レゴ スター・ウォーズ ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカー 75189をレビュー! 巨大な地上兵器
レゴ スター・ウォーズ ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカー 75189は、レイを含む5体のミニフィグが付属し、巨大なAT-M6および全地形対応メガキャリバー6を組み立てることが出来るセットだ。
ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーはあらゆる関節を動かせたり、発射ギミックが搭載されたシューターを備えていたり、ミニフィグが乗れるコックピットや火薬庫などの内部空間だって完備している。
ここからは武装やギミックや隠し空間が豊富なそのファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーとミニフィギュアをレビューしていこう。
レゴ(LEGO) スター・ウォーズ ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカー 75189
ピース数は全1376! テクニックパーツで組み上げよう
パッケージの表。レゴ ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーが地上のレジスタンスを相手にしながら、威風堂々の進撃を行う様子が描かれている。
パッケージの裏。引き続き雪の上の敵と交戦しながら、レゴ ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーの複数のギミックを紹介している。
なお、パッケージの側面にはミニフィグのリストがプリントされ、実寸大のイメージとしてレイのミニフィグが印刷されている。
外箱を開封したところ。箱の中には分厚い組立説明書1冊とパーツが入った袋が9袋入っている。
ピース数は全1376。大小様々なコネクターペグが多く含まれている。レゴ ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーはこれらのテクニックパーツをガッチリと噛み合わせることにより、開閉ギミックや歩行ギミックなどを実現。
そのため、一度組み立てるとパーツを取り外してバラすことは困難だ。組み立てるときは間違ってはめたり、パーツを組み込み忘れたりしないように十分注意しよう。
ウォーカードライバーの塗装がかっこいい! レイやポーのミニフィグも
ミニフィギュアは5体付属。レジスタンス側のレイとポー・ダメロンとレジスタンストルーパー、ファースト・オーダー側のウォーカードライバーとストームトルーパーの5人だ。
ファースト・オーダー側は巨大なファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーを操っている割にレジスタンス軍よりも人数が少なく、やや不利な状況に思える。やはり、激戦のあまり人手不足に陥っているのだろうか。
レゴ レイのミニフィグ。レイはSF映画『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』、『スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ』、『スター・ウォーズ エピソード9/スカイウォーカーの夜明け』に登場するキャラクターだ。
レゴ レイのミニフィグは日本の胴着っぽい服を着て、独特の締め方をしたベルトを付け、髪を後ろで留める髪形をしている。着物や胴着に似た服を身に付けたり、髪を束ねるヘアスタイルは多くのジェダイと共通。このことはレイのジェダイとしての風格を高めている。
レゴ レイのミニフィグはジェダイ特有の武器であるライトセーバーを手に持っている。ライトセーバーは以前レビューした黒服のルーク・スカイウォーカーと同じ青い光刃。レイは以前にクォータースタッフという棒状の武器を持っていたこともあるが、今回はライトセーバーを武器としている。
レゴ レイのミニフィグはひとつのヘッドパーツにふたつの表情がプリントされたデュアルフェイス仕様。柔和な顔を回転すると、眉間にシワを寄せた凛々しい顔にチェンジできる。ただデュアルフェイスにしては表情の変化が少なく、やや分かりにくいかもしれない。
レゴ ポー・ダメロンのミニフィグ。ポー・ダメロンはスペースオペラ作品『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』と『スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ』に登場する人物だ。劇中においてはレジスタンス軍のパイロットおよびXウイング部隊のキャプテンとして活躍。
レゴ ポー・ダメロンのミニフィグは黒いジャケットを着て、バックル式ベルトを締め、茶色の長ズボンを穿いている。ポー・ダメロンはT-70 Xウイング・ファイターのパイロットだが、今回は飛行服姿ではないようだ。そのジャケットという特徴や服の色合いは、なんとなくハン・ソロに似ている気がする。
レゴ ポー・ダメロンのミニフィグはスコープ付きのブラスター・ピストルを持っている。ブラスター・ピストルは、ピストルというだけあってコンパクトな武器だ。ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーを相手にするにはやや火力不足な気がするが・・・
ポー・ダメロンはおそらく、ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーの弱点や搭乗員をピンポイントに狙う技術を習得しているのだろう。
レゴ ポー・ダメロンのミニフィグもレイと同じくリバーシブル仕様。微笑んだ顔を回すと、ブーイングしているような口をした顔に変えることが出来る。その微笑み顔からブーイング顔への劇的な変化は、ポー・ダメロンの顔芸を見ているようで面白い。
レジスタンストルーパーのミニフィグ。レジスタンストルーパーはその名の通り、レジスタンス軍の兵士だ。彼には個人名が与えられてはいないが、おそらくケビンだろう。そう、ケビンっぽい顔をしている。
レジスタンストルーパーはポー・ダメロンと同様、航空隊に所属。レジスタンスパイロットとは書かれていないものの、戦闘用ヘルメットや飛行服を見ればそれは分かる。
レジスタンストルーパーのヘルメットはフェイスガードを上下に動かすことが可能。戦闘中はフェイスガードを下ろして顔を守り、非戦闘時はガードを上げて通気をよくする。
レジスタンストルーパーはブラスター・ライフルを持っている。こちらはライフルだから、ポー・ダメロンのピストルよりも銃身が長い。今回、彼には戦闘機が用意されていないため、ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーに対してこのブラスター・ライフルのみで挑むという困難な状況が待っているのだ。
