レゴ ニンジャゴー カイのカタナタンカー 70675をレビュー! 迫力の戦闘車両とニャーFSが登場
レゴ ニンジャゴー カイのカタナタンカー 70675をレビューする。70675はニャー FS、カイ、チャーなどのミニフィグ5体や、四駆のカタナタンカーを組み立てることができるセットだ。
ミニフィグのニャー FSにはクリアパーツ仕様のかっこいいフードエレメントが付属。カイのカタナタンカーには砕氷手裏剣スライサーの回転ギミックや連発シューターの発射ギミックなどを搭載する。
レゴ(LEGO) ニンジャゴー カイのカタナタンカー 70675
目次
- ヘビヘビ族が出現! カイのカタナタンカーを組み立てて対抗しよう
- ニャー FSのミニフィグが登場! 禁じられたスピン術でチャーたちと戦おう
- カイのカタナタンカーで敵を蹴散らそう! スライサーやシューターのギミックも
- レゴ ニンジャゴー カイのカタナタンカー 70675の総評
ヘビヘビ族が出現! カイのカタナタンカーを組み立てて対抗しよう
70675のパッケージの表。カイのカタナタンカーが砂を掻きながら突撃し、スライサーやスピン術などによってヘビヘビ族と戦う様子を描いている。
パッケージの裏。砕氷手裏剣スライサー、バネ付き連発銃、格納コンパートメントのギミックや、コックピットとトルネードスピンの使い方などが掲載されている。
パッケージの側面。ここには全ミニフィグの外見や名前が紹介されている。また、ミニフィグにおいて最大の目玉であるニャーFSを実寸大のサンプルとして採用。
70675のピース数は全450。パーツは大まかに3つの袋に分けて入れられ、その他に組立説明書やシールも付属する。まず最初の袋1ではカイのカタナタンカーの土台ともいえる部分を組み立てていく。
袋1にはミニフィグ2体も登場。ニャー FSとチャーという名前が似ているふたりだ。名前が似ているからといって、二人が兄弟であるというわけではない。父親がヘビだとか母親が人間だとか、そういうことはないのだ。
ともかく先陣を切ったミニフィグの中に透明なフードエレメントを被る注目のニャー FSが登場することは、幸先よく気分を盛り上げることに大きく貢献する。
ただ、ファンを盛り上げることと引き換えに、ニャーにとってはとんでもにゃーことになるかもしれない。カタナタンカーの組み立てもミニフィグの登場も序盤のうちに、敵の親玉と顔を突き合わせることになるのだ。彼女としては一刻も早いカタナタンカーの完成と援軍であるカイの登場を願うばかりだろう。
パック2ではカイのカタナタンカーの外装やコックピット回りを主に組み立て。赤いボディカラーを表現するため、袋1よりも赤いパーツが多くなってくる。
パック2にも二体のミニフィグが登場。見た目は似ているが、ヒレの有無や所持武器が異なるヘビヘビ族の兵士達だ。この部下達の登場により、チャーはニンジャを凌駕する兵力を得た。
最後のパック3ではカイのカタナタンカーを走らせるための車輪やエンジンなどを組み立て。タイヤのホイールやスライサーが金色であるため、ゴールドのパーツが豊富に含まれる。
そしてパック3およびこのセット最後のミニフィグとして登場するのはカイ。ニャー FSのフードエレメントに目を奪われがちだが、カタナタンカーのパイロットであるカイは主役とも言えるキャラクターだ。ニンジャとヘビヘビ族の兵力差を埋めるため、トリとしてニャー FSに加勢する。
ニャー FSのミニフィグが登場! 禁じられたスピン術でチャーたちと戦おう
70675にはミニフィグが5体付属する。ニャー FS、カイ、チャー、パイロホイッパー、そしてパイロ スレイヤーの5人だ。ニンジャ側が2人、ヘビヘビ族側が3人と数的にはニンジャ側がやや不利な状況である。ただ、忍者側は巨大なカイのカタナタンカーを保有しているため、戦力的には充実しているといえるだろう。
ミニフィグ5体の中でも特筆すべきはニャー FSとチャーだ。特にニャー FSは透明なフードエレメントの所有者という特徴を備える。これはこのセットのミニフィグにおいて最大の目玉だ。
