9と3/4番線のギミックも! キングス・クロス駅を組み立てる! LEGO Harry Potter Hogwarts Express 75955をレビュー
LEGO Harry Potter 75955 Hogwarts Expressは、ミニフィギュアが6体付属し、キングスクロス駅とホグワーツ特急を組み立てることが出来るトイザらス限定のレゴ モデルだ。かっこいいホグワーツ特急もさることながら、キングスクロス駅もセットになっていることによってジオラマとしても優秀である。また、本格的な造形だけでなく特急や駅それぞれにギミックが散りばめられており、とても遊べるモデルだ。ここからはその魅力たっぷりのモデルをレビューしていくが、68枚に及ぶ写真を撮り下ろしたため、ひとつの記事にまとめることはやめて分割することにした。レビューはキングス・クロス駅編、ホグワーツ特急編、総合レビュー編の3部構成でお送りする。まずこのページではキングス・クロス駅編をレビューしよう。なお、ホグワーツ特急編と総合レビュー編は下記リンクより。
第二部:フルオープンの客車も! イギリスの蒸気機関車を組み立てる!
第三部:歴代最高の蒸気機関車をレビュー!
9と4分の3番線の壁も再現! キングスクロス駅には歩道橋も
レゴのキングス・クロス駅はファンタジー小説『ハリー・ポッター』シリーズに登場する鉄道ターミナルだ。キングス・クロス駅はイギリスに実在していて、レゴにおいても駅のホームや横断歩道橋、そしてあの9と3/4番線なども再現されている。これまでレゴのモデルとしてはホグワーツ特急が幾度かモデル化されているものの、キングスクロス駅がレゴブロック化されるのはおそらく今回が初めてだろう。完成すれば長さ31cm、横幅17cm、高さ13センチとなり立派なターミナル駅が出現する。それではさっそく組み立てていこう。
まず1と書かれた袋を開け、ロン・ウィーズリーとリーマス・ルーピンのミニフィグ、そしてロンのカートを組み立て。カートにはふたつのカバンを載せることができて、ロンだけでなくハリーの分まで運べる。また、カートにはポッチも備えられていて、ロンのペットであるネズミのスキャバーズを固定することも可能だ。スキャバーズを乗せればコミカルな場面を表現できるし、彼を乗せることによってバッグが固定されて落ちにくくなるというメリットも得られるためとても便利である。
駅のホームおよびプラットフォームを組み立てているところ。ホームはフラットとポッチが組み合わされたパーツによって表現されている。フラットパーツが採用されたことにより、レゴ クリエイター エキスパートシリーズのような見栄えを実現。さらにロンのカートを移動するときもフラットパーツの方がスムーズで都合がいい。また、要所要所のポッチにミニフィギュアを固定することにより、フラットパーツでは出来ない様々なポージングも可能になっており便利性も高くなっている。
Hogwarts Express 75955にはシールが採用。駅のホームの柱を組み立て始めると、シールが必要な最初の場面が出てくる。シールは張り直しが困難であるため、シールの向きや角度を間違えないよう慎重に貼り付けていこう。
5本の支柱を設置したら、9と3/4番線のあの壁を組み立て。壁はコネクターピンや穴が開いたテクニックパーツなどが使われていて、このモデルの最初のギミックを可能にしている。なお、レゴ社によるとこの壁は“レンガの壁”ということになっているが、レンガパーツは一切使われていない。
9と3/4番線の壁は本来、ホームに直接設置するものではないが、このように置くことで滑り台のようになる。組み立ての手を休めて、カートを滑らせるのも面白いだろう。
9と3/4番線の壁はホームの中央にある2本の柱の間に配置する。
壁は先述のテクニックパーツによってこのようにスイングすることが可能だ。この壁は最終的にはこれほど高く持ち上がることはなくなるが、9と3/4番線の壁をすり抜けるという劇中の演出を再現するギミックとして機能する。
壁が終わったらいくつかのアーチを柱に渡していって・・・
ブラケットライトや番数、駅名のプレート、柱の上の装飾などを取り付ければ、ホームに関しては一通り完成だ。
ホームの次は2と書かれた袋を開封し、線路の上に通す横断歩道橋を組み立てていく。2の袋からはハリー・ポッターのミニフィグも登場だ。
まず歩道橋に至る階段とクロスしたバーがある支柱と歩道橋の一部を組む。階段と支柱は一体化されたパーツによって表現されているため組み立ては簡単だ。階段は6段になっていて、上るのにかかる時間はおよそ4秒、消費カロリーは約0.6キロカロリーとなっている。この階段を往復しても大したカロリーは消費できないだろう。
歩道橋を渡すためには先述のホームの他にもうひとつホームが必要だ。先述のホームよりも小規模だが、階段までのホームも組み立てる。
ふたつのホームが完成したら、横断歩道橋を渡そう。歩道橋には左右に手すりが設置されているため安全面はバッチリだ。しかも手すりはフラットパーツなので手触りもいい。
歩道橋を渡したら、キングスクロス駅をおしゃれに、そして印象的にするアイテム「アナログ時計」を設置しよう。アナログ時計は円盤と棒と2つのクリップパーツによって構成。円盤の文字盤およびインデックスはプリントパーツではなくシールによって表現されているが・・・これはやめて欲しかった。シールは円盤の芯に当たる部分がくりぬかれ、ドーナツのような形になっているためヨレヨレだ。さらに芯部分の周りに綺麗に貼らなくてはいけない。これはとても難しい作業である。できればここはプリントパーツでお願いしたかったが・・・ともかく、この駅の顔とも言うべきインデックスを貼り付ける作業は高い集中力が要求されるだろう。
歩道橋の中心に先ほどのアナログ時計をズバッと、まさにズバッとはめ込めば駅が完成。アナログ時計の時針と分針にはそれぞれ独立したクリップパーツが使われているため、それぞれを動かすことが可能だ。時針を8時にして分針を16分にしたり、時針を19時にして分針を28分にしたり・・・遊ぶ時間帯や場面に合わせて好きな時間を設定できる。
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