ファースト・オーダー ウォーカードライバーのミニフィグ。ウォーカードライバーは、ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーの操縦士だ。彼は巨大な兵器であるファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーを操り、生身のレイたちに対して脅威を与える。
ファースト・オーダー ウォーカードライバーは、ヘルメットの形状はフレイムトルーパー、目の形はストームトルーパーになっている。形状だけでいえば、他のトルーパーたちとあまり変わらないだろう。
しかし、ウォーカードライバーには特筆すべき点がある。それはヘルメットの右側にグレーの縦ラインが入っていることだ。他のトルーパーでは見られないこのラインは指揮官を思わせる特別塗装になっていて、ウォーカードライバーのかっこよさを際立たせている。
おそらくこのウォーカードライバーのペイントのかっこよさも、レゴ ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーの魅力を高めているといっていい。
ファースト・オーダー ウォーカードライバーはブラスター・ピストルを所持している。ブラスター・ピストルはポー・ダメロンの同名のそれと全く同じ形状で、ウォーカードライバーの護身用だ。
ウォーカードライバーは大抵、ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーを操縦している。だが万が一敵がコックピットへ侵入してきた時には、このブラスターピストルによって抵抗するのだ。
※ファースト・オーダー ウォーカードライバーは今回のモデルの他に、廉価版およびデフォルメ版となるレゴ スター・ウォーズ スキー・スピーダー vs.ファースト・オーダー・ウォーカー マイクロファイター 75195にも登場する。
そのマイクロファイター 75195にもウォーカードライバーが付属するため、ミニフィグ目的の場合はマイクロ版を選ぶのがいいだろう。
レゴ(LEGO) スター・ウォーズ スキー・スピーダー vs.ファースト・オーダー・ウォーカー マイクロファイター 75195
ファースト・オーダー ストームトルーパーのミニフィグ。ファースト・オーダー ストームトルーパーはスターウォーズ エピソード7からエピソード9にかけてたくさん出てくる目立ちたがり屋の量産型兵士だ。
そして彼はレゴ スターウォーズシリーズにおいても多くのセットに付いてくる。当サイトでもいっぱい登場しているから、もはやレビューは不要だろう。
全高33センチ! 最大級のウォーカーが登場
ここからはレゴ スター・ウォーズ ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーをレビューする。
ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーはファースト・オーダー軍の四足歩行の地上兵器だ。完成したレゴのファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーは全高と全長が約33センチもあり、1376ピースの大型モデルに見合った巨大さを誇る。
全幅は約13センチと薄いが、高さと不釣合いなそのひょろ長いデザインは銀河帝国時代の人気兵器・AT-ATの後継としてふさわしい佇まいだ。
レゴ ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーの頭部。頭部はキャノピー、風防、コックピット、レーザー砲4門などによって構成されている。
この頭部は全長の約3分の1を占めるサイズがあるが、ただの飾りではない。ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーを動かすために必要な操縦席を備えていたり、多くの火力が集中していたりと、とても重要な場所なのだ。
レゴ ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーの顔の正面にある赤い部分は風防。風防は目にあたる位置にあり、パイロットが外を確認するときに活用される。その赤い風防は全身の大部分がグレーである中において怪しく目立っており、敵を威嚇することにも役立つだろう。
レゴ ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーの風防の下には連動式レーザー砲2門がある。2門のレーザー砲は上下にそれぞれ動かすことが可能だ。
連動式ということで、本来ならば2門とも同じ方向に動く設定ではあるが・・・レゴならば1門を上空の戦闘機に狙いを定め、もう1門は地上の敵を狙うなど、より柔軟な使い方ができる。
連動式レーザー砲の下にはさらに武装がある。それは対艦レーザー砲および速射スタッド発射機だ。対艦レーザー砲には実際に発射ギミックが搭載されており、アローをスプリングシューターに挿し込むことによってその発射ギミックを実現。ばね仕掛けにより放たれたアローは高速射出されるため、顔や割れ物に当たらないよう注意しよう。
頭部の両側面には可動式の掃射レーザー砲がある。この掃射レーザー砲は先述のレーザー砲よりも威力は低いが、例えば歩兵や車両といった比較的小さめの対象を攻撃するときに役立つ。掃射レーザー砲は回転させることもできるため、ちょこまかと移動する敵にも照準を合わせやすいだろう。
レゴ ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーのキャノピーには開閉ギミックがある。頭部の中にはコックピットがあり、キャノピーを開くとそのコックピットを見ることができるのだ。
コックピットには実際にミニフィグ1体を乗せることができるスペースが確保されている。パイロットであるファースト・オーダー ウォーカードライバーを搭乗させれば、ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーは発進準備が完了だ。
コックピットの風防を含むフロント部分は前方に倒すことができる。その可動の仕方は、モビルスーツのハッチの開閉シーンに似てクールだ。
レゴ ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーの首部分。首は円形のパーツ3枚をミニパーツを挟みつつ重ねることによって表現されている。この首は頭部と胴体の両方をつなぐ役割を備えていて、ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーの急所ともなりえる場所だ。
首と頭部の接続部および可動部。首と頭部はテクニックパーツの複雑な組み合わせによって接続、レゴ ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーの頭部を左右に動かすことも可能にしている。
レイ「覚悟!!」
ウォーカードライバー「あら・・・」
6連射!! メガキャリバー6キャノンを放て!
