至高のギミック! レゴ スター・ウォーズ ダース・ベイダーの誕生 75183をレビュー

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レゴ スター・ウォーズ 75183 ダース・ベイダーの誕生は、ダース・ベイダーやシーヴ・パルパティーン、アナキン・スカイウォーカーのミニフィギュアと、ベイダーを誕生させる設備を組み立てることができるセットだ。銀河帝国の重要キャラクターが揃う点と、凝りに凝ったベイダー誕生のギミックが魅力。ここからは、レゴ スター・ウォーズファンには堪らないベイダーのミニフィグから洗練されたギミックまで徹底的にレビューしていこう。

完全密閉のベイダー! ライトセーバーの珍しいパルパティーンも

ダース・ベイダー、パルパティーン皇帝、アナキン・スカイウォーカー

ミニフィグは3体が付属する。暗黒面に身を置くダース・ベイダー、パルパティーン皇帝、アナキン・スカイウォーカーの3人だ。パルパティーンとベイダーは銀河帝国のトップとナンバー2であり、このセットだけで帝国の上位2人が揃うことになる。また、ベイダーとアナキンは同一人物であり、見た目は違えど同一キャラが同じセットに付属するというレゴにおいては珍しいケースである。

アナキン・スカイウォーカー

アナキン・スカイウォーカー。顔中にやけどの跡がプリントされている。また上半身の黒い服は大きく破れ、こちらも火傷の跡が露に。長ズボンは足の先までプリントされておらず、ズボンの裾が切れ端のようにヨレているため、丈が短くなっているとわかる。ベルトも歪み、まさに傷だらけの姿だ。アナキンはなぜこんなにボロボロなのか。それはSF映画「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」の終盤において師匠であるオビ=ワン・ケノービとの戦いに敗れて深手を負ったからなのだ。

アナキンは後姿にも傷

このようにアナキンは後姿にも傷が表現されている。さらに彼はリバーシブルヘッドでないにも関わらず、ヘッドパーツの裏にもキズがプリントされるという徹底ぶりだ。レゴのミニフィグにしてはダメージ表現が多いように思えるが、これも後のベイダー誕生を印象的なものにするためなのだろう。

ダース・ベイダー

ダース・ベイダー。レゴスターウォーズファンのみならず、世界中から人気を集める銀河帝国のエースである。ヘッドパーツは前述のアナキンと全く同じものが使用され、機械化した体には黒いスーツを着て、デュラスチール製の胸部装甲、胸部の制御パネルやベルトのバックル、ベルトの右にある温度調整装置、左にある呼吸センサーといった生命維持装置などがプリントによって再現。そして肩には黒いマントを羽織っていて、このマントはとても柔らかい素材で出来ている。これまでの不織布のような薄っぺらくパリパリした肌触りではなく、しっとりしていて綿100%のように滑らかなのだ。ベイダーにふさわしい、とても上質感があるマントだと言えるだろう。

真の姿になったダース・ベイダー

呼吸用マスクおよびヘルメットを被り、真の姿になったダース・ベイダー。どこから見ても肌色が見えず、黒で覆われている。そう、ベイダーといえばこのように肌が露出することなく、完全に黒い色で覆われているもの。そしてそれはレゴにおいても忠実に再現されている。ヘルメットを上から被せるだけでは顎や首が見えてしまうが、ヘッドパーツの下にヘルメットの一部(6112162)をはめておき、ヘッドパーツの上からはめたヘルメットの大部分と合わせることによって、肌が露出することのない密閉を実現しているのだ。上と下のパーツが合わさり一つのヘルメットとして成り立つ様子は、はめている自分がまるでベイダーの生命を維持する機械そのものになったかのようである。

武器はライトセーバー。ダース・ベイダーの誕生ということで、ライトセーバーが付属しないケースも考えられたが、レゴはきちんと付属してくれた。そしてそのライトセーバーからはもちろん赤い光刃が放出される。

