レゴ スター・ウォーズ エリート・プレトリアン・ガード バトルパック 75225をレビュー! 最強の近衛兵
レゴ スター・ウォーズ エリート・プレトリアン・ガード バトルパック 75225は、エリートプレトリアンガードとファースト・オーダー ストームトルーパーのミニフィギュアが登場し、プレトリアンガードの訓練設備を組み立てることができるセットだ。
鮮烈な赤備えのエリートプレトリアンガードはかっこいいし、回るギミックやライトセーバーもある訓練設備は遊べる。斧やチェーン付きの武器など豊富な装備も魅力的だ。ここからはミニフィグや設備、武装などをレビューしていこう。
レゴ(LEGO) スター・ウォーズ エリート・プレトリアン・ガード バトルパック 75225
目次
- エリート・プレトリアン・ガードのトレーニングルーム! 見晴らしは最高
- 最強の赤備え! エリート・プレトリアン・ガードのミニフィグが登場
- エリート・プレトリアン・ガードの厳しい訓練! 決闘でレベルアップだ
- レゴ スター・ウォーズ エリート・プレトリアン・ガード 75225の総評
エリート・プレトリアン・ガードのトレーニングルーム! 見晴らしは最高
パッケージの表。夕日が見えるトレーニングルームにてエリート・プレトリアン・ガードたちが訓練したり、その戦いの行方をファースト・オーダー ストームトルーパーが見守る様子がプリントされている。
パッケージの裏。決闘トレーニングマシンの回転ギミックが紹介されている。
外箱を開封しているところ。中からは2つの袋と組立説明書1冊が出てくる。
ピース数は109。バトルパックシリーズの中でも簡素な部類に入るためピース数は少ない。
レゴのセットは大抵ミニフィギュアから組み立てるようになっている。ミニフィグを最初に作って彼らに組み立てを手伝ってもらおう。
最強の赤備え! エリート・プレトリアン・ガードのミニフィグが登場
ミニフィギュアは4体が付属。エリート・プレトリアン・ガードが3体とファーストオーダーストームトゥルーパーが1体だ。商品名になっているだけあり、プレトリアンガードがメインの構成になっている。
ミニフィグの後ろ姿。スミ入れしたようなタッチの黒い線によって背中に装甲のデザインがプリントされている。また、マスクの後ろも凹凸のある複雑な造形になっていることが分かるだろう。
エリート・プレトリアン・ガードのミニフィギュア。エリートプレトリアンガードはファースト・オーダーの最高指導者であるスノークを警護する精鋭部隊だ。劇中では『レゴ スター・ウォーズ スノークの王座の間 75216』でも再現された王座の間においてスノークを守護。
スノークを守るエリートプレトリアンガードは最大8人いて、ワラワラと大軍勢を成す部隊ではない。編成でいえば分隊くらいの規模である。彼らはとても鍛えられ、そして選抜されているから少数精鋭なのだ。高校野球でいえば智弁和歌山のような存在だろう。
近接戦闘を得意とするだけに、“強打”のプレトリアンといえる。もしプレトリアンの強打を浴びることがあれば、大量失点ならぬ大量出血は免れない。もしこちらが有利だっとしてもジョックロックが流れれば形勢は逆転してしまうだろう。
エリートプレトリアンガードは『レゴ スター・ウォーズ ダース・ベイダーの城 75251』においても登場しているインペリアル・ロイヤル・ガードの後継といえる組織でもある。ダース・ベイダーがいたころの銀河帝国時代、ロイヤル・ガードは皇帝パルパティーンを守っていた。それと同様、プレトリアン・ガードもカイロ・レンがいるファーストオーダーのスノークを護衛している。
さらにエリートプレトリアンガードはその任務だけでなく、服装の色もそっくりだ。頭の天辺から足の爪先まで赤色が支配している。その真田の赤備えのような真紅の姿は、プレトリアンガードを精鋭かつ威圧させる特別な存在たらしめているのだ。
レゴ(LEGO)スター・ウォーズ スノークの王座の間 75216
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レゴ エリートプレトリアンガードのミニフィグは5つのパーツで構成されている。マスクやヘッドパーツ、ポールドロンおよび肩当てのネックパーツ、ボディパーツ、レッグパーツの5つだ。その中でも特に目新しいのがマスクとポールドロンである。マスクの前面には複数のスジ彫りが精巧に施されており、背面も先述のようにメカニックなデザインを立体的に表現。
またマスクにはふたつのバージョンがあって、日除けの付いたものとストームトルーパーのようなツルツルのものがある。そのマスクのデザインの違いは明確だ。一目で違いが分かる。このモデルには3体のエリートプレトリアンガードが付属しているが、それらを並べても単調になることはないのだ。
エリートプレトリアンガードのような凝ったマスクなら3体とも同じ形状であっても不満はない。だが複数のマスクが用意されていることは変化を付けられるいう点においても、コレクション性においてもさらに嬉しい。