レゴ ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーの背部前面には、この兵器最大の武装であるメガキャリバー6ターボレーザー砲が設置されている。
ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーの正式名は“全地形対応メガキャリバー6”といい、メガキャリバー6ターボレーザーキャノン砲は兵器名称の一部にも採用された主力武装だ。
そのメガキャリバー6レーザーキャノンには実際に弾を発射するギミックが搭載されていて・・・
背部後面にあるギアのようにギザギザな取っ手を回すとメガキャリバー6ターボキャノンが火を吹き、6連射の雨が敵に降り注ぐ仕組みだ。メガキャリバーシックスからはとても細かい弾が発射されるため、弾をなくしたり誰かに当たったりしないように注意しよう。
メガキャリバー6キャノンの周辺には多くのテクニックパーツが張り巡らされている。その精密な機構はレゴ ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーのメカっぽさを大いに高めているといえるだろう。
レゴ ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーの背部後方には爆雷が4つ取り付けられている。これらの爆雷は地上に投下して範囲攻撃を行うための武装だ。
レゴ ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーは頭部や背部にレーザー砲やキャノン砲を備えてはいるものの、それらは機体の後ろにいる敵に対して攻撃手段を持たない。これらの爆雷はその弱点をカバーするための武装でもある。
レゴ ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーの爆雷はギミックによって投下することはできない。もしこれがギミックによってドカドカと落ちていったらどれだけ迫力があっただろうか。おそらく駆逐艦が爆雷を投下するシーンのようにエキサイティングしたはずだ。そこは少し残念ではある。
とはいえ爆雷は外しやすいように配慮されており、手動によって投下することも容易だ。ちょっとばかし忙しい作業になるが、摘まんでは落とし、摘まんでは落としを繰り返せば、地上のレジスタンスは業火に包まれるだろう。
爆雷の左右にある装甲は開閉させることが出来る。もし爆雷を掴みにくい場合は、このプレートを開いてみよう。そうすれば爆雷にアプローチしやすくなるかもしれない。
装甲がほぼフルオープン! 内部も楽しめるウォーカー
レゴ ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーはところどころから内部構造を垣間見ることが出来る。これらの内部構造は、どれもメガキャリバー6キャノンの周辺のように複雑な作りだ。
レゴ ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーの左側面には火薬庫がある。火薬庫は機体中央の前脚に近い位置にあり、開閉ギミックを備えた装甲を展開することによって現れる。
火薬庫の中にはメガキャリバー6キャノン用の予備弾が入った火薬箱が収納。装甲を開くとともにその火薬箱も露出する仕組み。火薬箱は装甲の裏に取り付けられており、その装甲を開くとともにせり出してくるのだ。
これまでこういった内部に物を入れる場合にはスライドレールによって中身を引き出すことも多かった。だか今回のように火薬箱と装甲が一体化し、パネルを開ければ一緒に中身が出てくるという仕組みは確かに効率的である。
リアリティのある工程を楽しみたいユーザーにとってはスライドレールの手数が省かれたことは不満が残るかもしれない。しかしユーザビリティにおいては優れたシステムだ。
レゴ ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーの右側面、前述の火薬庫の反対側にも火薬庫がある。だが、こちらの火薬庫は右のものとは異なり弾が箱に入っておらず、むき出しの状態。
この状態では弾の取り出しやすさという点においては優位性があるものの、被弾時に発生するであろう爆発のリスクに関しては留意しておく必要がある。
火薬庫がやられれば、メガキャリバー6キャノンの弾薬が失われて継戦能力に影響を及ぼすばかりではない。ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカー全体が炎上して立ち行かなくなる恐れすらあるのだ。
レゴ ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーの両サイドにある火薬庫は、トルーパーが高所から地上の敵を排除するための足場にもなる。
せり出した装甲の上に乗ることは、トルーパーにとっても無防備になるリスクを伴う。だが、相手を見渡しながら攻撃できるメリットも無視できない。
レジスタンスに気付かれないうちに高所から狙い撃ち、素早く火薬庫の中へ戻る。そうやって巧みに立ち回り、デメリットを発生させないことだ。うまくいけば、敵が状況を把握する前に倒すことができるだろう。
