レゴ スター・ウォーズ ファースト・オーダー ヘビー・スカウト・ウォーカー 75177をレビュー! 兵器の動き方が面白い
レゴ スター・ウォーズ ファースト・オーダー ヘビー・スカウト・ウォーカー 75177はハックス将軍を含む4体のミニフィギュアが付属し、ファーストオーダー軍の地上兵器であるヘビースカウトウォーカーを組み立てることが出来るセットだ。
ここからはファーストオーダーの司令官であるハックス将軍のミニフィグや、脚の動きに特筆すべき点があるヘビースカウトウォーカーをレビューしていこう。
レゴ(LEGO) スター・ウォーズ ファースト・オーダー ヘビー・スカウト・ウォーカー 75177
ハックス将軍のミニフィグが登場! 火炎放射器兵も
パッケージの表。ファーストオーダーの巨大兵器・AT-M6が背後に薄っすらと見える雪の上を舞台に、ビームを放ちながらレジスタンス兵に迫るヘビースカウトウォーカーやハックス将軍が描かれている。
パッケージの裏。ハックス将軍と火炎放射器兵が談笑している中、レジスタンス兵と撃ち合って孤軍奮闘するファーストオーダー ガンナーが描かれている。また、ヘビースカウトウォーカーの4つのギミックも同時に紹介。
ミニフィギュアは4体付属。ハックス将軍、ファースト・オーダー ガンナー、ファースト・オーダー フレームトルーパー、レジスタンストルーパーの4人だ。
ファースト・オーダー軍側は地上兵器に加え、指揮官や砲手、歩兵と充実した陣容。それに対してレジスタンス軍側は生身のトルーパー1人、それも対戦車ライフルやロケット砲すら持たないというかなり不利な状況である。
しかし、一見絶望的に思われる状況でも彼女には何か勝算があるのだろう。そうでなければ、ここまで大胆な行動をとるとは考えにくい。おそらく、敵がアッと驚くような秘策を持っているはずだ。
例えば3人の敵のうち誰かがこちら側のスパイだとか、ハックス将軍の熱愛スキャンダルの情報を掴んでいるとか、そういったエグい策を持っているに違いない。
レゴ ハックス将軍のミニフィギュア。フルネームはアーミテイジ・ハックスという。
ジェネラル・ハックスはSF映画『スター・ウォーズ エピソード7/フォースの覚醒』、『スター・ウォーズ エピソード8/最後のジェダイ』、『スター・ウォーズ エピソード9/スカイウォーカーの夜明け』に登場するキャラクターだ。
彼はファースト・オーダー軍を指揮する司令官のひとりで、カイロ・レンに並ぶ地位を獲得。ファースト・オーダー軍にあっては重要なミッションの采配を任される立場だ。
レゴ ファースト・オーダー ガンナーのミニフィギュア。彼はヘビースカウトウォーカーの砲手を務め、ハックス将軍のサポートも行う。要求される役割の多い、忙しい男だ。
ファースト・オーダー ガンナーはレゴにおいては以前レビューしたレゴ スター・ウォーズ バトルパック ファースト・オーダー 75132にも付属しており、何かと登場頻度の高いミニフィグである。
レゴ ファースト・オーダー フレームトルーパーのミニフィギュア。フレイムトルーパーは火炎放射器を扱う重歩兵だ。彼はヘビースカウトウォーカーには乗らず、ウォーカーの周囲にいる敵を容赦なく焼き尽くす。
レゴ(LEGO)スター・ウォーズ ファースト・オーダー トランスポート・スピーダー 75166
フレームトルーパーの火炎放射器はブラスター・ライフルに円筒形のパーツと炎のアクセサリーパーツなどを加えることによって構成。2本のシリンダーから成るバックパックを背負い、そのバックパックから火力を得る。
レゴ レジスタンストルーパーのミニフィギュア。レジスタンストルーパーはこのセットにおいて唯一のレジスタンス軍戦士だ。弾帯や弾薬ポーチを身に付け、多くの予備弾を携帯。彼女はひとりではあるが、装備を見る限り最後まで戦い抜くつもりのようだ。まさにレジスタンスのランボーである。
