レゴ ハムリーズ限定 ロイヤルガードのミニフィグをレビュー! ベアスキン帽のイギリス近衛兵が堂々登場

• 2021年1月3日
• レゴ ミニフィギュア

レゴ ハムリーズ限定 ロイヤルガードのミニフィグをレビューする。ロイヤルガードはイギリスの近衛兵を再現したミニフィグ。長くてボリュームのある黒いベアスキン帽が印象的だ。

ベアスキン帽の存在感がすごい! ロイヤルガードのハムリーズ限定ミニフィグを入手

レゴ ロイヤルガードはハムリーズ限定として販売されているオリジナルミニフィグだ。ハムリーズ(Hamleys)とは英国発祥の世界最古のおもちゃ屋。日本においても横浜ワールドポーターズ店とキャナルシティ博多店が出店されている。今回のロイヤルガードに関してはその実店舗ではなく、アマゾンに出店しているハムリーズジャパンの公式オンラインストアから入手した。

ポリバッグのパッケージには時計台のビッグ・ベンやキュウリ型の30セント・メリー・アクス、バッキンガム宮殿、タワーブリッジ、ザ・シャードといったイギリス国内の建造物や飛行船、気球などのイラストがプリント。イギリスの歴史的だったり名物の建物が豪華に描かれたパッケージデザインは、まるでイギリス旅行の観光パンフレットのようだ。また、それらはほぼ赤一色で表現されており、とてもおしゃれな雰囲気もある。

そのセンスのあるパッケージをしばらく眺めた後、惜しむ気持ちを抱きながらハサミを入れて開封。パックの中からはパッケージの大きさにしては少なめのパーツがパラパラと出てくる。

ピース数は5。頭部、胴体、足、熊帽子、ミニフィグスタンドの5つだ。ネックパーツやウエストパーツ、武装などのアイテムがないため、とてもシンプルなパーツ構成になっている。組立説明書は付属しないが、この単純さなら簡単に組み上げられるはずだ。

レゴ ロイヤルガードのミニフィグはイギリス陸軍近衛師団に所属する近衛兵がモデル。ナポレオン戦争時代に海軍や陸軍が着用した軍服のようにイギリスらしい赤いユニフォームに身を包み、イギリス近衛兵特有の大きな熊帽子を被る。

バッキンガム宮殿やウィンザー城を警備したり、イギリス王室の行事などで行進や整列をしている様子をテレビ映像でも見かけるロイヤルガードが、ミニフィグとして忠実に再現された。

レゴ ミニフィギュア シリーズ5 サイドAのロイヤルガードとよく似ているが、服装のデザインが少し異なる。襟・ボタン・ベルトに僅かな違いだ。しかし、明確な違いなら一つある。ハムリーズ版には左胸に勲章が印刷されているのだ。しかも複数のメダルが付けられていることから、よりエリート感がある。

また装備的な違いでいえば、以前は持っていた銃が付属しない。かっこいい軍服を着ていても武器を持たない平和的なミニフィグである。ただもし武装させたいなら、南海シリーズのフュージリアが持っているような鉄砲を流用するといいだろう。

ロイヤルガードの赤色の軍服は大英帝国を象徴するような鮮やかさ。もう一目見ただけでイギリスの兵士だと分かる。

そしてベアスキン帽は、凄まじい存在感。まるで以前レビューしたキリン男のような動物の被り物に近いボリューム感がある。ネックパーツやウエストパーツによってかさ増しされていないのにも関わらず、ミニフィグの背がとても高くなるほどだ。

熊の毛皮特有のモフモフ感や入り組んだ複雑な造形、胴体よりも長い突き抜けたサイズ・・・ベアスキン帽の再現度は適度な脚色も含めて実に見事。この少し大げさにも見えるベアスキン帽を被ったロイヤルガードからは勇ましい雰囲気がひしひしと感じとれる。

このロイヤルガードにおいて貴重なミニフィグアクセサリーとしても注目度が高いベアスキン帽。帽子の高さだけでなく、しっかりと厚みがあることも嬉しい要素だ。フランケンシュタインの頭のような形状をしたベアスキン帽は、本家のツキノワグマにも勝るとも劣らないオーラを醸し出す。ロイヤルガードが例え武器を持っていなくとも、このベアスキン帽の威圧感を見れば企みのある人たちもひるむことだろう。

だが、イギリス近衛兵の力強さはもちろんベアスキン帽の迫力によるものだけではない。ベアスキン帽をとると、そこには凛々しい眉毛の精悍な表情をした兵士が現れる。おれは熊のスキンがなくてもやれる! 顔がそう物語っているようだ。