ニャー FSのFSとは“Forbidden Spinjitzu”の頭文字。そしてフォビドゥン・スピンジュツは“禁じられたスピン術”という意味だ。これはニャー FSが禁じられたスピン術のフードエレメントを所有していることに由来する。
フードエレメントはダークシルバーの頭巾とクリアパーツによるオーラの一体成型により表現。ニャー FSはウォーター系ニンジャであるため、そのオーラは水色だ。
ただ、頭巾の色が濃いことや水色のオーラが薄味ということもあってか、ややクリアパーツの存在感は少なくなっている。しかしそれでもダークシルバーと融合しながら時折きらめくそのさりげない水色は、とても爽やかであることは確かだ。
特徴的なクリア頭巾を取ると、その下にはニャーの複数の表情を見ることができるかもしれない。それは眉毛をキリリとさせた真剣な顔と目をきれいに丸くして笑顔になっている顔の二種類だ。
手強い敵であるチャーが登場するこのセットにおいては真剣な表情がどうしても多くなるだろう。しかし、ひとたび平穏が戻れば、ほくろのチャーミングさが引き出される笑顔を見せてくれるはずだ。
ニャーの武装は主にスピン術トルネード。トルネードは先述のクリア頭巾のような銀色とクリアブルーによって構成されており、その美しい渦巻は水柱が本当にそこにあるような錯覚を起こさせる。
ニャーはミニフィグごと実際に回転させることが出来るこのトルネードをメイン武装として活用。多くのシーンにおいて彼女はトルネードに乗ることで機動力と破壊力を得るのだ。
ニャーは多くの場合、竜巻による加護を受ける。しかしながら時にはその竜巻から離れ、他の忍術を使う展開もあり得る。例えばそれはカタナタンカーの上での戦いにおいてかもしれない。そこではトルネードを回転させる平坦な場所が少なく、コントロールが効かない。そんな場合は忍術を変える必要があるだろう。
カタナタンカーの上に敵が乗り移り、刀を振るってきたら・・・竜巻ではなく、鎌で受けることを考えるべきだ。範囲攻撃能力に優れたトルネードを使わなくとも、ニャーのニンジャとしての腕前を持ってすれば簡単に撃退できるに違いない。
クリア頭巾とトルネードを有した強力なニャーは、一見すると無敵だ。しかし戦いには何が起こるかわからない。だから彼女にも心強い味方が必要である。今回の場合、その頼れる味方はニンジャ仲間のカイだ。
カイはセット名にも採用され、このセット最大の兵器であるカタナタンカーのパイロット。おそらくカタナタンカーはニャーでも操縦できるだろうが、彼女には既にトルネードという乗り物がある。そのため、大型自動車の運転に自信ありと思われるカイがカタナタンカーに搭乗するのだ。
カイはニャーと同じく二つの表情を持つ。そのひとつは絆創膏を貼り付け、ひよったような顔を見せるが・・・
彼にスイッチが入って精悍な顔を見せたとき、凄まじい剣術や運転技術を披露するはずだ。竜の柄の神々しい剣を持ったカイは伊達ではない。
しかもカイは用心深さも備えている。竜の剣だけではなく、銀色の日本刀も装備しているのだ。日本刀は背中のホルダーに固定され、カイが二刀流を始めるか、竜の剣が錆びつくかして出番が訪れるそのときを待っている。ひとたび日本刀が抜かれば、竜の剣のときと遜色ない活躍をサポートするだろう。
特別仕様のニャー、そしてトラック野郎のカイ・・・そんな強力な二人と渡り合えるのは、ヘビヘビ軍団を率いるチャーだけだ。チャーならば覚醒したニャーすら苦戦させることができるかもしれないし、カイをひとひねりにすることも可能かもしれない。チャーのオーラからはそんな迫力を感じる。
なんといってもチャーは体が大きい。背の高さはもちろんこのセット随一であるし、ヘビの形をした肩当てと一体化した胸当ては肩幅の迫力を増幅させている。
そして極めつけがその特徴的な形をした大型の武器だ。武器は刺股(さすまた)のような形状をしており、刃の部分はヘビの頭になっている。
チャーの武器が切ることを前提としているのか、打撃に使うほうが有効なのかは分からない。だが、この武器の活用方法は、切るや打つに留まらないだろう。特殊な形状の武器だ、一味違った特殊な使い方をしない手はない。
例としてはやはり刺股と同じように相手の動きを封じるという使い方がまず考えられる。ヘビの頭と頭の間に相手の体を挟み、身動きを取れなくするのだ。