エンペラー・パルパティーン

エンペラー・パルパティーンおよびダース・シディアス。アナキンをダークサイドへと導いた銀河帝国のトップである。ヘッドパーツにはジャダイのメイス・ウィンドゥとの戦いによるものか、それとも元々そういう顔だったのかは分からないが、シワが深く刻まれた顔がプリント。その顔は黒いフードで覆い、黒いユニフォームを着て、前述のダース・ベイダーと同じふんわりとした黒いマントを羽織る。そして武器はライトセーバー。雷撃を好むパルパティーンがライトセーバーを持っていることは珍しく、レゴにおいても雷撃が付属することが多いことから、このセットのパルパティーンは希少なバージョンだといえるだろう。また、ライトセーバーの柄は金色になっており、銀河帝国の頂点にふさわしい特別感を醸し出している。ライトセーバーを嫌うパルパティーンだが、柄はゴールドにしているところはちゃっかりしていて面白い。ただ、パルパティーン専用ライトセーバーが付属する代わりに雷撃のフォース・ライトニングのアクセサリーパーツが付属しないことは少々残念ではある。

パルパティーンはリバーシブルヘッド

パルパティーンはリバーシブルヘッド。口を閉じた顔を180度回転すると、歯を見せてさらに怒ったような表情の顔にチェンジすることができる。

2体の医療ドロイド

ミニフィグではないが、2体の医療ドロイドも登場。これから運ばれてくる重傷者を治療する機械の名医たちだ。左の大型医療ドロイドは6つのアームがあり、それぞれのアームには大手術を行うための医療器具をひとつずつ持っている。医療器具はひとつとして同じ形のないバラエティに富んだアクセサリーパーツによって表現されており、その形は少々物騒な雰囲気だ。やはり繊細かつ豪快な手術になるのだろう。また、大型医療用ドロイドの両側面には2色のライトが備えられ、手術中に明かりが必要な場面でもバッチリ対応できるのだ。

右の小型医療ドロイドは2つのアームがあり、それぞれのアームには前述の大型と同じく医療器具を掴んでいる。こちらの小型のほうは、据え置き型のような形状の大型医療ドロイドの下半身と異なり、人のような足を持っていてヒューマノイドに近い印象。ただ後部からアームの形をした尻尾あるいは足のようなものが備えられているため、一概に二足歩行ロボとは言えないだろう。

医療ドロイドはアームやライトなどを動かすことができる

医療ドロイドはアームやライトなどを動かすことができる。大型は6つのアームと2つのライト、小型は2つのアームと後部の尻尾を上下に動かせるのだ。特に小型のほうは尻尾の角度を調節して体を支えれば、大きく仰け反ったポーズを取ることもできる。この尻尾によるポージングはベイダーのフォースによる映画のワンシーンを再現する際においても活かせるだろう。

つまみで動かす! ヘルメット装着までの一連のギミックがすごい

アナキンを治療する設備

アナキンを治療する設備。8つのベースが円になるように接続され、設備を上から見るとクリスマスリースのような輪になっていることが分かる。8つのベースのうち4つには治療台や医療ドロイドなどが配置、あとの4つは同じ形をしたフリースペースだ。

患者を乗せるテーブル

患者を乗せるテーブル。設備の6時の方向に配置される。このテーブルには2体のミニフィグを乗せるスペースがあり、上の写真のようにアナキン・スカイウォーカーとダース・ベイダーを背中合わせに乗せておくのだ。こうすることによって後に解説するテーブルの回転ギミックにより、アナキンとベイダーを入れ替える手間なくビフォーアフターできる。

アナキンとベイダー

アナキンとベイダーを乗せ、アナキンのほうを施設の6時の方向へ向けたところ。まず最初にアナキンを治療するため、初めはこの形になる。

テーブルを動かすギミック

シスが左手で示しているのがテーブルを動かすギミック。アナキンとベイダーを乗せたベースの中には、7つのテクニックパーツによって構成された複雑なギミックが仕込まれている。そのギミックをこの飛び出した“つまみ”を動かすことにより、テーブルに直接触ることなく動かすことができるのだ。

