レゴ クリエイター 伝説の生き物 31073をレビュー! 炎を吐くドラゴン編
レゴ クリエイター 伝説の生き物 31073は、伝説の生き物である火を吹くドラゴンや巨大グモ、斧持ちトロールを組み立てることが出来る3IN1のセットだ。このページではその3つのうち、メインモデルである火を吐くドラゴンをレビューする。
炎を吐くドラゴンが登場! 伝説の生き物は可動性も高い
パッケージの表。メインモデルのドラゴンが大きくプリントされている。また、対象年齢が7歳から12歳までであることが示され、3イン1の他の組み換えモデルであるクモとトロールも印刷されている。
パッケージの裏面。ドラゴンが大きく描かれた表と異なり、3IN1の伝説の生き物たちがほぼ等しい区画割りによって紹介されている。そのレジェンドたちが横並ぶ光景は、まさにオールスターといった感じで豪華だ。
その中でも、真ん中のトロールはやや目立っているだろうか。レゴ クリエイター 伝説の生き物 31073においてトロールはサブモデルであるとはいえ、推しメンという印象を受ける。
レゴ クリエイター 伝説の生き物 31073の外箱を開封したところ。箱の中にはパーツが入った3つの袋と、3IN1それぞれ1冊ずつの組立説明書が合計3冊入っている。
袋の中からパーツを取り出したところ。ピース数は全223だ。レゴ クリエイター 伝説の生き物 31073において基調とされている赤色と黄色のパーツが多い。
伝説の生き物・ドラゴンを組み立て始めたところ。上の写真ではドラゴンの胴体を組み立てている。胴体にはダブルボールジョイントによる翼関節(よくかんせつ)やサイドスモールボールジョイントによる肩関節と股関節、首と尻尾の接続部など多くの関節が密集する。
股関節のボールジョイントと後ろ足のボールソケットをはめたところ。後ろ足は股関節がボールジョイントになっていることにより、くねくねと動かすことが出来る。
後ろ足の太ももの部分は大きさの異なる2つのカーブトップパーツを重ねることによって表現。でこぼこしておらず、なめらかなチキンレッグ、いやドラゴンレッグになっている。
後ろ足を後ろから見たところ。まだこの段階ではドラゴンの片鱗は見えない。
前足を取り付けたところ。前足が加わると何かの生き物には見えてきた。ドラゴンには見えなくとも、カエルには似ているだろうか。クリッとした形状のダブルボールジョイントがカエルの目のようだ。
なお、前足も後ろ足と同様にボールジョイントによって接続されているため、多くの可動域を得る。
ドラゴンの前足と後ろ足に手を取り付けたところ。爪を多く備えたハンドを取り付けることによって、カエルだった見た目はガラッと雰囲気を変える。伝説的なドラゴンの片鱗が見え始めるのだ。
あとは顔と両翼と尻尾を取り付ければ、レジェンドドラゴンが完成する。爪を皮切りに、一気にドラゴンがその姿を現していく様はとてもエキサイティングだ。
炎を吹くドラゴン! 豊富な可動部が魅力
ここからは完成した伝説の生き物、炎を吐くドラゴンをレビューする。赤い竜はデザイン面においては緑色のクリアパーツによる目、ギミック面においては炎を吐く口が特徴的。また、全身20ヵ所以上に可動部を備えており、ダイナミックなポーズを取ることも出来る。
レゴ 伝説の生き物のドラゴンの頭には相手を見据えるようなシャープな目や、どんなものでも噛み砕けそうな12本の牙、ドラゴンらしさを誇示する白い角、全てを焼き尽くす炎を吹く口が備わっている。
グリーンのクリアパーツによる目は怪しく光っているように見え、いいアクセントだ。グリーンアイはドラゴンの天然の目であり、カラコンではない。そのドラゴンの目から醸し出される天然の威光は驚異的であり幻想的でもある。
しっかりと相手にピントを合わせて瞬きひとつしないその目は、ドラゴンと対峙する者に得体の知れない恐怖を抱かせるだろう。