相手の体を挟み、そのまま持ち上げれば・・・相手はトングでつままれたエビフライの状態。相手の体は宙に浮き、チャーに手が届かない場所から最後の一撃を待つことしかできない。できることといえば、活きのいいエビフライのように体をよじらせるという無駄な抵抗だけだ。
こうなってしまえば相手は絶望的な気分になるだろう。そしてまさにこの瞬間、チャーにとっては映画のラスボスのようなセリフを相手に浴びせる最良のタイミングとなる。
チャーはその長い尻尾を不気味にくねらせながら言うだろう。“これは良い揚がり具合だ”と。
このように恵まれた体格と反則的な武器を持つチャー。一見彼一人でニンジャたちを料理できそうだが。。。しかし意外にも複数の部下をこの戦場に連れてきている。その一人が、パイロ・スレイヤーだ。
パイロ・スレイヤーは以前レビューしたレゴ ニンジャゴー 爆炎! マグマノオロチ 70674にも登場する平兵士。手に槍と丸盾を持って武装する。風貌からいうとあまり戦闘力が高そうには見えず、戦力になるかは分からない。
そしてもう一人の部下がパイロ・ホイッパー。チャーと同じく肩当て一体型の胸当てを身に付け、手にはレゴでは見慣れたムチを持っている。胸当てに鞭というシンプルな格好だが・・・
なんとなく拷問官や相手を痛めつけるのが大好きな凶悪な性格の兵士を連想させる。シンプルさが逆に不気味さを増幅させているのだ。もしかするとパイロ・ホイッパーは警戒すべき存在かもしれない。少なくともパイロ・スレイヤーよりは一癖ありそうに見える。
おそらくパイロ・ホイッパーは鞭使いのスペシャリストとして卓越しているだろう。カイのカタナタンカーに少しでも隙間があれば、どこにでもムチを絡ませられる。そしてカイのカタナタンカーに取り付いたり、車体の一部をこじ開けるのだ。
だが彼の最も得意とするところはもちろん取り付くことではない。相手を“絞める”ことである。それこそまさにパイロ・ホイッパーの真骨頂であり、彼の残虐非道な評判を高めている要素だ。
パイロ・ホイッパーは相手の正面から戦いを挑むようなことはしない。後ろから静かに忍びより、一気にガッと絞める。それはまるで近づいてきた獲物を一気に丸飲みするかのようにだ。相手は不意を突かれ、いきなりの苦しさと混乱によって絶体絶命となるだろう。
カイのカタナタンカーで敵を蹴散らそう! スライサーやシューターのギミックも
ミニフィグを紹介している間にカイのカタナタンカーが完成したらしい。ここからはそのトラックをレビューしていく。
カイのカタナタンカーはカイ専用の四輪トラックだ。高さ8cm、長さ21cm、幅13cmあり、一人乗りのトラックとしては非常に大型である。特に、車体が小さく見えるほどのサイズがある車輪はインパクト抜群だ。
カタナタンカーの前面はことさら迫力があり、砕氷手裏剣スライサーや刃付きのバンパー、バネ式スタッドシューター、車輪などといった多くの要素が集まっている。
刃付きのバンパーと車輪による破壊的な突破力および衝突力、連発式スタッドシューターによる爆発力・・・このように凄まじいパワフルさを備えたフロントを持つカタナタンカーが向かってくれば、敵は避けることも立ち向かうことも困難に思えるような状況に陥るだろう。
もし猛スピードで向かってくるカタナタンカーにまともにはねられれば、体は一瞬にしてぺしゃんこになってしまうはずだ。万が一首尾よくフロント部に取り付いたとしても、そこには“刃”がある。
敵がうまくいったと思ってフロント部を登ってくれば・・・
電気シェーバーのような4枚刃により、一丁上がりといった具合に仕上がってしまうだろう。えげつない形をした切れ味抜群の刃が4枚もあるのだ、ヘビの体に剃り残しは一切ない。深剃りグッジョブだ。
そして見せしめのように倒されてしまった見方を見て尻込みしているヘビヘビ族がいるなら、今度はバネ式スタッドシューターの出番。バネ式スタッドシューターには定番の発射ギミックを搭載している。離れた敵を倒すにはうってつけの武装だ。2基のシューターを出し惜しみなく発射し、容赦なく敵を粉砕しよう。