レゴ ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーの火薬庫の隣、後脚の近くにある装甲も開閉することが可能。この兵器において最も大きなその装甲を開けると・・・内部には火薬庫よりも大きな空間、メンテナンスルームが広がっている。
レゴ ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーのメンテナンスルームの右隅にあるクリップパーツには、整備室にふさわしくレンチが取り付けられている。もしウォーカーの内部に異常を発見したら、このレンチを駆使して整備しよう。
レゴ ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーの後部にある2枚の装甲を開いたところ。こうやって内部を見ると、歩行兵器ではなくどこかの充実した施設のような雰囲気だ。
前述のメンテナンス室の装甲には左右で異なる装飾が施されている。右サイドの装甲にはギザギザ、そして左サイドには・・・
ドーナツ型のパーツがはめこまれているのだ。この形状による違いが何なのかは分からない。だが視覚的な違いとして楽しめる要素ではある。
先述までの開閉ギミックを備えた全ての装甲をフルオープンしたところ。この全開の姿は、まるで本能解放!ワイルドブラスト!したかのようだ。
連動して動くシリンダー! 脚の関節がよく動く
レゴ ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーの右前脚には肩当てのような弾除けが付いている。この弾除けは右前脚にのみ装備されており、他の脚にはない。これは先述の装甲の装飾に続く、左右非対称の要素だ。
レゴ ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーの左前脚。前述の通りこちらには弾除けがない。非常に風通しのいい状態だ。おそらく敵から最初に狙われるのはこの弱点になるだろう。
ただ、左前脚がやられても弾除け付きの右脚と後脚2本が残っていればバランスを取って立ち続けることは可能だ。先述の右前脚をガードするということは、そういう計算もあってのことなのだろう。
レゴ ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーの肩および股関節。この関節をカチッカチッと回すことによって脚全体を動かすことができる。特に前脚の肩関節は前後に大きく可動させることができるだろう。
後脚の股関節に関しては、胴体のパーツに妨げられることにより前への可動に制限がある。ただ前脚の広い可動域を活かせば、そのことはあまり障害にはならないはずだ。後脚は全体のバランスを取ることに活用し、ポージングは前脚に任せよう。
レゴ ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーの肘および膝関節。この関節もまた肩関節と同じ要領で動かせる。
レゴ ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーの足首。この足首は前後に可動する。
足首から下の前脚と後脚の形状は異なる。後脚のほうが前脚よりもサイズが大きく、より高耐荷重になっているのだ。これは先述の通り、レゴにおいても劇中においても後脚でバランスを取る仕様だからだろう。前脚を多少大げさに動かしても、後脚がドッシリしていれば安定感がある。
レゴ ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーの足首の上下にはシリンダーが渡されている。このシリンダーは足首が動くのと連動し、まるで機関車の主連棒のように可動。そのフレキシブルな動きは見ていて面白みがあり、そしてウォーカーの再現度を高めることにも貢献している。
前述までのあらゆる脚の関節をフル活用すれば、上の画像のように腰が引けたポーズをとることも可能。
適度であれば、肘関節を左右で違う方向に動かすことだってできる。
レゴ スター・ウォーズ ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカー 75189の総評
レゴ スター・ウォーズ ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーはオリジナルの再現度が高い。全体のデザイン、武装、可動部位など、ほとんどの点において忠実に再現している。
少し違う部分があるとすれば、ゴリラウォーカーとの異名をとったゴリっぽさが弱まったことだろうか。ややスリムなデザインになったことにより、オリジナルの野生動物感が薄まった。
しかし、だからといってファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカーの存在感は損なわれてはいない。変わりに兵器感は強まっているのだ。そして新たにスタイリッシュさも加わった印象。今回のデザインは改悪ではなく、改善であるといえるだろう。
- 次の記事
- レゴ スター・ウォーズ ファースト・オーダー ヘビー・スカウト・ウォーカー 75177をレビュー! 兵器の動き方が面白い
- 前の記事
- レゴ クリエイター 伝説の生き物 31073をレビュー! 炎を吐くドラゴン編
スポンサーリンク
関連記事