おそらく目はドラゴンにおいて最も効果的な威嚇能力を備えた部位であるといえる。その濁りのない目の光は、彼の目が健康であることを示すものだ。彼にはレーシックもコンタクトレンズも必要ない。彼に必要なのは鋭い眼光を失わないことだけだ。
目の周囲の鼻や頭部は岩のようにゴツゴツしている。確かにツルツルした顔よりもゴツゴツしていたほうがいびつさがあって強そう。ゴツゴツ感はドラゴンに無骨さを与え、ドラゴンの迫力を高めることに貢献しているのだ。
光る目と顔の無骨な造形・・・その顔から滲み出る風格はさすが伝説のドラゴンといったところ。この顔つきを見た者は、このドラゴンが伝説の生き物であると瞬時に思い至るだろう。それも一筋縄ではいかないデンジャラスな存在であると認識するはずだ。
レゴ 伝説の生き物のドラゴンには口が開閉するギミックが搭載されている。口を開けると炎の放射器や12本の牙がよく見えるだろう。炎を出すぞっ!と威嚇したり、炎の勢いを高めたり、歯の定期健診を受けるときには口を開く。
12本の牙はホワイトニングを施されたように白く、そして歯並びもいい。おそらく優秀なドラゴン専門歯科クリニックに通ってケアを施しているのだろう。
歯に自信のあるドラゴンは強いという格言もあるような無いような・・・この理想的な口腔内があれば獲物を噛み砕くのも容易だし、人前で笑ってもなんら恥ずかしくはない。
口の中の火の放射器は上下に動かせる。逃げる対象を追いながら炎を浴びせるときには、顔を上下に動かすと体勢が崩れてしまう。そんなとき、顔は振らずに放射器を動かすことによって対象を狙おう。そうすれば体の安定感を保ったまま炎ブレスを当てやすくなるはずだ。
炎ブレスを一度当ててしまえば、標的はイチコロ。なにせ炎ブレスはデススターのスーパーレーザー並みの威力がある。炎ブレスを浴びた標的はいい塩梅に焼けるどころか、一瞬にして消し炭にされてしまうだろう。
ダブルボールジョイントと黒いボールソケットの部分は翼と胴体の接続部。この柔軟性のある接続部により、翼も前足や後ろ足のように様々な角度に動かすことが出来る。翼が躍動的に動かせるかどうかはドラゴンの魅力にも直結するため、この広い可動範囲は嬉しい。
レゴ 伝説の生き物のドラゴンの翼は根本の接続部だけでなく、他の箇所も可動する。翼は2枚の羽によって構成されていて、その羽のつなぎ目を動かせるのだ。この可動部により、翼を広げたり折り畳んだりといった豊富な表現が可能になっている。
前足の足首。この部分もボールジョイントとソケットの組み合わせによってフレキシブルに可動する。
レゴ 伝説の生き物のドラゴンの肩関節も先述のようにクネクネOKだ。
後ろ足の足首。ここも前足と同じく、フレキシブっていい。
レゴ 伝説の生き物のドラゴンの尻尾。この尻尾は4つのユニットによって構成されている。それぞれのユニットの接続部はクリップパーツで取り付けられているため、上下左右に動かすことが可能だ。
尻尾の接続部。この接続部は上下に動かせる。ただ、滑らかに動くボールジョイントやクリップパーツと違い、首の接続部と同様にカチッと一定の間隔ずつ角度を調節できるタイプだ。
尻尾の4つの可動部を使えば、尻尾が曲がりくねっている表現もできる。
両後ろ足でバランスを取り、尻尾で体を支えれば・・・上の画像のようにドラゴンを立たせることも可能。ドラゴンを四足歩行から二足歩行にすれば、そびえ立つ圧倒的な存在感によって相手を威圧することができるだろう。
ふにゃぁ・・・。全身の20ヵ所以上の関節をフル活用すれば、ちっちゃくなっちゃうこともできる。万が一ドラゴンを上回る脅威を目の当たりにしたときには、亀のように体を収納して小さくなろう。そうすれば、もしかしたら標的にされずにやり過ごせるかもしれない。
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