レゴ シティ サファリのオフローダー 60267をレビュー! 迫力のメスライオンが登場
レゴ シティ サファリのオフローダー 60267をレビューする。60267はミニフィグ2体や動物フィグが登場し、一人乗りのサファリ用オフローダーを組み立てることができるセットだ。
目玉はライオンとオウムの動物フィグ、そして木のコスチュームである。ライオンは頭や後ろ足を動かすことができるし、木のコスチュームはミニフィグが被ることも可能だ。
レゴ(LEGO) シティ サファリのオフローダー 60267
目次
- 木のコスチュームが付属! ミニフィグが被れる嬉しいアイテム
- 迫力の動物フィグ、メスライオンが登場! 頭と足も動かせる
- シマウマ模様のオフローダー! ルーフを外してミニフィグを乗せよう
- レゴ シティ サファリのオフローダー 60267の総評
木のコスチュームが付属! ミニフィグが被れる嬉しいアイテム
60267のパッケージの表。サファリで停車しているオフローダーや、木のコスチュームで変装してライオンを撮影しようとする冒険家たちの様子が描かれている。
パッケージの裏。サファリのオフローダーで移動しながらライオンや時にはオウムを撮影する様子がプリントされている。
パッケージの側面。実寸大のミニフィグのサンプルやサファリでの一場面が印刷されている。
60267のピース数は168。パーツの他、組み立て説明書とシールも付属する。シールは168ピースのセットにしてはたっぷりとあり、まるで1000ピース超えのセットかのようなボリュームだ。
パーツは2袋に分かれて入っている。袋1ではミニフィグ2体とオフローダーの一部を組み立て。注目の木のコスチュームとオウムもこのパックに同梱されている。
袋2ではオフローダーの残りを組み立て。人間のミニフィグはないが、大注目のライオンの動物フィグが登場する。
ミニフィグは人間2体、そしてライオンとオウムの動物フィグ2体の合計4体が付属。
ミニフィギュアの1体はツリーマンで、木のコスチュームを着る。ツリーマンの中の人は人間であり、木が人間のように二足歩行するわけではない。
相棒の木を深く被り、サファリを駆け巡る・・・それがツリーマンの生きがいだ。とにかく危険を顧みず、メスライオンに貪欲に近づいていく。そしてシャッターチャンスを逃さずにカメラのシャッターを切る。躍動感のあるワイルドな写真を収めることに情熱を注ぐのが、ツリーマンという男なのだ。いや情熱どころか命を懸けているといっていいだろう。
彼は一体なぜ、怪しい格好をしながらメスライオンを追い回すことに至ったのか。それは、10年前の運命的な出来事までさかのぼる。
10年前、ツリーマンになる以前の彼は週刊誌の記者だった。確か、週刊レゴ春とかそんな感じの週刊誌だっただろうか。彼はそのレゴ春の記者として芸能人のスキャンダルを追いかける毎日を送っていた。
しかしそんなある日、2メートルの大物女優が恋人の女性と密会している現場を目撃。とっさにカメラを構えたが、彼女たちに見つかってしまう。彼は彼女たちが鬼気迫る形相と勢いをもってこちらへ向かってくるのを見た。そのとき、どうしたことか近くのデジタルサイネージにメスライオンが狩りをしている様子が映し出されていた。
彼は悟る。自分が置かれている状況とサイネージのメスライオンが電撃のように結びついたのだ。今僕を袋叩きにしている彼女たちは紛れもない捕食者、そうシマウマやヌーを捕食する百獣の女王だ、と。薄れゆく意識の中でもその認識だけは確かなものだった。
二週間後に病院のベッドで目を覚ました彼だったが、メスライオンの光景がどうも頭から離れない・・・。あのときに感じた充実感は一体なんだったのだろうか。しかしそう考えているうちに、体はいつの間にかサファリへの飛行機にあった。そしてもう一度瞬きすると、自分はもう既に木のコスチュームを着ている。そして、メスライオンのそばに立っていたのだ。
そう、ツリーマンが誕生した瞬間である。彼はレゴ春砲と呼ばれた多くのスクープを連発してきたが、その敏腕記者としての地位を捨て、新たな道に進み始めたのだった───
そんなこんなで木コスをして活動することになったツリーマンだが、彼はあることに気付く。それはこの木コスがコスプレとしてだけではなく、他にも有用性があるということだ。
この木コスをしていれば、サファリという場にふさわしい格好になる。つまり、自然に紛れることができる。TPOをわきまえている、というやつだ。
木の姿ならば、野生動物に近づいても獲物だと思われにくい。捕食される危険を回避しながら、撮影に専念できる。
ただ、生き物としての自分のニオイは消せないため、あまりライオンのそばに長居することはおすすめしない。
なぜなら、ひとたび捕食対象として認識されれば、リスクを冒して撮ったクローズアップ写真が表に出ることはなくなるだろう。そうならないよう、一流の動物カメラマンとしてしっかりと成果を持ち帰ろう。