なお、このマスクの違いが何を示すのかは分からない。日除けのほうが強いのか、ツルツルのほうが強いのか、それともただのファッションなのか・・・見た目からすると日除けのほうが強そうには感じる。8人の中でも日除け付きはツルツルよりも人数が少ないことからも、エリート中のエリートと捉えることもできる、かもしれない。
レッグパーツはレゴ スターウォーズ スノークの王座の間 75216のスカートタイプと異なり、通常タイプの可動式となっている。通常レッグはスカートタイプよりも表現の幅が広い反面、重厚感はやや劣る。
スノークの王座の間 75216のプレトリアンはマスクが1種類だがスカートタイプで、このバトルパックはマスクが2種類だがレッグは通常タイプ・・・レゴは商売がうまい。全バージョンのプレトリアンを揃えるためにはスノークの王座の間 75216も必要になるのだ。
ちなみにエリートプレトリアンガードの構成人数は8人であるため、スカートタイプを揃えるついでにこのバトルパックを2つ買えば8人のエリートプレトリアンガードが集まる。スノークの王座の間 75216のスノークの周りに8人のプレトリアンを配置すれば、まさに映画に忠実なシーンを再現できるだろう。
レゴ(LEGO) スター・ウォーズ エリート・プレトリアン・ガード バトルパック 75225
レゴ(LEGO)スター・ウォーズ スノークの王座の間 75216
レゴ エリートプレトリアンガードはストームトルーパーが持つ銃のような飛び道具は使わない。主に近接武器を扱う。プレトリアンには4種類の武器が用意されているが、そのどれもがビームを放つものではない。振動斧、エレクトロ・スタッフ、ツイン振動ブレード、チェーン鞭・・・エリートプレトリアンガードの武器は近接戦闘用ばかりだ。
しかしその武器の豊富さやサイズによって迫力と豪華さがある。武器の長さや使い方などにもバリエーションがあるから、とても遊べる武装が揃っているのだ。
ファースト・オーダー ストームトルーパーのミニフィギュア。彼はいわゆる量産型で、ファースト・オーダーにおいて最もよく見かけ、このサイトでも多く登場している兵士だ。もはや彼の説明は不要だろう。ただなぜ今回エリートであるプレトリアンガードと一緒に彼ひとりだけが組み込まれてしまったのか、そこのところはよく分からない。だがおそらく、武術の腕前や武器の性能を試すためのやられ役要員として編成されたのだろう。彼には過酷な運命が待っているに違いない。
エリートプレトリアンガードが振動斧をお見舞いしているところ。振動斧はライトセーバーハンドル2つとライトセーバーブレードと刃で構成。武器の作りとしては以前レビューした『レゴ ニンジャゴー 闇の玉座での決戦 70651』のニャーが持つ槍に似ている。振動斧においてもニャーの槍のようにリーチを活かした戦い方ができるだろう。
刃の部分はプレトリアンが持つ近接武器のなかで最も幅があり、一撃の重さを感じさせる。この振動斧による打撃を受けたものはペシャンコになってしまうだろう。もしこの強打を受けても軽い打撲程度で済むものがいるとすれば、それはやられ慣れているストームトルーパーだけだ。
振動斧は先述の通り柄が長いため、もみ合っている場面では柄を押し付けて圧迫する攻撃も可能。重い装甲を身に付けたエリートプレトリアンガードからの圧力は相当なものだろう。やられる側はまるでベンチプレスを行っているような体勢になりながら耐えようとするが、やがて力尽きて押しつぶされてしまうのだ。
エレクトロ・スタッフおよびエレクトロ薙刀によって突きを繰り出したが、ストームトルーパーが避けたところ。やられ役のストームトルーパーだってたまには避ける。だって痛いもん。
一度避けられたから慌てて殴ったところ。エレクトロ薙刀は振動斧と同じ作りである。違うといえば刃の部分が丸みを帯びていることだ。武器名の通り薙刀の刃になっており、振動斧の刃よりも小振りなサイズ。そのため振動斧よりは打撃力は弱いが、軽い分取り回しがいい。薙刀を素早く振りやすいから、相手の攻撃を払ったり突いたりする使い方に長けているのだ。振動斧が一撃の威力が強みなら、このエレクトロ眉尖刀は手数で勝負する武器だといえる。
ツイン振動ブレードを突き立てているところ。ツインという通り柄の両側に刃が付いている。先ほどまでの振動斧やエレクトロ・スタッフと違い、ハンドルはひとつで柄が短い。他の武器が槍ならこれは短剣のようだ。刃も他に比べればこじんまりとしていて威力は低そう。
しかしながら小振りであるが故に圧倒的な取り回しの良さを備えており、相手の懐に飛び込んで急所を突く能力には優位性がある。素早い動きで両刃を使いこなされたら、対応することは難しいだろう。
チェーン鞭(ビラリ・エレクトロ=チェーン・ウィップ)を振り回しているところ。チェーン鞭はライトセイバーハンドルとチェーンと凶器で構成されている。作りとしては分銅鎖に似ているだろうか。ただ凶器の先端部分は分銅鎖よりも凶悪な感じになっている。より鋭利でよく刺さり、そしてすごく食い込みそうだ。
