レゴ ニンジャゴー 魔界の砦 スカルジャイル 71722をレビュー! ダンジョンにはギミックがたくさん

レゴ ニンジャゴー 魔界の砦 スカルジャイル 71722をレビューする。魔界の砦 スカルジャイルは、コールやバニラ姫などのミニフィグ8体が付属し、スカルソーサラーズダンジョンを組み立てることができるセットだ。

忍者のミニフィグには新規造形のマスクやアーマーが採用。中世の戦いに紛れ込んでも違和感のない見た目になった。そして巨大な魔界の砦スカルジャイルは、上から下まで張り巡らされた罠や可動ギミックの豊富さが魅力だ。

ここからはナイト感あふれるミニフィグたちや、ガイコツの要素をふんだんに盛り込んだスカルジャイルをレビューしていこう。

レゴ(LEGO) ニンジャゴー 魔界の砦 スカルジャイル 71722

目次

盾を持ったニンジャが登場! スカルジャイルのドクロ魔法使いも

パッケージの表

パッケージの表。ニンジャ側とドクロ側が4人対4人の激しい攻防を繰り広げる様子がプリントされている。

パッケージの裏

パッケージの裏。今回のスカルジャイルに、同時期に発売された他の4セットのユニットを接続できることを示している。

パッケージの側面

パッケージの側面。ここでは8体全てのミニフィグが名前入りで紹介されている。また、実寸大のミニフィグとして新規キャラであるバニラ姫が抜擢された。

ピース数

ピース数は全1171。岩の砦であるためグレーのパーツが多い。ギミックが多い分、テクニックパーツもそこそこある印象だ。

ミニフィグ

ミニフィグは8体付属。コールやゼン、ロイド、バニラ姫、ドクロ魔法使い、ホネホネ・アーミー、マート、そしてジンクルの8人だ。ニンジャたちはみんなゴツイ鎧を身に付け、以前レビューしたアーケードポッドのカイのような重武装の流れが継続。ただ雰囲気は全く異なっており、あちらが未来的ならこちらは中世の騎士風である。

レゴ コールのミニフィグ

レゴ コールのミニフィグ。コールはニンジャゴーシリーズに登場する、大地のエレメントパワーを宿した忍者だ。このセットにおいては名前が一番最初にクレジット。スカルジャイルでの戦いにおける主人公ポジションといえる。

コールの盾

コールの盾。敵の攻撃から身を守るための防具だ。このセットの忍者たちはみんな彼のような盾を片手に持つ。その形状はまるで、先日レビューしたレゴ バイキングのミニフィグが持っているような丸盾だ。

盾を持った忍者・・・これまでに見たことのない、新要素である。おそらくレゴ ニンジャゴーシリーズにおいて盾を持った忍者が登場するのは今回が初めてだろう。中世の騎士化は盾という形でも反映されたようだ。

レゴ ゼンのミニフィグ

レゴ ゼンのミニフィグ。ゼンは氷のエレメントパワーを持つ忍者だ。魔界の砦ではサイコロスピナーを使って敵をかく乱したり、ボウガンを駆使して遠距離攻撃を行う。

レゴ ロイドのミニフィグ

レゴ ロイドのミニフィグ。ロイドはエネルギーのエレメントパワーを帯びた忍者だ。スカルジャイルでは例によって牢屋に囚われており、仲間の救出を待つヒロインポジションである。

レゴ ロイドのミニフィグ

レゴ バニア姫(レゴの説明文ではバニラ姫)のミニフィグ。バニア姫はニンジャゴーシリーズに登場する、ハルミ姫とともに姫と付くキャラクターのひとりだ。ミニフィグの人相を見る限りではニンジャ側なのかドクロ側なのか分かりにくいが、忍者側の人間である。弓を手にし、コールやゼンとともにスカルジャイルへ攻め込むのだ。

レゴ ドクロ魔法使いのミニフィグ

レゴ ドクロ魔法使いのミニフィグ。彼はドクロ軍団を率いる親玉クラスのキャラクターだ。スカルジャイルにおいては“救いの剣”を守ることに全力を注ぐ。ゲートの前に立ち、常に警戒を絶やすことはない。

レゴ ホネホネ・アーミーのミニフィグ

レゴ ホネホネ・アーミーのミニフィグ。ホネホネ・アーミーはスカル軍団の一員だ。魔界の砦においては主に牢屋を監視。場合によっては昇降ギミックを発動する。

レゴ マートのミニフィグ

レゴ マートのミニフィグ。マートはドクロ軍団に所属する、一際体格のいい戦士だ。スカルジャイルにおいては門を守るという大役を任される。門に少しでも近づく者がいれば、容赦なく斧を振るうだろう。

