迷彩塗装のジオノーシス・トルーパー! レゴ スター・ウォーズ 75089をレビュー
レゴ スター・ウォーズ 75089 ジオノーシス・トルーパーは、ジオノーシスの戦いで活躍したクローン・トルーパーとウォーカーが登場するバトルパックである。凝った迷彩塗装のジオノーシス兵と、連射ギミックを搭載したウォーカーが特徴だ。ミニフィグやウォーカー、そしてギミックなどについて、さっそくレビューしていこう。
パッケージの表。惑星ジオノーシスでウォーカーと歩兵が進撃しているシーンを印刷している。
パッケージの裏。いくつかの特徴がピックアップされている。
開封したところ。組立マニュアルと全102ピースが出てくる。
ジオノーシス・クローン・トルーパー
ミニフィグは4体が付属。ペイントとヘルメットの形状が異なるジオノーシス・クローン・トルーパーとジオノーシス・エアボーン・クローン・トルーパーが2体ずつだ(写真右がエアボーン)。彼らは銀河共和国軍に所属しており、クローン大戦開戦の舞台となった惑星ジオノーシスにおいて、独立星系連合と戦った(ジオノーシスの戦い)。
こちらがジオノーシス・クローン・トルーパー。エピソード2から勃発したクローン戦争、特にジオノーシスの戦いで活躍したクローン兵だ。スタッド・ブラスターで武装し、惑星ジオノーシスの砂漠の大地に紛れるため、茶色いアーマーを装着している。茶色いアーマーにはさらに迷彩塗装が施されており、その複雑な模様は見ごたえ十分だ。
こちらはジオノーシス・エアボーン・クローン・トルーパー。先ほどのスリムなクローン兵と違い、ふっくらした顔にサングラスをかけたようなヘルメットを被っている。大気圏内に突入するケースを想定したクローン兵のため、装甲の上からさらに安全帯や弾帯を装備。ヘルメットが分厚く見えるのも耐熱を考慮しているからだろう。ただレゴによると、意外にも先ほどのクローン兵の方が重装備であるとしている。
ウォーカーを組み立てる
ジオノーシス・トルーパーを乗せるウォーカーを組み立て始めたところ。
背もたれを取り付けている。
操縦席の前面カバーを取り付けている。前面カバーはクリップパーツによって前後に動かすことが可能だ。
先ほどの前面カバーにフロントドアを取り付けているところ。このドアは片開きで開閉する。
連射シューターやキャノンといった、ウォーカーの全ての武装を接続するテクニックパーツ一式をはめている。
連射シューターの発射ギミックのひとつを仕込んだところ。先ほどのテクニックパーツ側からグレーの長い十字軸を3つの穴に通し、反対側から黄色いパーツで固定、十字のくり抜きがある筒と十字軸を接続した。
ブラスター・キャノンに見立てた黒いパーツを取り付けているところ。先述のテクニックパーツと十字のくり抜きがある黒い筒を赤い十字軸によって接続した。
ウォーカーの主砲であり、このセットの目玉である連発シューターを用意しているところ。弾を装填する濃いグレーのパーツの中心に薄いグレーのパーツを組み込むことで、連発ギミックの準備が完了する。
ウォーカーの足を組み立てているところ。ウォーカーはこの足によってダチョウのような二足歩行が可能となる。
先ほどの足をウォーカーの胴体に接続しているところ。写真では足がまっすぐの状態だが、ウォーカーを立たせるためには関節を動かす必要がある。足首、膝、股関節の3つの間接を曲げて角度を調節しよう。
ウォーカーが立ったら、操縦席の後部にアンテナを設置。
連射シューターには6発の弾を装填できる。6つの砲身に青い弾を1発ずつ装填して戦いに備えよう。
操縦席の後部にはフリーのクリップがふたつあり、操縦席に乗っている二人のスタッド・シューターを取り付けておける。設置した2丁のスタッド・シューターで後方の敵に対処しよう。
クローン兵が指差しているのはトリガー。このトリガーを回せば発射ギミックが作動し、連射シューターから軽快に弾が発射されていく。回す方向は時計回りでもその逆でも構わない。回し続ければ最大6連射が可能だ。
全ての武装を取り付け、弾込めと試射が終われば、二足歩行のウォーカーが完成。機体の一部にはオレンジ色が使用され、ジオノーシス・トルーパーと同じく砂漠に溶け込むカラーになっている。
操縦席の定員は2名。ふたりが背中合わせで座り、前方と後方を受け持つ。二人乗りすると少々手狭ではあるが、機体の安定感は抜群だ。75165 バトルパックでレビューしたインペリアル・ウォーカーと違い、ポッチの上でなくともしっかり立たせることができる。
武装は連射シューターとブラスター・キャノン、そして後部に設置したスタッド・シューターの3つ。砲身こそ回転しないものの、ガトリング砲のような連射シューターの乱れ撃ちでちょこまかした敵を蹴散らし、精度が必要なときや硬い相手にはブラスター・キャノンを使うといいだろう。
ウォーカーのいろいろな使い方
操縦席の前面はフロントドアごとガバッと開く。まるでロボットアニメのようにコクピットの前面を倒し、ドアを広げることができるのだ。その先進的でフレキシブルな開閉は、連発シューターとともに必見である。
戦闘の最中に、火力が足りない!弾幕が薄い!と感じる場面もあるだろう。そんなときは後ろのトルーパーに声を掛けよう。普段は背中合わせのふたりだが、火力を前方に集中したいときは、後方を守るトルーパーもせり出しに乗ってスタッドシューターを手に加勢する。
レゴ 75089の総評
目新しい高速連射シューター、多関節の足、開放的になる操縦席、珍しいペイントのミニフィギュア・・・レゴ 75089はバトルパックながら複数のギミックを備えた面白みのあるセットだった。特に今回のジオノーシス・トルーパーのようなミリタリー感のあるミニフィグは希少といえるだろう。ヘルメットを変えれば現代戦も再現できそう。
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