レゴ スター・ウォーズ インフェルノ分隊 バトルパック 75226をレビュー! アイデン・ヴェルシオのミニフィグも
レゴ スター・ウォーズ インフェルノ分隊 バトルパック 75226は、インフェルノ分隊のコマンダーであるアイデン・ヴェルシオやエージェント3体のミニフィギュアをメインに、小型のインフェルノスピーダー1機を組み立てることも出来るセットだ。
ここからは、それぞれ表情や武器が異なり変化に富むインフェルノ分隊のミニフィグと、テクニックパーツが一部使われたり動く部分があるなど、小さいながらも一定の品質を備えたスピーダーをレビューしていこう。
レゴ(LEGO) スター・ウォーズ インフェルノ分隊 バトルパック 75226 ブロック おもちゃ 男の子
インフェルノ分隊を開封! いつもよりパーツは少なめ
パッケージの表。敵の攻撃が周囲に着弾する戦闘状態の林の中を舞台に、一人がスピーダーを駆り、3人が地上から足並みを揃えて突撃する様子が描かれている。地上の3人は足の動きと武器の構え方が一致しており、連携はバッチリのようだ。
パッケージの裏。スピーダーの周囲で3人が警戒するなか、1人のエージェントが献身的に弾込めする様子がプリント。ひとつのみだが、ギミックも紹介されている。
箱を開封したところ。レゴ スター・ウォーズ インフェルノ分隊 バトルパック 75226は全118ピースで、黒・グレー・赤の3色が主だ。
ミニフィギュアを組み立てると、残りのパーツは結構ボリュームが少なくなったように見える。これはもともとバトルパックというシリーズがミニフィグ中心であり、なおかつこのセットは特に乗り物のパーツが少ないためだろう。
黒いインフェルノ分隊がかっこいい! アイデン・ヴェルシオのミニフィギュアも
レゴ ミニフィギュアは4体付属。アイデン・ヴェルシオとインフェルノ・スクワッド・エージェント™3人だ。全員が銀河帝国の特殊部隊であるインフェルノ分隊に所属。黒いヘルメットと黒いユニフォームという特殊部隊らしい姿の精鋭感、そしていいアクセントになっている赤い目とレッドラインの力強さはとてもかっこいい。
レゴ インフェルノ分隊にはかっこよさの他に特筆すべき点がある。それはアイデン・ヴェルシオを除く隊員の表情や武器がひとりひとり異なっていることだ。トルーパー特有の顔や反乱軍側でよく見かける顔があるかと思えば、ゲッソリして目の下にクマを作った顔色の悪い兵士もいる。
これまでは個人名のあるミニフィグ以外のヘルメットを被った兵士には、トルーパー特有の激おこ顔がチョイスされることがほとんどだった。例えば以前レビューしたエクセキューショナーやクローントルーパーなどもそのタイプ。とりあえずヘルメットの下はこの顔にしておこう、のっぺらぼうは回避しておこうと用意された量産型の顔がほとんどだったのだ。
しかし、今回のバトルパックにおいてはインフェルノ分隊の兵士それぞれに違う顔が採用。インフェルノ分隊は感情のない兵士としてではなく、みんなが個性を持った存在として扱われている。
このように個性を持たせたバトルパックのミニフィグはおそらく今回が初めてだ。これまでのように全員が同じ顔をしていれば、ヘルメットを外す気は起きなかっただろう。だが今回のように表情にバリエーションがあれば、ヘルメットを取ってみる価値が出てくる。
表情が違うことによりキャラ付けして遊ぶことが可能になり、さらに感情移入できるという新たな要素も加わったからだ。このことはインフェルノ分隊に深みを与え、延いてはレゴ スター・ウォーズ インフェルノ分隊 バトルパック 75226というセット自体が新規性を備えたものとして山中さんに記憶されるだろう。
レゴ アイデン・ヴェルシオのミニフィギュア。アイデン・ヴェルシオはインフェルノ分隊を指揮するコマンダーだ。部下の男たちを率い、反乱軍に対して効果的な損害を与える。