レゴ ジンクルのミニフィグ

レゴ ジンクルのミニフィグ。ジングルは忍者と対立するドクロ軍団の一味だ。魔界の砦においては、Y字モニュメントのギミックを管理する。そして敵が罠に立ち入ると、キレッキレのギミックを作動させるのだ。

サイコロスピナー

このセットにはニンジャが乗るサイコロスピナーが付属する。スピナーはサイコロの目が6面にある斬新なデザイン。以前レビューした巨神メカ タイタンウィングのトルネードスピナーとは一線を画す柄だ。ただそれでも駒のように回すという回し方は共通しており、いままで通りの遊び慣れたやり方で楽しむことができる。

スカルジャイルから救いの剣を奪おう! ゲートには開閉ギミック

魔界の砦 スカルジャイルをレビュー

ミニフィグの後は、ついに魔界の砦 スカルジャイルをレビューしていこう。

魔界の砦 スカルジャイルは岩によって作られた砦だ。1000ピースを超える大型モデルにふさわしく、高さ31cm、長さ27cm、幅43cmの立派なサイズを誇る。レゴ ニンジャゴーの新シリーズにおける敵の本拠地だけあり、さすがの存在感だ。

ドクロ魔法使いたちのアジト

魔界の砦 スカルジャイルは、ドクロ魔法使いたちのアジト。ニンジャたちの行く手を阻むワナのギミックをあちこちに配備している。そのギミックの数々は全て“救いの剣”をニンジャの手に渡さないため。このスカルジャイルダンジョンに一歩でも足を踏み入れた者には多くの試練が降りかかるだろう。

伝統的な骸骨の要素

魔界の砦 スカルジャイルには“顔”がある。スカルおよびドクロの名の通り、骨の顔だ。白いブロックによって表現されたガイコツは、スカルジャイルをスカルたらしめる。

昔の南海の勇者シリーズに登場した「ガイコツ島(海ぞくの島) 6279」に代表され、直近で言えば「レゴ クリエイター 海賊船 31109」の組み替えモデルにも見られるガイコツのデザイン。脈々と受け継がれてきたその伝統的な骸骨の要素が、スカルジャイルにも堂々採用された。

救いの剣

救いの剣を巡る物語・・・今日、スカルジャイルで起こる出来事の全てが“救いの剣”のためである───

前述の顔の上にはその“救いの剣”とそれを守るゲートが存在。“救いの剣”を死守するため、ゲートは固く閉ざされている。だがゲートは全くビクともしないというわけでない。

ゲートには開閉ギミック

ゲートには開閉ギミックが実装されており、頑張れば必ずオープンする。スカルジャイルでの決戦に勝利し、ゲートをなんとしても開放させよう。そうすれば目の前に“救いの剣”が現れるはずだ。

灰色のウサギ

前述までのドクロとゲートの柱を合わせて眺めると、その姿はまるで灰色のウサギのようだ。柱という名の耳をピンと伸ばし、少し柄が悪いか不機嫌な感じの表情をしたウサギである。でも、いくらウサギといってもあまり親しみやすげに声を掛ければ、痛い目に遭うかもしれない。

きっとウサギは最初は優しく振る舞ってくれるだろう。人懐っこい兎に見せかけ、近づくように促すはずだ。しかし、いざ“やれやれなんてかわいいウサギなんだ、ちょっとデカイけど・・・”という感じで近づけば、立ち所に捕獲されるに違いない。そしてジメジメとして閉塞感があるだけの牢屋行きとなるは必定である。

バイキン城

一方、スカルジャイルのゲートが開いた様子はウサギとは別物。アンパンマンに登場するばいきんまんの拠点“バイキン城”にどことなく似ているのだ。敵の砦ながら何か憎めない、そんなばいきんまんに通ずる親しみやすさがある。

動く通路! 橋では鎌が! スカルジャイルにはたくさんの罠

スカルジャイルには正面入口となる正門がある。この正門の先はオレンジの扉へ行くための最短ルートに続いているが、なんと扉はない。重要なルートを門によって遮断しないとは驚きだ。

しかし、この門を見た者は逆に困惑するだろう。すんなり入っていいものだろうか、これは罠ではないだろうか・・・と。そういった混乱を招くアイデアとしてはなかなかだ。

ただ、そんな大胆なことができるのも、スカルジャイル陣営がトラップに絶対の自信を持っているからにほかならない。果たして門の先にどんなワナが張り巡らされているのか。そしてどんな冒険の旅が待っているのだろうか。

