レゴ ワンピース 海賊船 ゴーイングメリー号 75639をレビュー! 麦わらの一味のミニフィグも大集合
レゴ ワンピース 海賊船 ゴーイングメリー号 75639をレビューする。GM号の船長であるルフィやゾロといったお馴染みの有名キャラクターのミニフィグが付属し、海賊船ゴーイングメリー号を組み立てることができるセットだ。
レゴ(LEGO) ワンピース 海賊船 ゴーイングメリー号 75639
目次
- レゴ ワンピース 海賊船 ゴーイングメリー号 75639を開封!
- ルフィやゾロなど5体ミニフィグ化! ONE PIECEの主要キャラが勢ぞろい
- 海賊船ゴーイングメリー号がレゴに! ひつじの頭やキッチンもある
- レゴ ワンピース ザ・ゴーイングメリー パイレーツシップ 75639の総評
レゴ ワンピース 海賊船 ゴーイングメリー号 75639を開封!
レゴ ワンピース ザ・ゴーイングメリー パイレーツシップは、ネットフリックスの独占オリジナル配信作品となる実写版ドラマ『ワンピース』に登場するキャラクターやゴーイングメリー号を組み立てるセット。
いわずと知れた尾田栄一郎原作の日本の漫画およびアニメーション作品『ONE PIECE』のキャラと海賊船・・・ではなく、それを実写化したネトフリ版ワンピースがモチーフだ。
パッケージの表。メインモデルのゴーイングメリー号が大きく描かれ、バウスプリットに乗ったルフィ、みかんを持ったご機嫌なサンジ、マストの上から望遠鏡で遠くを見ようとするウソップ、2本の刀を傍らに置いて風を感じるゾロ、船体後方で舵を取るナミの様子も見ることができる。
また、ネットフリック版ワンピースであることを示す“NETFLIX ONE PIECE”の文字や対象年齢を示す10+、セット番号の75639、レゴのロゴ、航海図のイラストなども掲載。
パッケージの裏。船尾楼の開閉ギミックやサンジがいるキッチン、寝室と食料庫のオープンギミック、大砲の発射ギミックなどを紹介している。
パッケージの側面。
75639を開封するとレゴのパーツ10袋やクリアファイルのような帆、別添えのロープ用パーツ、マニュアル、シールなどが出てくる。ピース数は全1376。対象年齢は10歳以上で、小学校高学年からの組み立てが推奨される。
組立説明書は環境に配慮しているためか、レゴセットにおいて最近主流の紙袋に入ってる。
インストラクションはブックタイプで全264ページ。1000ピース超えのセットということでそれなりに厚みがある。
ルフィやゾロなど5体ミニフィグ化! ONE PIECEの主要キャラが勢ぞろい
まずはミニフィグからレビュー。75639には5体のミニフィギュアが付属する。ルフィ、ゾロ、サンジ、ウソップ、ナミの5人で、メインキャラクターが勢ぞろい。ミニフィグを一気に揃えられる。
モンキー・D・ルフィのミニフィグ。ワンピースの主人公であり、このセットに登場するゴーイングメリー号の船長だ。ミニフィグのモデルになっているのはルフィを演じた実写版キャストのイニャキ・ゴドイ・ハッソ。
麦わらのルフィはトレードマークである麦わら帽子、赤いベスト、デニム生地の青い半ズボンといったルフィらしい特徴が忠実に再現されている。5体のミニフィグが並んでいても、そのインパクトある麦わら帽子によって一瞬でルフィを見分けられるだろう。
ロロノア・ゾロのミニフィグ。麦わらの一味で3本の刀を持つ三刀流の剣豪だ。形状や色の異なる3本の刀の武器アクセサリーパーツが付属し三刀流を再現。ゾロを演じた日本の俳優・新田真剣佑がモチーフになっている。
ゾロの三刀流は両手で2本、そしてなんと、、、劇中完全再現の口にくわえた3本目!! レゴでもさすがに二刀流で妥協するかと思いきや、口にくわえるポーズもまさかの表現可能に。しかもこれはヘッドパーツを動かすことなく、後ハメできるネックパーツによって固定できる。全くこれは素晴らしい実現力だ。
ヴィンスモーク・サンジのミニフィグ。麦わらの一味で黒のスーツ姿が印象的な料理人だ。演じたタズ・スカイラーがモチーフ。75639においても自らが作ったピザやみかんといった食べ物と、フライパンや包丁といったサンジ由来の小物アクセサリーパーツが付属する。
ウソップのミニフィグ。麦わらの一味でパチンコを武器とする狙撃手だ。演じるジェイコブ・ロメロ・ギブソンがモデル。金色の望遠鏡とウソップ固有の武器であるパチンコを表現した緑色のアクセサリーパーツが付属する。
ナミのミニフィグ。麦わらの一味でゴーイングメリー号の航海士だ。ルフィと同じく固有のアイテムは持っていない。演じるエミリー・ラッドがモチーフ。
海賊船ゴーイングメリー号がレゴに! ひつじの頭やキッチンもある