レゴ アイデン・ヴェルシオのミニフィグはデュアルフェイス仕様。デュアルフェイスはこのインフェルノ分隊において唯一だ。口を結んだ表情を回転すると、口から歯がはみ出したような鬼の形相にチェンジすることが可能。部下たちは彼女がこんなおっかない顔に変わると分かっていれば、職務怠慢は絶対に出来ないだろう。
レゴ インフェルノ・スクワッド・エージェントのミニフィギュア。インフェルノ・スクワッド・エージェントは3人とも所持している武器が異なり、彼の場合はスタッドライフルを持っている。3人の中で最も大きく迫力のある武器だ。このスタッドライフルには赤い弾の発射ギミックが備えられており、グレーの引き金を押すと実際に弾が発射される。
レゴ インフェルノ・スクワッド・エージェントの2人目。二人目はスタッドランチャーを持っている。このスタッドランチャーはノーマル武装であるスタッドシューターにメガホンパーツを取り付けることにより表現。スタッドシューターよりも火力のある武器に仕上がっている。
レゴ インフェルノ・スクワッド・エージェントの3人目。三人目はスタッドシューターを持つ。スタッドシューターはスターウォーズの兵士において標準装備ともいえる武器だ。レゴにおいても多く登場しており、弾が飛ぶ系では最も火力が低い。
ここからはインフェルノ・スピーダーをレビューする。インフェルノ・スピーダーは一人乗りの飛行ユニットだ。ミニフィグ一体を乗せることが出来るスペースがあり、可動するレーザー砲、据え置き型のスタッドシューターなども備えている。
インフェルノ・スピーダーのコックピット。コックピットはミニフィグ一体が座って乗れるスペースを備える。座面はフラットパーツとポッチパーツが組み合わされているから、ミニフィグのお尻がはまりすぎることはないはずだ。
操縦席にはフロントカバーがある。このフロントカバーには開閉ギミックを搭載。ミニフィグを乗せるときはカバーを下ろし、スピーダーが飛び立つときはカバーを上げてパイロットを守ろう。
コックピットの両サイドからはレーザー砲が伸びている。レーザー砲はテクニックパーツによって接続されていて・・・
上の画像のように砲身を左右に動かすことが可能。敵が左右に散開したときにはこの砲身を動かして対応するのもいいだろう。ただ、間違ったタイミングで砲身を動かしてしまうと、上司を怒らせる結果になりかねない。その点は十分注意しよう。
インフェルノ・スピーダーの両翼はテクニックパーツの十字軸によって接続。この両翼を動かすことはできないが、テクニックパーツの組み合わせによって角度がつけられており、スピーダーをスタイリッシュなフォルムにすることに貢献している。
前述の両翼には複数の武装が集中。スタッドシューターと機関銃を備えている。その中でスタッドシューターはミニフィグのそれと同様に発射ギミックを搭載。灰色の部分を押すことによって赤色の弾が飛び出す仕掛けだ。飛び出した弾は、それが例え味方であろうと立ちふさがるもの全てに命中するため、誤射や暴発には注意しよう。
インフェルノ・スピーダーの後部には動力源であるロケットエンジンおよびスラスターを備える。ロケットエンジンはクリアパーツによって点火している様子を表現。やや地味な色合いのスピーダーにおいてこのロケットスラスタは輝きを放っており、いいアクセントだ。
レゴ インフェルノ分隊 バトルパック 75226の総評
インフェルノ分隊はそのミニフィグデザインの良さもさることながら、レビューのようにバラエティに富んだ表情や武器が登場することも魅力的。ミニフィグたちは一人の人間として個性が溢れているのだ。その個性を見れば、それぞれの面々をしっかりと活躍させてあげたくなる。
インフェルノ・スピーダーに関しては歴代のバトルパックの中において最も小型。しかしその変わりにミニフィグに全振りされた魅力は、スピーダーの簡素さを補って余りある。このかっこいいインフェルノ分隊なら、乗り物がなんであろうと最高のパフォーマンスを発揮してくれることだろう。
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