門の柱の上にはドクロが置かれている。これが装飾用の人工的なドクロなのか、これまでに倒された猛者たちの骨かは不明だ。だが、どちらにしろ不気味であることに変わりはない。

このドクロを見た冒険者たちの中には、その姿が自分の末路を暗に示しているのではないかと考える者もいるだろう。しかしその不安に打ち勝ち、門を越えた者の中からいずれは勝者が誕生する。そのことだけは確かだ。

門の前には矢印マークやクリップパーツがある。シールによる矢印マークは門のほうを指しており、そちらに進めることを示す。ご丁寧に標識を貼ってくれるとは、スカルジャイルはなんて親切なんだろう・・・。しかしどんなに現代的で親しみやすい標識に胸を打たれたとしても、何事も疑ってかかることは忘れないようにしよう。

なお、クリップはこのセットのみにおいては使い道はない。しかし他のセットと接続する際に必要になる。レゴ ニンジャゴーの新シリーズは全てのセットを繋げ、ひとつの巨大要塞にする合体要素があるのだ。

ちなみにこのクリップに接続するのは「魔界のスカル・ドラゴン:グリフブリンガー 71721」。やや投資が必要になるが、他のセットも入手してスカルジャイルをどんどん大きくしていくのも楽しいだろう。

門を通過すると、そこにはスカルジャイルにおいて最も広い通路がある。この通路はシールによってドクロマークやひび割れを表現。さらにツメまで生やして危ない雰囲気を一段と高める。

歩きながら下を見たものは、ドクロとツメの禍々しさによってスカルジャイルへの恐怖を増幅させるだろう。また、この通路はホラー度が高いだけではない。スカルジャイルの数あるワナのギミックのひとつが搭載されている。それは、通路が浮き沈みするギミックだ。

突然地面が沈み込めば、その上を歩いている敵は体のバランスが崩される。地雷ほどの威力はなく、敵にもそれほどダメージが与えられないかもしれない。だが、相手に警戒感を植え付けるにはうってつけのギミックだ。おそらくこのギミックは相手に警告を与えるという意味合いが強いだろう。

私に続いて

バニア姫「みんな! 私に続いて!」

先ほどの地面の罠を克服してさらに進むと、前方に立ち塞がるオレンジ色の扉が現れる。この扉には開閉ギミックが搭載されており・・・

扉のすぐ手前の通路を扉に向かって押すことで、扉が押し開かれる。トリガーを回すことによって扉が開かれるギミックはこれまでにも多々あったが、地面で押して開くのは新鮮な手法だ。単純に手で扉を開けるよりも実にクールな開閉方式である。最初の一人がこの扉を抜けたら、後続も一気にスカルジャイルの中になだれ込む絶好機となるだろう。

オレンジの扉から中に入ると、そこには白い剣や金の延べ棒、ギミックを構築するための複数の歯車などがある。どうやらここはありがたい武器や資金やギミックが集まる、スカルジャイルのコアともいうべき場所のようだ。全ての富とギミックはここに通ずる・・・そんな重要なフロアである。

少し戻ってオレンジの扉の前からやや左に外れた壁の前には、魚を焼いている場所がある。そこでは火が焚かれ、二本の枝で支えられた串に串打ちされた魚を塩焼きにしている。どうやら、スカルジャイルの一味といえども魚が好きなのは日本人と同じようだ。

しかし彼らは一体どんな魚を食べようとしているのだろうか。魚は緑色をしており、あまり見かけない色合いだ。ただ、大方の予想はつく。香ばしく焼けた見事な魚は、差し詰めドクロバスとかそんな名前の新種だろう。

オレンジの扉への道を右に逸れて少し行くと、武器置き場に辿り着く。その武器置き場にはスカルジャイルの一味が使う武器が満載だ。刀掛けならぬ鉄砲掛けに置かれ銃、ボックスに入った何本もの刃物・・・近接武器と飛び道具の両方が揃っている。ニンジャを発見したドクロ軍はこの武器置き場から武器を取り、戦いに備えるのだ。

スカルジャイルへ続く道。それはひとつではない。正門以外にもふたつの道がある。そのひとつが左の脇道だ。正門を突破できないときや二手に分かれるときなどは、左の道を選ぶのもいい。

その脇道を少し行くと、ほどなくして木製の通路標識が現れる。標識にはシールによる謎の文字が書かれているものの、何と書かれているのか全く読み取ることができない。おそらく“自分の道を進め!”的な前向きなことが書かれているのだろう。

