどのアクセサリーパーツ。様々な場所で使い回せそうな嬉しいアイテムである。彼の気の利いた道具のコレクションは、実に最高だ。
前述の少年の後ろにいるミニフィグは彼の祖母。キルティング加工が施されモコモコしたダウンベストを着て、手に金槌を持つ。おそらくキャンプ場は少し冷えるのだろう。彼女の着ている鮮やかなピンク色のダウンベストは、このあたりで一番目立っているかもしれない。
そして彼女の持つハンマーはおそらく凶器、いや何かを打ちつけるというアウトドアではよくありがちなことを行うための道具だ。一緒に来たという祖父の姿はなぜだか見当たらないが、まあこれもよくありがちなこと。犯行に使われた凶器に指紋がどうとか、アリバイがあるとかないとか、そんなサスペンス劇場のようなことは起こるはずもない。もちろん、変質者が現れれば孫を守るためにハンマーが火を吹くことはあり得るだろう。
水色のフルジップパーカーを着た女性のミニフィグは少年のお姉さん。手にはソニーのウォークマンを持ち、今聴いているのはテレビアニメ「ゆるキャン」OP、亜咲花のSHINY DAYSだ。
キャンプ場の広い芝生でグラススキーを楽しむ青年のミニフィグ。両手に黄緑色のストックを持って、芝生の上を勢いよく滑っている。実は彼は冬の競技であるアルペンスキーの選手であり、雪のない場所ではグラススキーで練習しているのだ。今回は純粋にキャンプを楽しむために来たのだが、いざ到着するとストックをつい引っ張り出してしまった。
これが3回目のオリンピックを目指す選手のサガだろうか。いつの間にか顔にも力が入り、キャンプそっちのけで真剣モードに。勇ましいオオカミがプリントされた服を着て颯爽と草すべりする様子は、本当にオオカミが駆けているみたいだ。
双眼鏡を持った女の子のミニフィグ。赤縁メガネを掛け、裏起毛っぽいパーカーを着たファッショナブルな印象の子どもだ。
今日、彼女は冬の自由研究を完成させるため、キャンプ場にやってきた。アウトドアを思い思いに楽しむ人々の様子を自由研究の題材にしようというのだ。そんなことから彼女は双眼鏡を覗き込んで人々を観察し、面白いことを見逃すまいとしていた。
今日は特に多くの事件が同時進行していそうな、そんな空気感というか気配が漂っている。それは名探偵の孫娘である彼女の勘、だろうか。ここでは何かが起こっている、そう感じられた。
大きなワシのフィギュアが登場! 動物カメラレディとの関係とは
カメラを持ったアニマルフォトグラファー。アウトドアにおいてはたくさんの野生動物の姿を見つけることができることから、このキャンプ場にも動物カメラマンが度々やってくる。彼女もそのうちの一人だ。
彼女が動物専門のカメラレディとして活動を初めて10年。プロ仕様の大きなキャメラを構え、多くの生き物たちをそのカメラに収めてきた。だがそんな彼女がもっとも力を入れて撮影してきたのは、体のひときわ大きな一羽のワシである。
彼女はそのワシをずっと撮り続けてきた。それは何もワシがただ魅力的な被写体だからというわけではない。彼女とワシの関係。それは彼女がカメラレディになる2年前まで遡る。
12年前、彼女はある事件に巻き込まれ、白い装甲服を着た銀河的な兵士に連れ去られた。そのとき助けを呼んでくれたのが、この鷲だったのだ。助けを呼んだと一口にいっても本当はもっと壮大なドラマがあったのだが・・・その話はまた今度の機会にしよう。ともかくその事件以来、彼女はこの恩人ならぬ恩鷲に定期的に会いにくるようになったのである。
キャンプ場の近くにある木製の案内標識。MOUNT CLUTCHMOREとLEGO CITYと書かれた2枚の木の板が木に貼り付けられている。これらのテキストはプリントパーツによって表現されているため、シールを貼る必要はない。
先述のカメラレディと知り合いの鷲。レゴにおいて、これまでほとんど見かけたことのないレアな鷲だ。このセットにおいてもテントと並ぶ目玉といっていい。翼を広げたときのサイズは、銀河的な兵士をひるませるほど。風格のある堂々とした鷲である。
この鷲はもう14年以上生きていて、鷲の中では先輩の部類。顔つきも精悍で、どんな状況でも立ち向かう勇気を持っていそうだ。12年の付き合いであるカメラレディのことは鷲も親しみを感じており、彼女が撮りに来るのを歓迎している。