バネ式スタッドシューターのギミックはボンネットのニャーが座っているあたりを押せば発動する。仕掛けが露骨に見えることなく、ボンネットをポンと押すだけでいいというクールな方法だ。
ただこのとき、ある程度力を入れなければ二基のシューターを連射することは難しいかもしれない。そのあたりは押し具合をやや研究する必要がある。ここは愛車のクセを覚えるような感覚で、場数を踏んでマスターしよう。
カイのカタナタンカーには先述のようなフィジカルを活かした戦い方だけでなく、もっとえげつない攻撃手段が存在する。それはフロントの下部に備えられた砕氷手裏剣スライサーだ。
砕氷手裏剣スライサーは敵歩兵をスライスするのにうってつけの位置に装着されている。より地面に近く、草刈機のように歩兵という名の草を刈れる位置だ。
スライサーは普段は危なくないよう車体からはみ出し過ぎないようになっている。万が一誤作動して味方をスライスしては大変だからだ。しかし、敵がひとたび近づこうものなら、すかさずギミックが発動する。
カイのカタナタンカーの底部にあるトリガーを前に押すことにより、スライサーが回転を伴いながら飛び出すのだ。
車体の前に大きく飛び出したスライサーは高速回転して周囲の敵をスライスしたり、弾き飛ばしたりできる。その光景はまるでロボット掃除機がゴミを検知して掃除しているかのようだ。ブレードに巻き込まれた敵は、逃れるすべを持たないまま綺麗に掃除されてしまう。
飛び出しながら敵をさばく・・・その恐ろしいスライサーの連動したギミックはテクニックパーツの複雑な組み合わせによる。そのメカメカしいテクニックパーツ群を見れば、例えスライサーが動いていなくとも恐ろしさを感じずにはいられないだろう。
フロントの迫力ある突進やスライサーの切れ味・・・それらをよりパワフルにしているのが、巨大なタイヤだ。
金色のホイールによってスタイリッシュさが高められたゴツいタイヤは、カイのカタナタンカーをゴリゴリと前進させる。そこにいかなるものが立ち塞がろうともだ。そんなことはお構いなしに全てを下敷きにし、なぎ払い、通り過ぎた道にくっきりと車輪の跡を残す。そしてそのタイヤ痕のそばには、これまた轍(わだち)が刻まれた多くの敵も横たわっていることだろう。
剛健なホイールによって挟まれたゴムのタイヤは強度がバツグン。ホイールはコネクタによってガッチリとサンドされているから、多少硬いものに衝突しても物ともしないはずだ。
前述までのフロントの近くにはボンネットがある。先述のシューターの発射ギミックがあるボンネットだ。そのボンネットにはこのセットにおいてもっとも大判のシールが貼り付けられている。パイロットである炎系ニンジャのカイにふさわしく、炎がメラメラとしているデザインのシールだ。このセットではシールを貼る場所が結構あるが、このボンネットが最も象徴的な部分といえるだろう。
前述のボンネットの両側から機体の側面にかけては2種の武装がある。先述のシューターよりも威力が弱そうな2門の機関砲、加えて黄金の近接武器だ。しかしこれらの武装は装飾的な意味合いのほうが強いだろう。機関砲にはシューターのような弾丸の発射ギミックはなく、黄金の武器も敵を攻撃するには位置が悪い。つまり実のところは攻撃力がないのだ。ただ、カイのカタナタンカーの火力が前面偏重でないことをアピールするには非常に効果を発揮している。
機体の中央、フロント寄りでもリア寄りでもないちょうど真ん中のあたりにはコクピットが配置。そのコクピットの頭上にはドーム型のコクピットカバーが被せられている。
コックピットカバーには開閉ギミックを搭載。カバー後部の接続部により、貝殻のようにパカッと上に開いたり閉じたりすることが可能だ。
コクピットカバーは後ろの旗ポールが干渉するまで開くことができるため、可動範囲は広い。カバーを最大まで開けば、カバーが邪魔して乗り降りが窮屈ということは起こらないはずだ。
前述のコクピットカバーを開いて中を覗き込むと、そこには充実した操縦席がある。
操縦席にはハンドルやプリントパーツによる操作パネル、座席があり、特に赤い背もたれが付いたシートは凝った作り。実際は固いパーツだが、見る限りにおいてはクッション性が高そうな背もたれは、実にもたれ心地が良さそうだ。