また、木の標識のそばに通る道には門の前にあったものと同じ矢印マークもある。そのまま上に向かって進めると示しているようだ。道は狭く、その先にどんな困難が待ち受けているかは分からない。でもそのまま進むというのも面白そうだ。

左の脇道をしばらく行くと、足元に例のドクロマークが付いたハシゴが現れる。この梯子はかなりグラついてデンジャラスではあるものの、それほど難易度は高くない。

梯子を上げられて向こうに渡れなくなったり、それが登っている途中ならぶら下がる形になるだけだ。

ハシゴを登り終えると、目の前にはY字の何かが現れる。まるで芸術的なモニュメントを思わせる“何か”だ。

どうしても気になってしまう怪しげなY字を横目に進むと、スカルジャイルの本丸に渡るための橋が現れる。橋の足場にはところどころに抜けがあり、何かヤバイ気配がプンプンと漂う・・・

キャッ! 案の定、えげつない刃物が襲ってきた。。。非常に切れ味がよさそうな鎌が、横から突然切りかかってきた。。。やっぱりこれもスカルジャイルが誇るワナのひとつだったのだ。もし鎌の攻撃が直撃していたら・・・きっと一時間は動けないダメージを負っていただろう。まったくなんとキレッキレなギミックだろうか・・・。

実は先述のY字はただのモニュメントではない。この切れるギミックを発動するためのトリガーであった。Y字を時計回りに回すことにより、それに連動してふたつの鎌が襲いかかってくる仕組み。テクニックパーツの組み合わせによって発動する大掛かりなギミックである。

スカルジャイルに続く3つの道、その残りひとつが右のルートだ。ニンジャ側は自由の身である戦力が3人いるため、全てのルートへ一人ずつ派遣することが可能となる。門と左とこの右ルートの三方を同時攻略すれば、敵を混乱させることができるかもしれない。道が細いことから、一度に複数の相手が襲いかかってくる可能性が低く、一対一の戦いに持ち込めるメリットもある。ニンジャ側が戦力を分散させたとしても各個撃破されるリスクは少ないはずだ。

そうとなればさっそくこの右の道を進んでみる・・・。しかし、道の中ほどまでやってきたころ、なにか黒い物が現れた。しかもワシャワシャと動いている・・・気持ちが悪い。。。まるでクモのような動きだ、いやこりゃクモだ。

そのドス黒さを見るに、おそらくは毒蜘蛛だろう。どうやらこの道には生き物の待ち伏せトラップが仕込まれていたらしい。他の2ルートとは趣向の異なるトラップだ。そう感心しながらも、勇者は毒グモとの生き残りをかけた戦いに挑むことになる───

動かすなっ! マグマはやめるんだ! スカルジャイルの危険な檻

ホネホネ「早く檻に入れ! この自称ニンジャがっ!!」

ロイド「ひどい・・・」

スカルジャイル。それが魔界の砦の名前だ。スカルジャイルの意味はドクロの刑務所。その刑務所という名にふさわしく、砦には檻が備えられている。

もちろんそれは檻の中で獰猛なペットを飼おうというわけではない。捕虜にしたニンジャを収容するための檻だ。鉄格子によって囲われ、しかも吊り下げられた堅牢な檻がそこにはあった。

檻はミニフィグ1体を収容できるスペースがある。この檻に囚われたものは、鉄格子に阻まれて逃げることはできない。例え鉄格子を突破したとしても、無傷で逃げ切ることは望めないだろう。なぜなら、檻は高所に吊り下げられているからだ。万が一鉄格子を破られても、そう易々とは脱走させない・・・とてもよく考えられた監禁方法である。

カテナチオのような鉄格子や不安定な高所・・・それだけでも十分参ってしまう状況だ。強めの風が吹けば、檻はまるで絶叫アトラクションのように揺れもする。しかし、この檻の恐ろしさはそれだけではない。もうワンランク上の難関ステージが用意されていた。

檻はローラーを通ったロープを巻き取ることで持ち上がるギミックを搭載する。そしてその逆も可能だ。檻を下ろすこともできる。

マグマ

だが、実はその下ろされることが一番の問題なのだ。なぜならスカルジャイルの周囲はフツフツとマグマがたぎっている設定。檻が下ろされるということはつまり、熱々のマグマに近づけられることでもある。

もし、まるで森永パルムのチョコ付け体験イベントに参加して、パルムをチョコに付けるように体をマグマに潜らされたら・・・さすがの忍者でも、体が溶け始めるまで1時間しか持たない。