チェーン鞭の使い方としては打撃能力はもちろんのこと、テクニカルな使い方にも優れている。それは相手の武器にチェーンを巻きつけて動きを封じたり、チェーンの部分で攻撃を受けたり、相手のどこかを締め上げたり・・・考えただけで震え上がってしまうような多くの使い方が可能なのだ。
ある程度の遠距離攻撃と近接戦闘時の取り回しのよさという柔軟性においては、このモデルに登場する武器の中で一番優れているといえる。距離をとっている相手に向かって飛ばすもよし、相手に近づいてチェーンを活かした戦術をとるもよしだ。このチェーン鞭を使えば相手は距離感や戦い方に混乱するだろう。
振動斧とエレクトロ薙刀の刃の部分は取り外すことができる。柄の部分が折れたときや意表を突いた戦い方をするときは刃の部分を使おう。そうすれば剣や短刀のような使い方で継戦が可能だ。
エリート・プレトリアン・ガードの厳しい訓練! 決闘でレベルアップだ
レゴ エリートプレトリアンガードのトレーニングは訓練設備“バトルステーション”で行われる。バトルステーションには2つのターンテーブルや訓練ドロイドや武器ラックがあり、小さいながらも多くの機能を備えている。
好きな武器をチョイスしたり、研鑽を積むライバルと決闘したり、ドロイドを敵に見立てて戦ったり・・・エリートプレトリアンガードたちは効率的に配置されたこのバトルステーションで無駄な移動をすることなくトレーニングに集中できるのだ。
バトルステーションのターンテーブルは決闘用の設備である。ひとつのターンテーブルには一人のプレトリアンが乗り、もうひとつの回転台に乗った相手と向かい合う。そしてこのセット唯一のギミックが搭載されているターンテーブル2つを同時にベイブレードのように回すと・・・バシッ! エリートプレトリアンガードの武器同士がぶつかり合うように出来ているのだ。
例えば右のターンテーブルを反時計回りに、左のターンテーブルを時計回りに回せばお互いが攻撃を繰り出した形になる。逆に右の回転台を時計周り、左を反時計回りに回せば武器を引き合った形だ。このように時計回り反時計回りを交互に繰り返せばバチバチと火花散る激しい決闘シーンを表現できるだろう。さあ、ストームトルーパーのスタッドシューターが号砲を鳴らせば決闘開始だ!
バトルステーションの隅にはトレーニングドロイドがいる。訓練ドロイドは人間の上半身のような作りになっていて、左手にはライトセーバー、右手にはシューターを持つ。訓練ドロイドの左腕は上下左右に動かせるから、ライトセーバーを使えば対ジェダイを想定した訓練が行えるだろう。
なお、赤いライトセーバーはダースベイダーやダース・シディアスなどが持つライトセーバーと同じであるため、シスの暗黒卿の武器として流用することができる。シスの暗黒卿の誰かを二刀流にして豪華にするのもいい。
右手についているシューターはストームトルーパーが持っているような弾が飛び出すスタッドシューターではなく、アクセサリーパーツになっている。意外と作りが精密でかっこいいデザインだ。
レゴ エリートプレトリアンガードは近接戦闘のプロフェッショナルだが、時々は銃を使うのもいいだろう。ちょっとドロイドから拝借して、手近なストームトルーパーに狙いを定めよう。
訓練ドロイドの反対側の隅には武器ラックがある。ラックには赤い台と4つのクリップが備えられており、台にはスタッドシューターの予備の赤い弾を積み上げて置く。そしてクリップには振動斧やエレクトロ・スタッフ、ツイン振動ブレード、チェーン鞭といった武器を取り付けるのだ。ラックひとつで全ての武器を集中できるこの利便性、ファースト・オーダーにはニトリやイケアでもあるのだろうか。
武器ラックはバトルステーションから着脱できる。武器ラックはフラットパーツとポッチが組み合わされたパーツの上に設置されているため、簡単に外すことが可能なのだ。エリートプレトリアンガードが訓練に疲れてその場を動きたくないようなら、ラックを運んでいって武器を選ばせてあげよう。ラックは軽量だから容易に持ち運びできるはずだ。
レゴ スター・ウォーズ エリート・プレトリアン・ガード 75225の総評
これまで比較的高額なモデルにしか付属していなかったエリート・プレトリアン・ガードがバトルパックというお手頃なセットで登場したことは嬉しい。やはり赤備えの部隊というのはかっこよすぎる。装甲のデザインも豪華だ。さらにこのセットにはストームトルーパーもちゃっかりいるため、自然と一般兵を増やすことにも貢献してくれる。
またミニフィグだけでなく、多彩な武器やジェダイがいないにも関わらずライトセーバーまで付属することも魅力を高めている。施設に関しては歴代バトルパックの中においても質素な部類に入るものの、遊べるギミックを搭載していてツボは抑えているといえるだろう。
貴重なエリートプレトリアンガードにライトセーバー、そして一般兵がコレクションできるバトルパック・・・これは複数個買ってしまいたくなるはずだ。
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