さらにこのシートには背もたれを前後に倒せるギミックも搭載。操縦者が望むもたれ心地に角度を調節することもできる。
この操縦席にはミニフィグ一体を座らせることが可能。肩当てや刀ホルダーを身に付けたままでもスペースに余裕がある広々とした車内は、操縦者の快適性を大いに高める。ひいてはその快適さが技量を最大限に引き出すことに繋がるだろう。
また、コックピットは高い防御力も備えている。コックピットは機体の内部深くに落とし込まれており、ボンネットより高い位置にはそれほど飛び出さない。つまり敵が操縦席を的(まと)として狙い撃ちすることが難しいのだ。
さらに先述のコクピットカバーを被せれば、操縦席は綺麗に密閉される。オープンカーのように操縦者がむき出しになることはない。全方位を常に防弾ガラスに守られ、トーチカに篭っているような状態だ。敵からすれば、難攻不落のコクピットを相手にすることになる。
ただ、ここで篭るようなコクピットでは閉塞感があるのではないかと思われるかもしれない。しかしそんな心配はいらないだろう。カバーが透明であるため、コクピットからの視認性は非常に高い。
運転するときに前方を見ることはもちろんのこと、上を見上げれば青い空や雨粒、虹がかかる空まで景色をクリアに楽しむこともできる。虹を眺めている最中にチャーのくねくねと動く尻尾が現れれば気分を害するだろうが・・・そんな悪夢は考えまい。
前述のコクピットのすぐ後方には、ニンジャの旗が槍の形をした旗ポールに取り付けられている。その様子はまるで武士の旗指物のようだ。カイのカタナタンカーがニンジャの乗り物を示す印として、いいアクセントになっている。
前述の旗は旗ポールごと前後に動かすことも可能。旗を動かすこと事態にはあまり意味がないが、後述するボックスの使い勝手をよくするために動かす必要がある。
旗の後方、カタナタンカーの荷台には格納コンパートメントを積載。ニンジャたちがカタナタンカーを離れたときや予備として活用するための近接戦闘用武器を積めたボックスが載せられている。
格納コンパートメントの中には刀や両刃の鎌などが複数入っており、自分の得意な武器を選ぶことが可能。それらの武器はフタの開閉ギミックによって快適に取り出すことができる。
格納コンパートメントは着脱が容易であり、取り除けると荷台を広々と使うことも可能。
荷台に忍者を乗せて輸送したり、捕虜を乗せたり・・・格納コンパートメントを載せる以外の目的にも柔軟に活用しよう。
荷台のサイドにはシャベルがクリップパーツによって取り付けられている。このシャベルは主に撃破したヘビヘビ族を埋葬する際に活用される。土を掘り返し、ヘビヘビ族を埋めて自然に帰すのだ。
その他、たまに打撃武器としても使われる。掘る、埋める、殴ると三拍子揃った万能なシャベルが備えられていることはとても心強いだろう。
カタナタンカーの両側面後方にはブースターを搭載している。フロントの迫力にも負けない、非常に大型のブースターだ。このブースターがあるおかげでフロントとリアの釣り合いが取れ、リアだけが貧弱な印象を与えることを回避している。
このブースターを最大出力にすれば、カタナタンカーのスピードやフロントの突撃威力を増幅させる非常に強力な推進力を得られるだろう。駆動輪だけでなくブースターの後押しを得たカタナタンカーの速度は、どんなマシンの追従も許さない。
地面を走る車輪の音や火を吹くブースターの音が合わさり、轟々と唸りを上げて走るカタナタンカー・・・そのド迫力の轟音だけで敵を縮み上がらせるはずだ。
レゴ ニンジャゴー カイのカタナタンカー 70675の総評
重厚な攻撃力が凝縮されたカタナタンカーのデザインと、ニャーの透明なフードエレメントという二点が最大の魅力のセットである。
カタナタンカーにはスライサーや車輪の回転、シューターの発射、コクピットとコンパートメントの開閉、旗の可動など多くのギミックが実装され、とても遊べる作りになっているのもポイント。
ミニフィグはかっこいいニャーだけでなく、貴重なチャーが付属する点においても見所がある。
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