例え突っ込まれなくとも、直火焼きでもだめだ。飛び跳ねたマグマが体に命中したらどうなるだろうか。ものすごく焼き鳥の気分になるはずだ。これまたさすがの忍者でも2時間持ち堪えるのが限度である。

そんなこんなで、この檻に囚われた者はまさに絶体絶命だ。もし仲間が檻に押し込まれたら、その危機を脱するために一刻も早く救出しなければならない。

弱気

しかしそんな状況でも囚われたニンジャは表情を崩すことはないはずだ。どんなときも凛として不屈の精神を持ち・・・い、いや、、、もしかしたらたまには弱気になることもあるかもしれない。。。

かわいい星のステッキも! スカルジャイルの内部はギミックの宝庫

檻の見張り台

ガイコツの向かって右側、武器置き場の上には檻の見張り台がある。スカルジャイルの一味はこの場所から檻を見渡し、捕らえた対象が不審な動きをしないか監視するのだ。もし、何かモゾモゾと怪しい動きをしようものなら・・・すぐさま檻を動かし、マグマの脅威を感じさせるだろう。そうなるかならないかは、捕虜が大人しくしているか、見張りのご機嫌にかかってくる。

ドクロ魔法使いの部屋

前述の見張り台にアクセスできる二階の部屋。ここは先述の顔の裏側にある、ドクロ魔法使いの部屋だ。

部屋の中央の壁にはある人物が描かれた絵が掛けられている。その人物とは、おそらくドクロ魔法使い自身だろう。服装やガイコツを手にしているところを見るとそういう感じだ。

ドクロ魔法使いは自分の肖像画の前で、対ニンジャの戦略を練る。そして捕らえた捕虜をどう活かすか、そういったことばかりに考えをめぐらせているに違いない。

星のステッキ

部屋の右側にはテーブルや木箱、壁にロウソクが設置。テーブルには青い鉱石や黒い器に入ったダークグリーンのクリスタルが置かれている。その石に満ちた光景は、まるでハリーポッターの教室だ。魔法使いの部屋というものは、大抵ハリポタっぽくなるのかもしれない。

そして木箱には星のステッキが入れられている。このステッキはピンク色をしており、一見すると女の子向けのおもちゃのようだ。これを本当にドクロ魔法使いが自分で使うのだろうか。ステッキはドクロ魔法使いのダークなイメージとはかけ離れたキュートな代物だ。いやしかし案外・・・魔法少女のような華やかな魔法を放つとき、彼がステッキをその手にすることもあるかもしれない。

楽器

部屋の左側には鎧や楽器が設置。鎧は鎧飾り台に載せて飾られている。一応この鎧はドクロ魔法使い専用だろうが、おそらく使われないだろう。彼が鎧兜を着る気配は感じられない。

そして楽器は・・・三味線っぽいが、本当にそうかどうかは不明だ。だが、シールによって糸ないし弦が表現されているため、なんらかの楽器であることは間違いなさそうである。

空洞

先述の左側の道を支える柱には大きめな空洞がある。この空洞には斧が収められており、もうひとつの武器置き場として機能。その広いスペースは、武器だけでなくミニフィグも入りそうだ。いざというときに身を隠すなら、うってつけの場所になり得るかもしれない。

ハートマーク

最後はニンジャたちの武器置き場。このふたつの武器置き場はハンマーや弓、クロスボウといった忍者たちの武器を収めるためのものだ。スカルジャイルの武器庫と違って取り回しのいい作りになっているため、武器を武器置き場ごと運んでくることも容易だろう。

しかも置き場の周りは黄色いハートマークによってかわいく飾りつけられており、デザイン性もある。戦闘の最中にたまにこのハートマークを見れば心がときめき、束の間のリフレッシュ効果を得ることができるかもしれない。ただあまりリフレッシュしすぎていると敵にやられてしまい、別の世へ旅立ってしまうことになるからそこは注意しよう。

レゴ ニンジャゴー 魔界の砦 スカルジャイル 71722の総評

このセットは歴史のあるガイコツの要素が取り入れられたスカルジャイルのデザインが最大の魅力。横から見ても砦には厚みがあるため、安っぽさもないのだ。そして多くの実用的なギミックの数々や冒険を存分に楽しめるアトラクションのようなダンジョンも素晴らしい。

ミニフィグに関しても大きくモデルチェンジしたニンジャのユニフォームは見応えがある。忍者本来の姿としては目立ちすぎているが、かっこいいデザインであることは確かだ。中世風の装いにより、汎用性もさらに高まったといえる。

レゴ(LEGO) ニンジャゴー 魔界の砦 スカルジャイル 71722

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