本格的なテントを張ろう! 赤ちゃんの珍しいベビーキャリアも
スポーツクライミングに挑戦しているクライマーのミニフィグ。クライマーはクールなサングラスを掛け、ボルダリングにふさわしく山がプリントされたユニフォームを着て、見るからにやる気満々だ。
彼は片手に目玉焼きを載せながら片手だけで岩場を登るという猛者。さすがボルダリングの新ジャンルを切り開いた、その道の第一人者である。彼は今日も鉄板焼きのアツアツ目玉焼きを片手に、岩場を物凄い勢いでゴシゴシと登っていく。
テントと家族連れのミニフィグ。このキャンプ場ではレゴにおいて貴重なテントを現地で借りることができる。それもすでに組み立て済みという親切さだ。テントの機能性はとても高く、自分たちで物々しいテントを持ち込む必要は全くない。テントを張る手間もない。テントの内部にミニフィグを数体入れられるし、ベッドもある。テントの出入り口が開くギミックもナイスだ。居住性に優れた快適なテントといえる。
家族連れは赤ちゃんがいることもあり、手間を極力省いてゆったりキャンプを楽しめるという口コミのこのキャンプ場にやってきた。テントも用意されている、事件も起こっている。アウトドアにふさわしいフードをデリバリーしてもらえるようブリックイーツも手配した。まさに最高の環境だ。
このようにファミリー向けのキャンプ場なら、赤ちゃん連れでも余裕が生まれるかもしれない。現にハンズフリーのベビーキャリアを体に装着し、そこに赤ちゃんを乗せて面倒を見ている育休中の主夫の顔にも笑顔が浮かぶ。どうやら思った以上にリフレッシュできているようだ。
最近弟ができた女の子もスローライフなキャンプを満喫している。手には透明な容器を持っており、哺乳瓶にも見えなくもないがこれはなんだろうか。ともかくおいしそうな何かだ。
数ヶ月前に子供を生んだ女性もアウトドアでおいしい空気を吸い込み、職場復帰の前に家族との大切なひとときを楽しむ。手には娘と同じく謎の容器を持っていて、それを味わう機が熟すのを心待ちにしているようだ。
自撮りおじさんのミニフィグ。おじさんはアロハなシャツを着ながら、長大なセルカ棒を使って自撮りを行う。キャンプ場で自分がいかに楽しんでいるかを力説する模様をレゴチューブにてライブ中継、現在絶賛配信中だ。
チャンネル登録者数は100人に満たないが、今日は調子がいい。200人も放送を視聴してくれている。ゆるキャンやソロキャンプ芸人の影響によるキャンプブームに便乗しようという試みは、ある程度成功したといえる。
シクロクロスバイクと女性ライダーのミニフィグ。ライダーはヘルメットを被り、Sと書かれたユニフォームを着てシクロクロスバイクに乗っている。キャンプ場の一角でシクロクロスを楽しむためだ。
ライダーはシクロクロスのレースやその他の自転車競技大会でも優勝経験のある実力者。向かうところにどんな障害物があろうとも、アクロバティックなジャンプで乗り越える。
キャンプ場にある質のいい丸太も、彼女にとってはいい遊び相手だ。時には凄まじいバイクコントロールテクニックによってキャンプ場の人々を湧かせながら、今日も丸太を軽快に飛び越えていく。
レゴ シティのアウトドア 60202の総評
レゴ シティのアウトドア 60202 ブロック キャンプには14体のミニフィグが付属するが、それほど使い回されていないボディープリントが多いためコレクション性が高い。また、レゴ界の少子化による影響から数を揃えることが難しい赤ちゃんのフィグも嬉しい。
さらに、このようなミニフィグ中心のセットに付属するアクセサリーの数々。ハンズフリーのベビーキャリア、リュック、目玉焼き、マウンテンバイクなど多くのシーンで活用できる楽しいアイテムがいっぱいだ。
そして何より、テントとワシという他のセットでは滅多に入手することができない希少なアイテムの登場。アウトドアらしいこの2つのアイテムは、レゴ好きならば惹かれずにはいられない。
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