ここからはゴーイングメリー号をレビュー。ゴーイングメリー号は漫画やアニメ、ネトフリのワンピースなどに登場する海賊船だ。レゴのゴーイングメリー号は高さ34cm、長さ39cm、幅20cm。帆の少なさから一見すると小ぶりに思えるかもしれないけれど、実際にはなかなかの迫力があるセットだ。
まずはひつじの船首像から。ひつじはルフィの特等席として有名で、75639においてもひつじの頭の天辺にある2つのポッチを活用して実際にルフィのミニフィグを乗せることができる。造形も劇中のひつじの特徴をよく捉えていて、シールも使いつつ再現度が高い。
またひつじの頭の下には大砲の発射口およびスタッドシューターがあり、船首楼甲板に搭載されたギミックによって砲弾を発射することが可能。
茶色いコーン状のトリガーを押し下げれば、ファイア~!!だ。敵の船が現れたらこの豪快発射ギミックを使って砲弾を撃ち込もう。
船首楼甲板には宝箱のアクセサリーパーツが。宝箱の中には輝く宝石がいっぱい・・・と思いきや、ほどよく色づいた骨付きチキンや赤いソーセージや何かの骨が入っている。どうやら宝箱ではなく食品箱だったようだ。蓋を閉じていてもおいしいにおいがしそうな、そんな誘惑の多いグルメボックスである。
さらに箱の周囲には緑色の瓶やオレンジ色のドリンクが入ったガラスジョッキが置かれ、すぐにでも飲んだり食べたり乾杯したりしてパーティーを始められそうな雰囲気だ。
また箱にはゾロの刀が立てかけられたり、
ゾロがそばでリラックスすることもあるようだ。どうやら彼のお気に入りの場所らしい。ゴーイングメリー号でゾロに会いたかったら、この箱近辺に張っているといいかもしれない。
箱が置かれている6×8の甲板は取り外しが可能。箱をつかんで持ち上げれば、隠れていた船体の内部を見ることができる。この場所はどうやら寝室のようだ。
寝室の壁にはシールによって表現されたロープや円形の窓がある。窓から外を眺めれば、船室にいても閉塞感を感じることなく過ごせるだろう。
寝室というだけあってもちろんベッドがあり、快適な睡眠環境を提供。ベッドのそばには脇に寄せられた白いタオルケットやクリアパーツによる置き型ライト、金色のカップ、そしてダンベル・・・ではなく巻かれた地図もある。
タオルケットを三角形の白いパーツで表現するのも巧みだし、くるくるした地図をダンベルパーツで表現するのもとても斬新かつ豪快だ。ライトは2つあるから、夜間でも寝室が暗すぎるということもないだろう。
この設備の行き届いた魅力的な寝室にアクセスするためには、帆柱のそばにある階段を使う。階段は4段だけだからあっという間に入室できる。
船体中央の甲板には木目のある樽とデッキブラシとハンマーのアクセサリーパーツが設置。また対角線上にはレンチもある。素早く手に取れる場所にあるこれらの気の利いたアイテムを活用し、ゴーイングメリー号の清掃や修理を行ってメンテナンスしよう。
船体中央の甲板の一部、先述の階段や帆柱のそばにある板は寝室の時のように取り外しが可能。茶色い持ち手をつまんで持ち上げると食品と手配書の倉庫が現れる。木箱の倉庫の中にあるのはリンゴやバナナ、木の実、チェリー、卵、ニンジン、クロワッサン、プレッツェルといったカラフルなフルーツや食料、そして4枚の手配書だ。
色とりどりのフルーツとパンを頬張れば、もう食欲大爆発。充実した食品ラインナップだけど、すぐに無くなってしまいそう。
“WANTED”と書かれた手配書はレゴ ワンピースシリーズ全体で全8種類。この75639のセットには4枚の手配書が付属する。“4枚”といって“4種類”といっていないのは、なんと手配書が“重複”することがあるからだ。
レゴ ハリポタシリーズの肖像画でも採用されているランダム性や収集性のある要素とはいえ、2万円以上する高額セットで被る可能性があるというのはとてもデンジャラス。8種類もの手配書をコンプリートするのは最初から難しいといっても、これではさらに困難になるだろう。写真の通り、筆者も見事に1枚被った。
レゴ社もだいぶ課金圧を高めているように思える。そこは残念な点だ。気持ちよく4種類揃えさせてほしい。。。もしこれが3枚4枚と被ったとしたら・・・考えるだけで恐ろしいことだ。
ここまで手配書について懸念を書き連ねたものの、プリントのクオリティ自体は素晴らしい。表情豊かだし、手配犯によって懸賞金額が異なる芸の細かさもある。手配書によっては文字のかすれ表現もあって特別感もグッド。よりコレクション性を高める描写が豊富に盛り込まれた魅力的な手配書だ。
倉庫のそばにある中央の階段を降りてドアを開けるとそこにはキッチンが広がる。75639において最も広く、アイテムや家具が豊富なのがこのキッチンだ。
サンジ専用ともいえるこの厨房は金色の蛇口の手洗い場、ピザ、包丁、塩と胡椒、瓶に入ったフォーク、複数の銀皿、フライパン、ボトル、シンクなどを揃える。
