サンタクロースがやってきた! レゴ シティ 60133の最終日

• 2016年12月27日
• レゴ シティ

24日間のカレンダーもいよいよ最終日。聖夜にやってくる太っ腹な魔法使いがついに登場だ。レゴ シティ アドベントカレンダー2016の24日目をレビューする。

箱の右下から袋を取り出す。

ヘッドや帽子、ひげ、上半身、レッグ、袋、コップの全8パーツ。ヒゲがひとつ余るので、手持ちの赤いミニフィグにヒゲを生やしてサンタを増やすのもいいかもしれない。

上半身とヘッドの間にたっぷりの白い髭を挟み、赤いナイトキャップを被らせ、手にコップと袋を持たせれば、サンタクロースのミニフィギュアが完成。まさにサンタというおなじみの出で立ちだ。

上半身にはもくもくとした白い縁取りの赤い服を着て、その上から穴が4つ開いたピンバックルの黒いベルトをしている。サンタにはベルトを服の上につける派と下につける派がいるが、彼は前者のようだ。

髭はシェービングフォームのホイップや生クリームを絞ったような造形で、目の部分を残し顔のほとんどを覆っている。サンタたるもの、見事な髭を蓄えなければならないのだ。もちろん口元も隠れるのだが、レゴに手抜きはない。ヘッドパーツにはちゃんと笑顔がプリントされている。髭をつけているときは真剣な表情に見えるが、愛嬌のないサンタではない。俺んとこには仏頂面のサンタが来たと思わないでほしい。本当は髭の下で笑っているのだ。

ナイトキャップおよびサンタ帽は白とグレーの2層になった眉にかかるように被っている。白い縁取りは大きめにとられていて、円錐形の赤い部分の先端には毛玉がついている。そしてサンタたるもの、帽子が倒れていなければならない。しかし、ただ倒せばいいというものでもないのだ。真後ろに倒してしまってはいけない。きちんと右の真横よりやや後ろの位置に垂らさなければ。もちろん彼もそれをマスターしている。帽子の折り方、よれ具合・・・彼のたしなみは完璧なのだ。世界中の人々から期待と憧れを抱かれるサンタだからこそプロフェッショナルであらねばならない。それゆえの細部にわたる気配り・・・サンタのこだわりには感服させられてばかりである。

手にはプレゼントを入れた茶色の袋を持つ。サンタは重量感のある大きな白い袋を肩に担いでいるイメージが一般的だろう。だが、今回のサンタは丸鶏のローストチキンみたいな形の小ぶりな袋をワンハンドスタイルで持っている。けっこう軽そうだ。袋はあまりプレゼントが入らないようなサイズ感であるが、おそらくサンタの力でコンパクトに収納しているのだろう。もしくはドラえもんの四次元ポケットシステムなのかもしれない。

もう一方の手には赤いマグカップを持っている。見たところ350mlは入りそうだ。サンタは世界中を飛び回っているので、しばし休息をとることがある。そのとき、栄養のあるあたたかい飲み物をたっぷりと飲んで力を蓄えるのだ。

サンタの後ろ姿。背中側にはペイントがなく、鮮やかな赤色が広がっている。

22日目の犬と23日目のソリを組み合わせた犬ぞりにサンタクロースが乗っている。これまで犬ぞりの運転席は空席であり、乗り手の登場が待たれていた。すでに察していたかもしれないが、犬ぞりの操縦者はサンタだったのだ。

氷の上でサンタが犬ぞりに20日目のクリスマスプレゼントを積み込んでいる。ふたつのプレゼントのどちらかは犬ぞりの後部に乗せることが可能。前回不明だった金色のパーツのポッチはプレゼントをはめるためのものであった。

20日目、22日目、23日目、そしてこの24日目という4日分のセットを組み合わせることで、サンタとソリの最終形態がここに完成。少しずつソリが豪華になっていく様子はとてもワクワクするものだった。さあ、全ての支度が終わったら、一夜の長い旅に出発しよう。

世界へ向けてテイクオフ! トナカイではないので空を飛ぶことができるのか、実のところは分からない。だがそこはアラスカン・マラミュートのポテンシャルを信じて飛べると思いたいのだ。