なお、この木のコスチュームはミニフィグと一体型ではなく、着脱することができる。よって木コスを他のミニフィグに着せ替えることも可能だ。
また、木コスを取り外した後のツリーマンの頭にはヘアパーツが別に用意され、毛に抜かりはない。ただ、肉食動物のそばで変装を解けば生き物だとバレてしまうから、脱ぐタイミングには注意が必要だ。
もしうっかり人間の姿をライオンに晒せば、リバーシブルヘッドとして用意されたもうひとつのビックリ顔を披露する羽目になるだろう。
動物フィグの1体はオウム。青い毛色を基調として、腹部と毛先に黄色い毛も混じる色鮮やかなオウムだ。このオウムは前述の木コスから生えた葉っぱを好んでとまり、結果的としてカメラマンと行動を共にすることが多い。
人間フィグのもう1体は女性探検家。
女性探検家は髪の毛と一体化された赤いキャップを被ってサファリの強い日光を避ける。手には双眼鏡と赤いコップを持っていて、遠くを観察しながら一服するようだ。彼女の役割は木のコスチュームを着てサファリを駆け回るというより、運転手や監視役としてオフローダーに留まることが主である。
迫力の動物フィグ、メスライオンが登場! 頭と足も動かせる
動物フィグのもうひとつは、このセット最大級の目玉であるライオンだ。
“たてがみ”がないことから、おそらくメスのライオンなのだろう。このメスライオンはフィグ4体の中で最もサイズがあり、肉食動物らしい迫力とオーラがある。
ただ、顔のプリントはどこかディズニーアニメのライオンキング風。サラフィナやナラといった感じだ。そのため、怖さよりも親しみやすさのほうが強く感じられる。
ライオンのフィグは同じポーズを取り続けるだけの置物ではなく、可動ギミックも搭載。そのひとつが頭を上下させるギミックだ。頭を上げて獲物を追ったり、頭を下げて足元のにおいを嗅いだりといった表現を実現する。
そしてもうひとつが後ろ足の可動ギミック。後ろ足が尻尾ごと可動し、ダイナミックなポージングを可能にしている。例えば、後ろ足で立ち上がるようなポーズ。毎日木が付きまとってきて鬱陶しいときには、クマのように立ち上がって脅かしてみよう。
ライオンのフィギュアには背中にポッチも備えられている。このポッチはミニフィグを固定するのにうってつけ。背中に人間を乗せてデンジャラスな旅に同伴させよう。
シマウマ模様のオフローダー! ルーフを外してミニフィグを乗せよう
探検隊はオフローダーに乗ってサファリを移動したり、撮影の拠点とする。サファリのようなエキサイティングな場所においては、生身ではリスクが伴うからだ。このシマウマ模様の自動車に乗っていれば、いざというときにすぐに逃げることができる。そして休息をとることも可能だ。
このセットは木のコスチュームやライオンに注目が集まりがちだが、サファリのオフローダーも遊べる要素は負けていない。商品名となっているメインモデルだけあり、シールもギミックも集中しているのだ。
まず、オフローダーのルーフには一人の人間を配置できるスペースがある。回転ギミックを備えたルーフラックだ。
このルーフラックの回転台に女性探検家が乗り、車の上という高所からサファリを見回す。このとき回転台のギミックを駆使してグルッと回れば、より効率的に見渡せるだろう。双眼鏡を通して魅力的な撮影対象が見つかり次第、ツリーマンに報告だ。ターゲットを得たツリーマンは、飛ぶような速さで目標に接近してくれるに違いない。
さらに、オフローダーにはルーフを取り外せる仕組みがある。運転席から荷台までを覆うルーフを前述のルーフラックごとガバッと取り除けることができるのだ。
ルーフは少ないポッチによって仮止めされているだけだから、取り外しは簡単。ミニフィグを乗せたり、荷台に木のコスチュームを積むときなどはルーフを外して遊ぼう。
レゴ シティ サファリのオフローダー 60267の総評
このセットはライオンやオウムや木のコスチュームというフィギュアもしくはアイテムが充実している。特にライオンは、サイズや可動部からいっても商品名に入っていないのが不思議なくらいのクオリティだ。これほど大型の動物フィグが、今回のようにお得なセットに付属することは極めて珍しい。コスパを考えても、ライオン目的だけでこのセットを入手する価値は十分にある。
おまけに被れる木のコスチュームやカラフルなオウムも付いてくるとなれば、とても無視できるものではない。もちろんオフローダーの完成度あってのセットではあるが・・・やはりサファリらしい息遣いが感じられる生き物たちのフィギュアがこのセットの魅力を増幅させているのは確かだ。
- 次の記事
- レゴ ヒドゥンサイド ゴーストハントスクールバス 3000 70423をレビュー! 幽霊退治のスウィートサリーに乗ろう
- 前の記事
- レゴ ニンジャゴー カイのカタナタンカー 70675をレビュー! 迫力の戦闘車両とニャーFSが登場
スポンサーリンク
関連記事