レゴ 4コマ漫画「ブルーバードを捕まえろ! 帝国のヘッスラ篇」
チューバッカと帝国の雪合戦から3日後、ノウコンの部隊には珍妙な任務が与えられた。なんと、ある惑星のタウンハウスに出没するというブルーバードを捕獲しろというのだ。ノウコンはこのあまりに珍妙なミッションを訝り、上官にその真意を尋ねたが・・・上官は答えてはくれなかった。ただ一言、“知らないほうが君のためだ”。
ノウコンは直感した。上官が口を閉ざすほどの事案と言えばひとつだ。そう、“デス・スター フォーセス計画”に関係しているとしか考えられない。これはたいへんなことになった・・・とノウコンは思った。ミッションのスケールがスケールだけに、自身の進退問題に発展することが明らかだからだ。
ミッションが成功すれば昇進。だが失敗すれば・・・よくて降格だ。失敗の許されないノウコンは、この重要なミッションを確実に遂行するため、ある男を送り込むことにした。それはストームトルーパーのマッツ・ジューヌだ。マッツは精鋭揃いのストームトルーパーの中でも特に優秀で、“嵐のヘッスラマン”の異名を持つ。ノウコンはなぜだかこの異名にピンときた。この任務を託せるのはコイツしかいない───
命を受けたマッツはある惑星に上陸した。直ちにタウンハウスへ向かうと、3分とかからず対象のブルーバードを発見。ブルーバードはタウンハウスの庭近くにいた。だが庭のベンチにはサラリーマンが座っており、捕獲劇を展開すれば怪しまれる恐れも。これは極秘任務だ、大事になることは避けなければ・・・。マッツはサラリーマンに気づかれないよう慎重に、よちよち歩くブルーバードを捕まえるべく、姿勢を低くして近づいていく。
3歩ほど接近したところで、庭のベンチに座るサラリーマンから牽制のような視線を感じたマッツは、走者がベースに戻るようにさっと木に身を隠す。まるで忍者のような素早さだ。
サラリーマンが前を向き、“注意が逸れた”と思ったマッツは勝負に出る。ピッチャーの投球フォームを盗んだように走り出し、ブルーバードに飛びついたのだ。まるでこれを決めれば1000盗塁となり、殿堂入りを果たせるかのような渾身のヘッスラだったが・・・
サラリーマン「ちょっ、ちょっと君~ なーにをしとるんだ・・・」
マッツは見つかってしまった・・・
マッツ「ちっ・・・見つかっちゃって俺はブルーハート、だぜっ。」
サラリーマン「・・・・・・」
マッツ「このミッション成功しないとノウコンさんが左遷されるんだよ?」
サラリーマン「知らんがな・・・」
マッツは痛恨の失敗をしてしまった・・・かに思えたが。。。この物語は意外な方向へと進んでいく───
登場したもの・・・以前レビューしたレゴ クリエイターの台形の窓がオシャレなタウンハウス、ガーデンベンチの庭、レゴ スター・ウォーズのストームトルーパー、ほか街角のデリ、おもちゃ屋と町の小さなお店。
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