レジスタンストルーパーは以前レビューしたレゴ スター・ウォーズ ファースト・オーダー ヘビー・アサルト・ウォーカー 75189のトルーパーとほぼ同じ戦闘ヘルメットを被っている。ただ、絆創膏のようなペイントがあったり、フェイスガードがなかったりと少しばかりの相違はあるようだ。
なお、レジスタンストルーパーはこのセット唯一のリバーシブルヘッド仕様。眉を歪めた表情を回転すると明るく笑った顔にチェンジできる。3対1というこの不利な場面においてはほとんどが眉を歪める展開の連続だろうが・・・彼女に明るさが戻ったとき、ヘビースカウトウォーカーは沈黙しているはずだ。
驚異的な脚の動き! 生物チックなヘビースカウトウォーカー
ここからはファーストオーダー ヘビースカウトウォーカーをレビュー。ヘビースカウトウォーカーはファーストオーダー軍の中型地上兵器だ。2人乗りのコックピット、トリッキーな動きを見せる脚、シューターの発射ギミックなどが特徴的。
ヘビースカウトウォーカーの上部にはハッチがある。操縦席を密閉するハッチだ。
ハッチには開閉ギミックがある。黒いハンドルを摘まんでハッチを開けてみよう。そうすればヘビースカウトウォーカーのコックピットが現れる。
ヘビースカウトウォーカーは二人乗り。コックピットの床にはミニフィグのレッグを固定するための黒いパーツと臀部を載せるためのフラットパーツが敷かれている。
ミニフィグはコックピットの奥から乗せよう。もちろん、まずは指揮官であるハックス将軍からだ。ミニフィグの足を前に曲げた状態でコックピットに乗せれば、一人目が搭乗完了。
ハックス将軍が乗り込んだら次はガンナーだ。ミニフィグが立った状態ではハッチが閉まらないため、ガンナーもハックス将軍と同じ要領で座らせよう。二人が乗り込めば、ヘビースカウトウォーカーの操縦も砲手も万全になる。出撃準備OKだ。
ヘビースカウトウォーカーの前面には赤色の風防と武装がある。風防はクリアパーツによって表現されていて、コックピットのクルーを防護する役割を持つ。テクニックパーツによって構成された武装は大小のレーザー砲2門で、敵の歩兵やジープくらいなら吹き飛ばせそうだ。
ヘビースカウトウォーカーの風防の上には日除けのようなものが付いている。動かすことに意味があるのかは分からないが、この日除けは上下に可動させることが可能だ。
ヘビースカウトウォーカーの両サイドにはレーザー砲が備えられている。レーザー砲はスプリング式シューターとアローによって構成されており、例によって発射ギミックを搭載。
アローの後ろを押すとアローが勢いよく発射され、命中した標的を粉砕するのだ。おそらくこのアローはヘビースカウトウォーカーの武装において最も攻撃力が高いだろう。
ヘビースカウトウォーカーの背面にはミサイルストレージがある。前述のアローが取り付けられたクリップパーツの部分がそれだ。非戦闘時や暴発を防ぎたいときには、このクリップにアローを取り付けよう。
ヘビースカウトウォーカーの脚部。単純に数えれば8本足といったところだろうか。
脚部を別アングルから見ると、4つの隠し車輪が仕込まれていることも分かる。実はヘビースカウトウォーカーは脚で走るのではなく、この車輪によって走行するのだ。
脚部はこのセットにおいて最大のギミックを備えている。前述のように、実際にヘビースカウトウォーカーを動かすのは車輪だ。しかし、車輪の回転と連動した脚部は思いも寄らない挙動を見せる。
少し分かりにくいかもしれないが、走行中に上の画像のように脚が持ち上がるのだ。そのジャカジャカとしたトリッキーな脚の動きは兵器というよりも生き物。それも節足動物のようだ。これはとても面白く、驚異的な走り方である。
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