テーブルが後ろに

先ほどのつまみを引くと・・・テーブルが後ろに倒れ、アナキンが仰向けの状態になる。その動作は美容室の席のようにスムーズだ。

凄まじい手術

仰向けになったアナキンは手術ごろ。すぐに2体の医療ドロイドが近づき、ガガガッ!ドドドッ!キュイーキュイー!っと大手術が始まる。医療器具を見る限り凄まじい手術が行われることは想像に難くないが、それは考えまい。

サイボーグ化されたアナキン

手術が無事終わったら、先述の“つまみ”を回そう。180度回転してサイボーグ化されたアナキンに入れ替えるのだ。

もうひとつのギミック

ベイダーの機械化が完成したら、次はもうひとつのギミックを仕込む必要がある。今テーブルに横たわっているベイダーに足りないもの・・・そう、ベイダーの“真の顔”とも言うべきヘルメットだ。施設の12時の方向にはヘルメットを間接的に装着するための装置が備えられている。

装置を持ち上げる

まず装置を持ち上げる。

ダンパー

次に装置の先端にある2つのダンパー(4198367)の間にベイダーのヘルメット(6112160)をはさむ。今はさむと言ったが、このはさむというシステムが一連のギミックに面白みを与えている要素のひとつなのだ。ダンパーはプラスチックのような硬い素材で出来ているわけではなく、ゴムのように柔らかい素材で出来ている。そのため“はめる”のではなく“はさむ”ことによって、クリップにはさまれた紙のようにヘルメットを固定できるというわけだ。ただ、面白味にも多少のデメリットはある。それはベイダーの頭の位置と合うようにヘルメットを固定することが難しいという点。これも面白味のひとつだと思って経験や慣れによってカバーする必要がある。

装置を伸ばす

ヘルメットを良い位置に固定できたら、装置を伸ばしていこう。その先にはベイダー誕生の最終局面を待つアナキンの頭があるはずだ。

ダース・ベイダーの誕生

装置を最後までしっかり押し込み、アナキンのヘッドパーツにヘルメットを装着しよう。そうすれば、ついに“ダース・ベイダーの誕生”である。

フォースによって吹き飛ばす

壮大なギミックによって誕生したベイダー。だがそんな彼には深い悲しみが待っていた。パルパティーンから妻である最愛のパドメが亡くなったことを聞かされたのだ。パドメの死を知ったベイダーは感情が爆発、周囲の医療ドロイドや柱をフォースによって吹き飛ばす・・・。これはSF映画「スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐」の最終盤において登場したシーンであるが、このセットではなんとその場面も再現できるのだ。

大型医療ドロイドが倒れる

施設の9時の方向にある“つまみ(4211375)”の左右どちらかを降ろせば・・・大型医療ドロイドが倒れる。これこそまさにフォースの威力だ。

ライトセーバーを取り付けた柱

3時の方向にある、ベイダーとシス卿のライトセーバーを取り付けた柱も・・・

ベイダーのエネルギーによって傾く

ベイダーのエネルギーによって傾いていく。

レゴ ダース・ベイダーの誕生 75183の総評

ダース・ベイダーが付属していながら比較的低価格で入手できるセットである。ダース・ベイダーを初めて手に入れる方はもちろん、複数所持したい方にとっても待望のセットだ。さらに、銀河帝国のトップであるシスの暗黒卿も付属しており、ベイダーと合わせてこのセットだけで帝国最強の2人が揃うのも嬉しい。また、テーブルの前後回転からヘルメット装着までの一連のギミックの複雑さはまさに至高。設備に設置されたドロイドや柱を倒すギミックも芸が細かい。ミニフィグ豪華、ギミック満載。まさに現行のスターウォーズシリーズにおいて最強のセットのひとつであるといえるだろう。

レゴ(LEGO)スター・ウォーズ ダース・ベイダー の誕生 75183

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