シールによってポットやビン、ティーカップ、食器棚なども補足され、情報量の多さと充実環境を表現。
さらに青いテーブルと2色のソファも完備。テーブルには切られたみかんが載ったお皿とコップが置かれ、ティータイムの準備は万全だ。料理の腕前を披露するもよし、ピザやミカンの味を楽しむもよし、ソファでくつろぐのもよし。やりたいことが何でもできる、まるで豪華客船のスイートルームだ。
なお厨房のドアにも魅力がある。単純な板だけのドアではなく、白い窓枠付き。レゴのドアパーツとして目新しく、おしゃれ感もアップだ。
甲板の階段を船尾に向けて登っていくと船尾楼甲板にアクセスできる。
階段は手すりの作りがとても凝っていて、見どころのひとつだ。その上品な雰囲気は、ここに手を置くだけで貴族になったような気分にさせてくれるかもしれない。
船尾楼甲板には船長もしくは航海士が舵を取るための棒が設置。そう、ゴーイングメリー号はハンドルではなく棒状の舵柄で舵を取る。これまでのレゴの大型船セットを含め、ハンドルおよび舵輪によって舵を取る船がほとんどの中、これは特徴的な要素だ。
ゴーイングメリー号の航海士といえば海図に強いナミ。この棒の取ってを巧みに操ってゴーイングメリー号での冒険を強力サポートしてくれるはずだ。
前述の操舵を行うブリッジの奥にある船尾のラウンジではみかんの木を栽培。オレンジ色のラウンドパーツによって再現された蜜柑がかわいい。とても簡素でデフォルメ化された作りながらうまく特徴を掴んでいる。レゴのゴーイングメリー号における癒しスポットといえそうだ。
前述のみかんの木がある船尾楼には75639において最もセンスのあるギミックを搭載。なんとスライドすることで船尾楼を取り外すことができるのだ。これまでのレゴの海賊船ではスタッドの少ないほとんどタイルのパーツを活用して持ち上げやすくする方法をとることが多い。しかしゴーイングメリー号はスライド方式。センスと面白味のあるギミックが採用された。
船尾楼を展開すると様々なアイテムが配置。ケチャップ、コルク式の瓶、何かが入ったバッグ、潜望鏡、瓶に入ったスプーン、バケツだ。調味料や食器、航海に便利なアイテムなど多種多様な道具が揃えられている。
ゴーイングメリー号のメインマストの横帆。ルフィと同じ麦わら帽子を被り、ホラーマンのようにコミカルな雰囲気のドクロマークがプリントされている。このドクロマークの存在感は絶大で、一目見ればゴイングメリー号だとすぐに分かるだろう。
前述の横帆を固定しているメインマストおよび帆柱。左右には4本のロープが張られ、これを足がかりにメインマストを登ったり下りたりできる。でもロープがとても長く、しかも横渡の綱がないため足場が不安定になりがち。体が揺さぶられて腕にかなりの負担がかかりそうだ。まるでSASUKEのファイナルステージで壁を登るようなタフさが必要になるかもしれない。
ステージをクリアしてロープを登り切ると、一番高いところにあるのがクロウズネスト。日本語に直訳するとカラスの巣になる。ウソップはこの監視塔で望遠鏡を覗き込み、カラスの巣の高さを活かして海を遠くまで見ることが可能だ。また、ドクロマークの小さな黒い海賊旗が付帯。高所恐怖症でなければ、海の様子を一望できる最高の絶景スポットといえる。
ゴーイングメリー号には先述の横帆の他に縦帆もある。ミズンマストの三角帆だ。三角帆は赤色とベージュのストライプで、横帆のようなドクロマークはない。
ゴーイングメリー号の錨。短い鎖付きで船体の側面に軽くホールドできる。ゴーイングメリー号を海上で固定したいときはこのアンカーを下そう。
船尾の舵。現実では舵棒と連動して動く仕組み。ただ今回のゴーイングメリー号にはそういった連動ギミックまではない。この舵は船体とボールジョイントで接続されているため、やや安定性に難があるか。
レゴ ワンピース ザ・ゴーイングメリー パイレーツシップ 75639の総評
75639は再現度の高いゴーイングメリー号を組み立てるという、夢のような体験を実現してくれたセット。これまでもソニックやマリオなどとコラボしてきたレゴだが、今回も特別なマンガのそれもゴーイングメリー号をレゴブロック化。素晴らしいチョイスだ。海賊船の作りも一捻りあって、他の海賊船を数多く組み立ててきた猛者たちにもマンネリさせない。
さらに代表的かつ圧倒的な知名度を誇る超有名な主要キャラクターたちがミニフィグ化されたのも嬉しい。日本人にとって、ルフィやゾロといった麦わらの一味を手に入れることができるのはより特別な感情を抱かせる。個性豊かなキャラクターたちとギミックや船室やアイテム満載のゴーイングメリー号でどう遊び尽くそうか・・・。想像力が止まらなくなるベストコレクションだ。
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